【完全保存版】株で思ったように利益が出せない人が確認すべき事

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はじめに

 

年金の受給年齢の引き上げや消費税の増税、物価の上昇など、昨今では日常生活を過ごすだけでも、お金の不安が常につきまとうようになりました。メガバンクにおける貯金での金利もほぼないに等しく、資産を増やすためにと株を始める人も多いのではないでしょうか。

最近では10万円以下から購入可能な株もありますし、マネックス証券では単元未満株としてお小遣い程度でも株式投資できるサービスを提供しています。

お金を稼ごうと株を始めたものの、思ったように利益が出せないことほどつらいものはありません。株で利益を上げるためには基礎知識を踏まえた前提で、基本に倣って忠実に株の売買をこなすことが大切です。

いくら利益を上げたいからといって、初心者がやるべきではないことをやっていてはむしろ資産形成を阻害することにもつながりかねません。

この記事では株式初心者だからこそ知っておいてほしい、基本の部分について解説していきます。株で利益を出せないと悩まないためにも、まずは知識を覚え直すことから始めてみませんか。

 

株の基礎知識

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この章では株の基礎知識について掘り下げて解説します。株をやると決めた当初に学ぶべき知識ですが、おさらいも兼ねてさっそく見ていきましょう。

 

株は安く買って高く売るもの

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株を売買する上での最も根本的な条件として、株は「安く買って高く売る」ことで利益を出します。これは株の売買によって利益を得ていく方法であり、この方法で得られる利益のことをキャピタル・ゲインと言います。株を保有し続けることで得られるインカム・ゲインとでは、かかる投資期間が全く異なります。これについては後半で詳しく解説します。

話は戻りますが、株で利益を上げるためには購入時と売却時との差額があることで、初めて利益が確定します。株の注文方法についてはネット環境さえあればインターネット上で証券口座を簡単に開設することが出来、そこから自分のPCもしくはスマホから株を注文することが可能です。

ネット証券を利用して株を購入する際における、基本的な手順を以下で確認していきましょう。

 

①ネット証券を経由して株を注文する

株式投資をする人の多くがネット証券を利用していると思いますが、株を買うにも2種類の買い方があります。

それが現物取引と信用取引です。

 

・現物取引

→自分の資金の範囲内で行う取引のこと。

 

・信用取引

→自分の資金や株を担保とする代わりに、証券会社からお金を借りて行う取引のこと。自分の資金以上の取引が可能となる一方、取引で損益を出した時のデメリットも大きい

 

上記の説明だけ見れば、信用取引の方が資金源の大きさに比例して、より利益を出しやすいような気がします。ただしそれは失敗した時も損益が大きくなるということと同義。たとえ損益を出した場合であっても、お金を借りてしまった以上は返還の義務が発生しています。

しかし、信用取引は正しく使うことで非常に効率的に利益を上げることが出来ます。そのためには信用取引に対して正しい知識を持つ必要があります。

ロスカットをせずに7年間勝ち続けた手法

【株用語】信用取引とは

 

信用取引に関しましては、詳細を後述いたしますので、ご確認くださいませ。

 

 

また株の注文方法にも2種類あり、それが指値注文と成行注文になります。

 

・指値注文

→売買の値段をあらかじめ自分で決めておき、その値段になった時点で売買が成立する注文を指す。

 

・成行注文

→値段の設定はせず、現状の値段で売買を成立させる注文を指す。

 

徐々に株価が変動する中でもなるべく好条件で売買したい場合には指値注文、急騰もしくは急落した時点ですぐに売買したい場合には成行注文が有効です。

また兼業投資家であれば、不在時に貴重な売買タイミングを逃すことも恐らくあるはずです。そういう時に積極的に活用したいのが、逆指値注文となります。指値注文が指定の株価になった時点で売買を成立させるのに対し、逆指値注文では指定の値段を超えた時点で売買が自動的に成立します。逆指値注文の簡略的な条件については以下の通りです。

 

・買いの逆指値注文

→指定の値段以上になった時点で、自動的に注文が成立する。

 

・売りの逆指値注文

→指定の値段以下になった時点で、自動的に注文が成立する。

 

これらの注文方法を使いこなせるようになると、不在時でも売買チャンスを逃すことがなく、またリスク回避する上でも役立てられます。

 

そしてこれまでに紹介した注文方法をさらに便利にした注文機能もあります。注文機能の具体的な内容については、以下の通りです。

 

①リバース注文(Uターン注文)

買いの注文を入れると同時に、指定の値段以上になったら売るという条件を入れる注文機能です。購入後に株価が値上がりした場合に、自動的に売買を成立させてくれます。株価チャートを頻繁に見られない兼業投資家にとっては、非常に便利な機能となります

 

②OCO注文

指値注文と逆指値注文を同時に入れておくことで、どちらか一方の注文が成立した時点で、もう片方の注文は自動的に無効化される注文機能です。リスク管理の面で特に役立つ注文機能で、うまく活用できれば利益確保にもつなげられます。

 

③連続注文

少額の資金で注文していきたい場合に便利なのが、この連続注文という機能です。ある特定の銘柄で連続注文を設定しておくことで、株の売買を自動的に進めてくれます。これもリバース注文同様、別の銘柄を検討する暇のない兼業投資家が活用しやすい機能の一つです。

 

これらの注文機能を日頃から活用することで、仕事中でも安心して株の取引を進めていけるので、覚えておいて損はありません。

 

 

株の安い・高いとは

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株を安く買って高く売ることが前提とはいえ、そもそも株の安い・高いとはどのように判断すればいいのでしょうか。

 

株自体の値段は実に様々で、値段だけで安いか高いかを一概に判断することは極めて困難です。複数の観点から株の価値を分析する上で必要となるのが、「株式指標」と呼ばれるものさしです。具体的な株式指標の一例は、以下の通りです。

 

①企業の収益力を基準とする「PER(株価収益率)」

PER=株価÷EPS(1株あたり当期純利益)

EPS=当期純利益÷発行済株式数

 

これは投資資金を何年後に回収できるかを算出するもので、数値が大きくなるほど一般的に割高だと判断します。

ただし成長株では株価の値上がりが起こりやすいため、この限りではありません。

 

②企業の資産を基準とする「PBR(株価純資産倍率)」

PBR=株価÷BPS(1株あたり純資産)

BPS=純資産÷発行済株式数

 

この指標では、企業が解散した場合に自分の手元に戻ってくる金額から株の価値を考えます。この計算式により算出された数値が金額を割る分母となりますので、数値が大きくなるほど手元に戻る金額はどんどん小さくなります。PBRが1倍以下では企業の経営に問題がある場合も多いため、一般的には1~1.5倍で割安と判断することになります。

 

③企業の株主資本を基準とする「ROE(自己資本利益率)」

ROE=当期純利益÷自己資本×100

PBR=PER×ROE

 

自己資本とは株主からの資本金のことを指しており、その企業が株主資本をどれだけ有効活用できているかを測る指標となります。この数値が高いほど優良企業であると判断されるため、外国人投資家は特にROEを重要視する傾向にあります。

これらの指標の使い方を総括すると、たとえPERとPBRの両方が低く割安であるように見えたとしても、ROEの数値が低ければ実は割高株である可能性が浮上するという訳です。指標だけでは確かに企業の価値を全て推し量ることはできないかもしれませんが、それでも使い方を知らなければ、何の根拠もなく株を購入することにもなりかねません。

初心者のうちは時間がかかっても、これらの指標を使いこなすことから練習してみることをおすすめします。

 

PBRが分かると株の何が分かるようになる?

株価指数の見方

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現在の株価が景気の動向によって左右されることはもちろんですが、景気の動向自体を読み取るために「株価指数」というものがあることをご存知でしょうか。

この株価指数とは、株価を一定の計算式に則って算出したもので、個々の銘柄ではなく取引所全体や複数をまとめた銘柄群として考えるものとなります。株価指数の種類も実は色々とあるのですが、今回は通称「東証」だけに絞って焦点を当ててみます。

 

日本の景気を読み取るために使われる株価指数としては、主にTOPIXと日経平均株価とがあります。

 

・TOPIX(トピックス)

→東証一部に上場済の全銘柄を対象とした株価指数のこと。単位は「ポイント」。

 

・日経平均株価

→東証一部に上場済の銘柄から、日本企業の255銘柄だけを対象とした株価指数のこと。単位は「円」。

 

日本株全般を見るTOPIXにも、実は7種類にもなる「TOPIXインデックスシリーズ」というものが存在します。その中でも特に重要とされるのが「TOPIX Core30」と呼ばれるシリーズです。これは時価総額や流動性が高い銘柄にのみ厳選されているため、この中でも配当利回りの高い上位10銘柄のみに同程度の投資をする方法が、投資家の間でも特に有名です。

この方法は「ダウの犬戦略」とも呼ばれ、1年ごとに上位30銘柄の分析は必要であるものの、高い配当金と効果を比較的簡単に実感できるものとされています。

つまり日本株全体の動向を知りたい場合はTOPIXを、日本の経済状況を知りたい場合には日経平均株価を活用すればいいのです。ただし相場全体の流れを把握するだけでは株の真の価値を見極めることはできませんので、それと併せて個別銘柄の分析まできちんと行うよう癖づけましょう。

 

 

チャートの見方

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株に関する知識も相当数ありますが、中でも比較的簡単に身につけやすいのがこの株価チャートの見方です。チャートの見方は特に短期取引する上で重要ですので、この章の締め括りとして確認していきましょう。

 

①移動平均線

株式初心者が最も分かりやすい見方として、移動平均線があります。この移動平均線とは、特定の期間中にある株価の終値を平均値として線で結んだものを指します。後述するローソク足や、期間の異なる移動平均線と組み合わせることで、株価のトレンドや売買のタイミングを測ります。以下では移動平均線の有名な活用法について見ていきましょう。

 

・ゴールデンクロス

→5日などの短期設定の移動平均線と、25〜75日程度の長期設定の移動平均線とを利用した見方となります。短期線が長期線を下から上に向けて交差した場合をゴールデンクロスと呼び、これ以降は上昇トレンドへと切り替わる可能性が高くなります。

 

・デッドクロス

→ゴールデンクロスと利用する移動平均線は同様ですが、示す形状やその意味が全く異なります。短期線が長期線を上から下に向けて交差した場合をデッドクロスと呼び、これが見られると下降トレンドへと切り替わる可能性が高くなります。

 

・ボリンジャーバンド

→移動平均線の上下に各3本ずつ引かれた線のことで、高確率でその線へと株価が推移していくことが実証されています。

 

①±1σ(約68%)

②±2σ(約95%)

③±3σ(約99%)

 

③の線以上に株価が変動することは統計学上99%ありえないとされているため、③の下の線に株価が変動すればその時点が最大の買いチャンスと判断できます。

またボリンジャーバンドの形態にも複数あり、線上を推移していく「バンドーウォーク」の他にも、線が狭まる「スクイーズ」や逆に広がる「エクスパンション」がこれに該当します。この記事では割愛しますが、気になる方は勉強がてら調べてみるといいでしょう。

 

・グランビルの法則

→株価と移動平均線の相関関係より、4つの買いチャンスと4つの売りチャンスを読み取る見方となります。グランビルの法則はそのパターンを一度覚えてしまうと汎用性が高く、またかなりの高確率で的中することが実証されています。投資家らの間でも特に有名な法則のため、実際の売買で活用されることも多く、覚えるだけの価値は十二分にあります。グランビルの法則に関しては相当数のサイトで紹介されていますので、図解付きのサイトを参考にしてこの機会にぜひ覚えてみてはいかがでしょうか。

 

②ローソク足

その日の取引市場における始値・高値・安値・終値が一目で分かる指標となります。単位とする期間の長さによって呼び名がそれぞれあり、短期投資では分足や日足を、長期東京では月足を利用する機会が多くなります。投資期間を問わず使える最も基本的な指標とも言えるでしょう。ローソク足の分類を簡略的に示すと、以下のようになります。

 

・陽線

→実体とも呼ばれる柱の部分が白く、始値より終値が高くなった取引の日を表す。

 

・陰線

→実体部分が黒く、始値より終値が低くなった取引の日を表す。

 

このローソク足では始値と終値を柱状の実体で、安値と高値を下ヒゲ・上ヒゲとして表現しています。さらに応用として、ローソク足の形状は売買のチャンスを示すことがあります。その内容については以下の通りです。

 

・大陽線

→実体部分が長いローソク足のこと。底値で現れるほど強い買いチャンスと把握できる。

 

・大陰線

→同じく実体部分が長いローソク足で、株価の天井圏で現れるほど強い売りチャンスと把握できる。

 

・陽の丸坊主

→ヒゲが一切ないローソク足のこと。大陽線の一種であり、特に強い買いチャンスを表す。類似する形状として、短い上ヒゲのある「陽の寄り付き坊主」や、短い下ヒゲのある「陽の大引け坊主」がある。

 

・陰の丸坊主

→大陰線の中でも、ヒゲが一切ないローソク足を指す。特に強い売りチャンスとされる。これにも類似する形状があり、「陰の寄り付き坊主」や「陰の大引け坊主」がある。

 

・小陰線・小陽線

→株価の変動が小さかったことを示しており、これが表れた際は様子見で流した方が無難とされる。別名「コマ」。

 

・上影陽線・陰線

→上ヒゲが極端に長いローソク足で、この後は下落が予想され、両方とも売りチャンスとして把握できる。別名「トンカチ」

 

・下影陽線・陰線

→下ヒゲが極端に長いローソク足で、この後は上昇に切り替わりやすく、買いチャンスとして把握できる。別名「カラカサ」。

 

・トンボ

→実体がなく、ちょうどT字型の線が表れる。底値で表れることで上昇に切り替わることが多く、買いチャンスと把握できる。

 

・トウバ

→同じく実体がなく、逆T字型を示す。下落に切り替わることが多いため、売りチャンスとも言える。トンボ・トウバは始値と終値が同額の場合にのみできるローソク足のこと。

 

・十字線

→もしくは「同時線」とも呼ばれる。トレンドが切り替わる変換点として見ることができ、上昇中であれば下降に、下降中であれば上昇へと切り替わることが予想される。

 

③酒田五法

江戸時代を生きた相場師でもあった本間宗久が考案したとされる指標のことを指します。5種類の基本形があり、その中でも上昇と下降パターンがそれぞれ2種類ずつ、計10種類がパターン化されています。

 

①三山

・買いチャンス→逆三尊底(ぎゃくさんぞんそこ)

・売りチャンス→三尊天井(さんぞんてんじょう)

②三川

・買いチャンス→三川明けの明星(さんせんあけのみょうじょう)

・売りチャンス→三川宵の明星(さんせんよいのみょうじょう)

③三空

・買いチャンス→三空叩き込み(さんくうたたきこみ)

・売りチャンス→三空踏み上げ(さんくうふみあげ)

④三兵

・買いチャンス→赤三兵(あかさんぺい)

・売りチャンス→黒三兵(くろさんぺい)

⑤三法

・買いチャンス→上げ三法(あげさんぽう)

・売りチャンス→下げ三法(さげさんぽう)

 

この酒田五法はローソク足を活用したものですので、ローソク足の見方をきちんと把握した前提での指標であることに注意しましょう。また各パターンについてはこちらも図解付きで解説しているサイトが多いので、余力があればそちらを参考にしてみるといいかもしれません。

 

以上が株を売買する上で押さえておきたい基礎知識となります。一度に全てを網羅するのも難しいでしょうから、自分の投資方法で活用できそうなものから少しずつ覚えてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

株式投資をする上でやるべきこと

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この章では株式投資をする上でやるべきこととして、株の売買を実践する際に必要となる要素について解説します。

 

 

国内のニュースを見る

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日本国内における優良銘柄を見つける上で重要となるのが、国内のニュースを見ることです。このニュースとはその企業や関連業界、ひいては日本の経済状況についてのものを指し、相場の動向を探る意味でも必要な手順ではあります。ただし一つのニュースをいち早く知ることに大金を払う投資家らがいるため、そのニュースだけを材料にして株の取引を行うと痛い目を見る場合も考えられます。あくまで参考程度に見るよう心がけましょう。

 

 

世界情勢に気を配る

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世界情勢の如何によって左右されやすい銘柄も中には存在しており、例えば金融銘柄や資源関連銘柄、さらには輸出関連銘柄といったものがこれに該当します。国内ニュース同様のことが言えますので、自分が検討している銘柄の今後を探る意味合い程度に留める方が、より無難と言えるかもしれません。

 

北朝鮮が及ぼす日本株への影響

 

 

企業の情報を常に仕入れる

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銘柄を検討する上でも特に重要視しておきたいのが、この企業自身の情報です。たとえ少額であろうとも自分のお金を投資することに変わりないため、株を売買する際には常にその妥当性を確認し続ける必要があります。そのためにも企業自身の経営状態や取り巻く業界の動向、さらには同業他社の情報を逐一知らなければ、根拠として今一つ信頼性に欠けると言えます。

特定の銘柄を選んで投資するということは、あなたが何らかの根拠を頼りにその企業に魅力を感じたからであって、特に理由もなく安易に投資してはならないのです。保有したい株の価値を測る意味でも、企業の情報は鮮度の良いものを仕入れることが大切です。

 

【必見】トヨタの株価は、今後どうなる?徹底予想!

 

 

株の勉強をする

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前章の内容にも通じますが、株を売買する以上は株そのものについて勉強しなければ稼げることは絶対にありません。確かに要求される知識は一見膨大に見えるかもしれません。しかし初心者にとって本当に必要な知識はほんの一握りであり、それ以外はある程度の利益を上げられるようになってからの応用となります。お金を稼ぎたいと考えるからには、それ相応の努力が必須です。初心者のうちほど株の勉強はしっかりとこなしておきたいものです。

株式の勉強をする上では、独学で学ぶというのも一つの手ではありますが、有識者から情報を受け取るというのがある種大きな近道であるとも考えられます。

そのため、株のセミナーなどに参加して自分の知見を広げるというのも一つの手段です。最初からセミナーは少しハードルが高いという方であれば、セミナーの送信しているメールマガジンなどを購読するのも一つの手でしょう。

 

 

 

株式初心者が投資をするうえでやってはいけないこと

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この章では株式初心者によくありがちな、株式投資でやってはいけないことを紹介します。思い当たる節のある方は、いったんそれを解消することから取り組んでいく必要があるかもしれません。

 

 

借金をして株を買う

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お金を稼ぎたいからと始めたはずが思うように利益が出せず、資金が底をついたために借金をしてしまう場合があります。するとプラスの資産を得るどころかかえってマイナスの資産を得ることになってしまい、これでは本末転倒です。

仮に借金をして買った株で利益が上がったとしても、その利益は借金返済に充てなければなりません。また借金をしている間は随時金利が発生するため、返済が長引けば長引くほど返済金額はどんどん膨らんでいく一方です。自分の首を絞めることにもなりかねませんので、借金をしてまで株を買おうとは絶対に思わないでください。

また、株式投資にまつわる借金の話は

【借金地獄】株で借金をした人たちの体験談

の記事に詳細が載っているので、是非こちらも併せてご確認ください。

 

 

軽い気持ちで信用取引に手を出す

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信用取引はうまく活用すれば非常に効率よく大きな成果を上げることが出来ます。

しかし、それには勿論小さくないリスクが介在しています。そのリスクを把握しないまま手を出すのは非常に危険なのです。

株アカデミーでは波乗り投資法という投資方法を推奨しており、この方法は信用取引を用いての株式投資を行っており、この波乗り投資法は初心者の方でもできる投資方法として紹介させていただいております。

ロスカットをせずに7年間勝ち続けた手法

信用取引然り現物取引然り、中途半端な知識で挑むのは非常に危険です。そのため、まず初心者であれば正しい知識をつけ、その上で取引に臨みましょう。

上記の「ロスカットをせずに7年間勝ち続けた手法」の記事には先述した波乗り投資法の詳細がございますので、是非一読ください。

また、こちらの株アカデミーではメールマガジンも送信しておりますので、少しでも株の勉強をしたいという方であれば、こちらの購読も併せてお勧めいたします。

 

調べもせずに適当な株を買う

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前章までの内容でも言及しましたが、特定の銘柄を選んで投資するにはその確固たる根拠を明確化しておく必要があります。企業の情報や関連する業界の現状などを知る努力もせず、適当な感覚で買った株で利益を上げられることは絶対にありません。ごく稀に利益を上げられたとしてもそれはビギナーズラックであって、継続して利益を上げられる根拠にはなりえません。情報を精査した上で銘柄を検討できないようであれば、株に手を出すこと自体がリスクを孕む行為と言っても過言ではありません。安定的に利益を上げることを望むのであれば、入念な下調べこそが重要となります。

 

 

余剰資金以外での投資

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借金をするほどではないにせよ、例えばあなたの余剰資金以外の、生活費のようなお金から投資していたとします。株で利益を上げられれば何倍にもなって返ってくると思い込んでの行為でしょうが、損失が発生した場合の当面失ったお金についてはどのように穴埋めしていくのでしょうか。少額であればまだしもそれが多額にまで膨らんだら、結局は借金をすることにならないでしょうか。

資産を増やしたい理由は人によって様々ですが、あなたのお金は結局のところ有限なのです。余剰資金であれば失ったところでただ落胆するだけですが、それ以外のお金を資金源としては、そのしわ寄せが全てあなたに跳ね返ってしまいます。株式投資はあくまで追加で資産を増やす方法の一種であり、生活に必要なお金を浪費するものではありません。このような場合には、ひとまず余剰資金を確保するところから見直す必要があるでしょう。

 

 

 

株で利益を出すために

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この章では株で利益を出すための投資方法について解説します。投資期間の長さによって分類し、そのメリット・デメリットを確認していきます。実践部分の根本とも言える部分ですので、この記事のまとめとしてしっかり押さえていきましょう。

 

 

長期投資

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一般的に5年以上にわたり投資する方法を、長期投資と言います。長期投資のメリット・デメリットについては以下の通りです。

 

・メリット

①株価の値動きを頻繁に見なくていい

②配当金や株主優待を受けられる

③売買手数料が少なく済む

株価の値動きによるリスクは少ない

 

・デメリット

①数年がかりで損失を被るリスクがある

②ある程度の資金がなければ継続できない

③将来的な見通しが立てにくい

 

 

中期投資

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一般的に3ヶ月から3、4年程度にわたり投資する方法を、中期投資と言います。中期投資のメリット・デメリットについては以下の通りです。

 

・メリット

①景気や金融対策といった数年単位の流れを見て投資できる

②企業の成長性を比較的長期間で検討できる

③株価チャートの値動きを頻繁に確認しなくていい

④売買手数料を減らせる

 

・デメリット

①資金がある程度ないと継続できない

②下降トレンドの長期化により損失を被りやすくなる

③頻繁に利益を上げることはできない

 

 

短期投資

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一般的に当日中から数週間以内での投資方法を、短期投資と言います。短期投資のメリット・デメリットについては以下の通りです。

 

・メリット

短期間で利益を上げやすい

②株価チャートの分析だけでも利益が出る可能性がある

③資金の増額を見込みやすい

④急激な値動きにより利益が大きくなる可能性が高い

 

・デメリット

①株価の値動きを常に確認しなければならない

売買手数料を考慮する必要がある

③急激な値動きにより損失が大きくなるリスクがある

 

 

初心者であればおすすめは長期投資

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以上の投資方法から、初心者に特におすすめなのが長期投資です。

株価チャートの値動きを頻繁に観察する必要もありませんし、最初の銘柄選びだけ慎重に行えばその後はある程度放置することもできます。また配当利回りの良い銘柄を選んでおくことで、数年にわたり高い配当金や充実した株主優待を受けることが可能となります。特に長期投資では長い時間をかけることで「複利効果」を狙いやすいと言えます。この複利効果とは投資で得られた利益をそのまま投資に回すことを指し、これによりさらなる利益を得やすくなります。

 

そうした長期投資のメリットを最大限に活用するために必要なのが、分散投資の考え方です。分散投資はリスク回避のための方法の一種であり、その投資先を複数社、もしくは複数の業界に散らばらせることで各個の損失を最小限に抑えることができます。

この投資先の分散に加えて、時間の分散を行うことでもより利益を狙いやすくなります。例えば毎月決まった金額分だけ株を購入するだけでも、時間の分散になるのです。この方法を実践することにより安値相場では大量に、高値相場では少量しか買うことができず、結果として平均的な購入金額は安く抑えられます。これは「ドルコスト平均法」というれっきとした投資方法の一種であり、株式初心者でもなぞらえやすい投資方法であることがお分かりいただけたでしょうか。

 

 

まとめ

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 株の勉強をしながら実践して利益を上げるためには相応の時間を要します。特に長期投資ではすぐさま結果が出る訳ではないため、積立期間が長く、苦しいものに感じられるかもしれません。しかし着実に利益を上げられるようになるためにも、今は耐えて勉強していくしかないと割り切り、時間をかけてでも知識を吸収していくことが大切です。

【この記事を書いた人】
losscut_shimoyama
下山敬三
1981年生まれ、 群馬県太田市出身。専修大学卒。
大学卒業後、定職につかずにアルバイトをして生計を立てる、いわゆるフリーターに。
2009年、27歳の時に定職に就こうと試みるもフリーター生活が長かったため、ことごとく面接で落とされ、苦肉の策として起業をすることに。
それと同時期に株式投資の「信用取引」を知り、研究を始める。
同年に資金管理に焦点を当てた独自の投資手法を確立し1000万円を超える利益を出すことに成功。
その投資方法を自身のブログで公開していったところ、コンサルの依頼が殺到。
それをきっかけに投資顧問業をスタートする。
その後、独自の投資方法をシグナル配信という形で1500人に提供。
シグナル配信の勝率は2015年6月18日時点で 83.3%、年間収支では東日本大震災、ギリシャショックを跨いだにも関わらず5年間連続でプラスを出し続けている。
今現在、独自に編み出した「波乗り投資法」を教えるスクール、「株アカデミー」の学長を務め、累計1532名の生徒に指導をしている。
さらに、2014年7月26日 ~ 2015年6月18日 までに開講した、「波乗り株投資法実践セミナー」に 614名が参加し、614名全員がバーチャルトレードにて、たった2か月の期間で 平均24万1817円の利益を出すことに成功している。
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この記事の著者・監修

株ビギナードットネット編集部

生徒数5000名を超える、株式投資のスクール『株アカデミー』にて講師として普段は株トレードのやり方を教えています。その講師陣が編集部としてこの「株ビギナードットネット」運営しており、特に株の初心者・入門者に向けて、株の基礎知識や用語などをわかりやすく解説しています。
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