先物取引とは、現在の価格で将来に商品を売買するという取引のことを言う。あらかじめ売買の価格を設定でき、価格変動する商品の「価格変動リスク」を回避できるという利点がある。商品価格の全額を取引の時点で支払う現物取引に対して、先物取引は将来の売買を担保する証拠金が必要とされる。
先物取引の例
普段買い物をするときにレジで会計をしてその場で商品を受け取ることを現物取引と言うが、これに対して、購入する時期と値段の約束をして、あとで会計をし現物を受け取るものが先物取引になる。将来のモノを今取引するというイメージがわかりやすいだろう。
例えば、Aさんが100円のりんごを10個1ヶ月後に買う約束をします。価格は1000円です。しかし1ヶ月後にりんごの値段が150円になってたとしますね。すると、1ヶ月後は1500円のりんごになるわけです。
そこで、Bさんが1ヶ月後にりんごを10個買いたいと申し出がありました。Aさんは1000円で買ったりんごをBさんに1500円で売ったことになります。500円分の儲けになりますね。
仲介してくれた八百屋さんから差額の500円をもらうことでAさんは利益を得ることができるというわけです。
これが、先物取引のざっくりしたイメージになります。
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