値段が安い株を「低位株」(ていいかぶ)などと呼びます。これは、割安などという意味ではなく、単純に株価が安いという意味です。
いくらがという基準はないのですが、500円以下の区分を主に指します。
逆に、数千円~1万円以上の株を「値がさ株」(ねがさかぶ)と言います。
株を始める際に、「安い」から買うというのは、気を付ける必要があります。
その理由について説明します。
安いのには理由がある
株価が安いというのは、それなりに理由があります。
一番の理由は、業績が悪いということです。
このような株は、デイトレーダーなどの個人投資家に好まれる傾向にあります。
値動きが激しく、利益を出しやすいからです。
しかし、こういう株を扱うときの注意点は、低い分下落する可能性も高いということです。
その中でも100円以下の株価の会社は「倒産候補」と言えます。
破城した会社の株式はどうなるのか?
破城企業の株式は、「監理ポスト」や「整理ポスト」へ送られて、上場廃止になります。
最終的には、株価が1円になります。
監理ポストとは
上場廃止基準に触れる可能性のある銘柄を監視しながら暫定的に売買させる取引所のポストのことを言います。
監理ポストに入っても、企業側の説明や努力で廃止基準に触れないとわかった時点で、一般ポスト(一般の上場ポスト)に戻されます。
しかし、上場廃止が決定された銘柄は整理ポストに移されて、減速1か月後に上場廃止となります。
このように、一度監理ポストに送られた銘柄が再度上場になることがあります。
そのような場合、一度1円になるわけですから、そのあと再度上場できたら、利益が何倍にもなります。
こういう、リスクを取って大博打に出る個人投資家も中にはいますが、逆に上場廃止にあると、大損するのであまりおすすめはできません。
低位株とは?
株価が500円以下や上場銘柄の株価ランキングの下位20%で株価が安い銘柄のことを指します。
メリット
株価が安いので少ない資金でたくさんの株を購入できる
株価が上昇した時は上昇率が高いので投資効果が高い
値動きが大きいのでデイトレードなどには向いている
デメリット
会社の業績が悪化すると倒産の恐れがある
まとめ
株初心者は安い金額でリスクを抑えながら売買しやすいという意味では、安い株はおすすめです。
しかし、倒産されると、株券が紙切れになり、大損することになります。
こういう、メリットデメリットをしっかりと理解したうえで取引をすることをおすすめします。
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