早速株を、初めて行きたいということネット証券は一体のように選べば良いのか…
そんな疑問に本日は答えて行きたいと思います。
はじめまして、株アカデミーの小野寺です。本日はネット証券について詳しく掘り下げてまいります。
尚当セミナーでオススメしているネット証券会社は下記となります。
■■■ 目次 ■■■
ネット証券比較ランキング2017概論:おすすめな理由
ネット証券会社は、これまで証券会社としては一般的だった対面営業をしないということが一番の特徴です。
そのため利用者を集めるのも営業ではなく、つり革広告やネット広告を使っています。実店舗をもたず、営業員もいない分、投資家の方へサービスとして還元することができています。
対面にこだわらず、自分で情報を取捨選択できる投資家の方にとっては非常におすすめです。
ネット証券会社を利用することによって、手数料は圧倒的に安くなり、どの時間でも、どこにいても取引ができるようになります。
また対面営業がないからといって、何も投資に関する情報が得られないわけではありません。
ネット証券会社はどんどん増えてきており、その差別化として通常であれば有料の情報もネット証券会社を通して取得することができます。会社四季報やアナリストレポートなど販売されているものが口座を持っていると無料で利用できます。
メリットの大きなネット証券ですが最近は多くの会社が参入したこともあり、選ぶのに迷うと思います。そこでより具体的にネット証券を選ぶポイントについて解説します。
ネット証券比較ランキング2017概論:選ぶポイント①手数料
株取引には手数料がかかります。昔は一定の手数料だったのですが1999年に自由化され、証券会社ごとに自由に手数料を設定できるようになってきました。
ネット証券の場合、その差はだいたい数十円から高くても200~300円程度に収まっています。そのためあまり差がないように感じるかもしれないですが、投資の手法によっては大きな差が出てくることになります。
たとえば、51~100万円までの株式売買手数料が800円のA社と、
400円のB社があったとします。その差は400円です。
100万円に対して400円の差であれば0.04%。誤差の範囲に思えるかもしれません。
ですが3ヶ月間で株式の売り買い合わせて100回取引をしたとすれば、
手数料だけで40,000円の差が出来てしまうことになります。
では単純に手数料が安ければいいかというと、ここだけで判断すると失敗します。
実はA社には「一律定額制」という手数料の設定がされていたとしましょう。1日にどれだけ取引をしても手数料は2,000円とします。
1回でも5回でも10回でも2000円です。
B社で100万円の資金を単純に10回取引すると4000円の手数料がかかり、1回あたりで考えるとA社の方が高かったのに、複数回取引を行うとB社の方が高くなってしまいました。
ここからわかるようにあなたがどの投資スタイルを選ぶかによって手数料の見るべきポイントが違ってきます。1日に何度も取引するようなデイトレーダーであれば一律定額制のサービスを提供している証券会社に絶対にするべきです。
ですが、一般的な投資家であれば単純に手数料のポイントでみれば安いところを選べばいいです。たかが数百円と侮ることなく、手数料は丁寧に比較してキャンペーンなども合わせて得になるところを選ぶようにしましょう。
ネット証券比較ランキング2017概論:選ぶポイント②サポート
特に株式投資に初めて取り組むなら、使う使わないは別にしてサポートが充実している方が万が一のときの安心感が違います。
困ったことがあってもなんとかなる、という気持ちは取り組み始める一歩目には重要です。
はじめてのことでは簡単そうに見えることでもわからなくて不安に感じたり、設定がうまくいかなかったりトラブルが起きることがあります。だからといってそこでやめてしまってはもったいないです。
サポートの例としては、オペレーターが直接対応してくれるコールセンターが代表的です。
困ったことがあればまずはコールセンターに電話して解消させることができます。ほかにも、初心者の方を対象にした無料セミナーが開催されていたり、本当に重大な問題がおきたときのための出張サポートを提供しているネット証券会社もあります。
ネット証券のログイン方法を忘れてしまったり、システムダウンしてしまったりする万が一のときに備えて、あなたが初心者であっても上級者であっても「電話注文の可否」については必ずチェックしておきましょう。
ネット証券会社は基本的にはアプリやブラウザ上で株式取引を行いますが、
従来の用に電話での取引もサポートしているところがあります。
ほとんどのネット証券会社ではこのサービスはついていると思いますが、対応時間にばらつきがあります。
サポートのあるなしだけでなく、
対応受付時間や解決までにかかる日数などを確認して安心感のあるところを選ぶようにしましょう。
ネット証券比較ランキング2017概論:選ぶポイント③機能性
ネット証券は投資家のために様々なツールを用意しています。どの証券会社も基本的なチャートや板表示は標準で設定されていて差はありません。ですが、逆指値やOCO注文、往復注文のような特殊な注文方法になると会社ごとにできるできないが変わってきます。
また同じ注文方法だったとしても会社ごとにその呼び名が違うことも多々あります。
そしてブラウザ上だけでなく実際にダウンロードして使う有料ツールも提供されていて、
そうしたツールも取引回数や金額によっては無料で利用できる場合もあるので、
できれば口座を開設する前に、あなたの考えている取引金額や取引手法に合わせて確認してみましょう。
特に同じ機能を備えていたとしても、人によって使いやすさは違います。どれだけ多機能でもこれから先、使わないのであれば意味がありません。
うまく使いこなせるかどうかで今後の取引の勝敗も大きく影響してくることでしょう。ですので、「あなたにとって」使いやすかったり、機能として必要十分だったりするツールを提供しているかどうか、という視点でネット証券会社をみていきましょう。
ネット証券比較ランキング2017概論:選ぶポイント④NISA口座
2013年末まで、株式の売却益や配当にかかる税率を20%から約10%に引き下げる
「軽減税率」という制度がありました。これが2014年に廃止されたことで、そのかわりに新しく導入されたものがNISA(少額投資非課金税制度)です。
貯蓄から投資へをスローガンに長期で株を保有してくれる投資家を増やすことを目的としたものです。
そして長期での投資を目的としていることもあって、NISA口座は一度開設すると1年間変更することができません。
またNISA口座といわれるように、通常の株式投資で行う証券口座とは別に専用の口座を作る必要があります。ですので、通常の株式投資はA社で、NISAはB社でという投資方法も可能です。
NISAは「少額」とされているだけあり、1年間の上限は120万円です。
非課税期間は5年ですが、非課税となる利益に上限はありません。そのためNISAで投資する金融商品はできるだけ値上がり益が大きいものがいいでしょう。
証券会社によって取扱商品が違ったり、
買付手数料無料や現金プレゼントのようなNISA専用キャンペーンが展開されていることもあるのでより集中して証券会社を比べるようにしましょう。
ネット証券比較ランキング2017概論:選ぶポイント⑤限定キャンペーン
ほとんどのネット証券では口座開設や口座開設後の入金、もしくは指定額以上の取引実績によってキャッシュバックやプレゼント、手数料無料などの特典を準備しているキャンペーンを展開しています。
これはタイミングにもよりますが、何もキャンペーンがない状態で口座を開設して取引するよりも数万円単位で得することも稀ではありません。
特に手数料無料やキャッシュバックがされる場合、デイトレーダーの方にはありがたい特典です。
こうしたキャンペーンはネット証券会社によってももちろん違いますし、
同じ会社であっても時期によっては全く違うことがあります。キャンペーンだけを軸に選ぶわけではないですが、せっかくならお得に口座開設した方がいいことに変わりはありません。
もし同じような条件のネット証券会社の開設で迷っているのなら、最後のひと押しとしてキャンペーンの違いを見てみるのがいいです。
最初からキャンペーン重視でネット証券会社を比較してしまうと、あとから「あっちの口座にしておけばよかった。」と後悔するかもしれません。
ジャンル別おすすめネット証券比較ランキング2017
ここまでネット証券を選ぶポイントについてお伝えしてきました。ここからは実際にそれぞれジャンル別と初心者・中級者・上級者とに分けておすすめのネット証券会社を紹介します。
ジャンル別おすすめネット証券比較ランキング2017
NISA、チャート、スマホ対応、取扱商品の4つのジャンルでそれぞれおすすめのネット証券を紹介します。
1.NISA口座
NISA口座でおすすめはSBI証券です。国内4取引所すべての銘柄が取引可能で売買手数料も完全無料です。海外株も9カ国取引できて、NISA口座としても人気です。
2.チャート機能
チャート機能のジャンルでおすすめはカブドットコム証券です。提供されているチャートソフト「ウルトラチャート」は合計40種類のテクニカル指標を搭載した分析力が高く、カスタマイズ性もあります。
3.スマートフォン対応
今はパソコンだけでなく、スマートフォンからでも取引ができるようになりました。各社アプリも出していますがその中でのおすすめは楽天証券です。
楽天証券のスマホアプリならトレンドラインが描写でき、チャートを見やすく出来ます。ニュースもカテゴリで整理されているので、欲しい情報をすぐに見つけることができます。
パソコンがいらないのではないか、と思わせてくれる使い勝手の良いアプリです。
4.取扱商品・銘柄
ここでもおすすめはSBI証券です。国内株式だけでなく、海外株式は9カ国、
さらに債権や投資信託と取引商品が豊富です。
IPOの取扱数も大手証券会社を抜いてトップクラスで、投資先に迷ったときはSBI証券の口座を使っていれば何かいい銘柄を見つけられます。
「初心者」におすすめのネット証券比較ランキング2017
初心者の方はまず「取引に慣れる」ことが大切です。そのため、ネット証券会社は手数料の安さを基準に選ぶのがいいでしょう。
1位 松井証券
松井証券の一番の魅力は1日の株式約定代金が合計10万円までなら、手数料が0円ということです。株式投資を始めた頃はそれほど多くの資金を投資できないでしょうから合計10万円まで無料というのはおすすめです。
デイトレードの場合、1回の手数料が100円程度でも1ヶ月続ければそれだけで3,000円になります。小さな金額ではありますがチリツモで大きな差額となります。
2位 ライブスター証券
ライブスター証券も手数料の安さが魅力です。1注文の約定代金が10万円以下なら80円、20万円以下なら97円となっています。ここまでなら他の手数料が安い証券会社とは大きく変わらないのですが、50万円を超えたあたりから300万円までの手数料はライブスター証券が非常にお得です。
松井証券は少額の手数料にはおすすめですが、100万円以上の高額で株式取引を行う場合はライブスター証券をおすすめします。
3位 GMOクリック証券
GMOクリック証券も手数料の安さはネット証券の中でもトップクラスに入ります。1注文の約定代金が10万円までなら95円です。また1日定額プランなら、合計20万円まで230円です。
「中級者」におすすめのネット証券比較ランキング
株式取引に慣れてくると、もっと投資額を増やしたいと思うことが増えてくるはずです。そのときに役立つのが「信用取引」です。
信用取引は金利がかかるので、比較的中~長期で保有する方でもデイトレーダーの方と同じように1日定額がおすすめです。
また日本株の他に市場の大きな米国株も中級者になれば挑戦したいですね。米国株は経済の将来期待が高く、運用先として有望という意見も多いです。ただ日本株と細かい点で違いがあるので注意も必要です。
1位 SBI証券
SBI証券の信用取引手数料はネット証券の中でも格安です。50万円までの約定代金にかかる手数料は2位、3位で紹介する楽天証券・マネックス証券の半額以上にもなります。
海外株式の取り扱いも多く、9カ国へ投資ができます。米国株式の銘柄も約1436銘柄と充実しています。
2位 楽天証券
楽天証券でも信用取引ができます。手数料の1%~2%がポイントバックされるという楽天ならでの特典もあり、国内株式だけでなく、米国株式でも同様です。また楽天証券では大口取引を行うと「大口優遇」として割引やポイントバックを受けられます。
3位 マネックス証券
マネックス証券は信用取引もできますが、何より米国株サービスが他の2者に比べて抜きん出ています。約3000銘柄の取扱銘柄数は主要ネット証券の中でもトップです。特定口座へ対応しているのもマネックス証券の魅力です。
米国株取引を行うなら開設しておきたい口座です。
「中〜上級者」におすすめのネット証券比較ランキング
1位 SBI証券
中~上級者の方はほぼ100%開設していると言っても過言ではないのがSBI証券です。国内No.1のシェアで、IPOの取扱数が多いのも特徴です。取引まで最短1営業日、手数料も業界の中では安い方ということで総合的に人気の口座です。
2位 楽天証券
楽天証券は株取引をするだけでポイントバックを受けられるだけでなく、楽天銀行と連携したサービスも魅力です。また楽天証券が提供しているマーケットスピードというツールは、機能面・デザイン面ともに素晴らしく個人投資家から絶大な支持を得ています。
中級者以上の方であれば上手に使いこなすことができるでしょう。
3位 カブドットコム証券
カブドットコム証券は、中級者以上の方でもまんぞくできるほど詳細な検索機能を持つ銘柄検索ツールが魅力です。サポートも本社勤務の正社員が基本的に対応してくれて、突っ込んだ質問や要望にも真摯に対応してもらえるので、不安なく取引に集中することができます。
またネット証券会社は1つしか開設してはいけないというわけではありません。人気NO.1のSBI証券を開設するとして、他の口座を組み合わせるなら楽天証券とカブドットコム証券がおすすめです。
取引回数が多くなってきた場合は、楽天証券の取引ツールであるマーケットスピードが使いやすいですし、カブドットコム証券は信用取引の手数料も安く、銘柄数も豊富に揃っています。さらに、チャートの種類もたくさんあるので、SBI証券、楽天証券ではできなかったチャート分析や比較ができます。
証券会社まとめ
ネット証券会社も今ではたくさん出てきています。特にこれから株式投資を始める方はどれを選べばいいか迷ってしまうでしょう。
この記事ではネット証券会社を選ぶポイントを解説し、ジャンルや個人の経験・スキルに合わせておすすめのネット証券を紹介しました。ぜひこの記事を参考に、あなたの投資手法や取扱銘柄にあった口座を開設して取引をしてください。
迷ったときは人気No.1のSBI証券の口座を開設しておけば間違いありません。
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