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はじめに
最近は、普通のサラリーマンやOLさんだけなく、フリーターや専業主婦の方までが株式投資を行うようになってきました。しかし、株式投資は儲からないとか、損をするだけだと思っている人も多いのが現状です。
では、実際のところはどうなのか、勉強するならばどうすればいいのか?をまとめてみました。投資の勉強の重要性やポイントについても解説してみたので、ぜひ投資の参考にしてみてくださいね。
株の勉強って必要?
勉強しなくても始めるのは簡単
株式投資は、実際何かの資格や特殊な技能が必要となるわけではありません。投資を始めるために必要な条件といえば、日本であれば日本国籍の成人であることぐらいです。
そうです!単刀直入にいえば、勉強しなくても簡単に株は買えてしまいます。
株を保有していれば、立派に投資家となります。勉強もしないで株を持っている人が意外と多いので、勉強しなくてもいいのかな?と思ってしまう人が出てくるのも仕方ないところでしょう。
勉強した方が良い理由
しかし、長く投資環境に身を置いて、大儲けとは言わずとも着実に資産を増やしたいというなら話は変わってきます。勉強しないで株を保有している人は、単純に利益はそんなに気にせずに株主優待が欲しいとか、周りが持っているから自分も株を持ちたいとかその程度です。
それゆえ、そのまま勉強しないままに投資を続けるので、失敗もしやすいです。
例えば、よく株式投資で○億の借金を背負ったという話を聞きますが、これも勉強不足が招いた結果といえるでしょう。
株式投資では信用取引と呼ばれる、自己資金にレバレッジをかけて自分の手元にないお金で投資が行える仕組みがあります。本来はないお金で取引をするのですから、資金が大きい分利益も大きくなりますが、その分リスクも高くなります。それゆえ株価が下落してあっという間に資金を失ってしまう人もまれに出てくるというわけです。
もちろん、不足額を入金することで資金を失うこともありませんし、元本以上の損失を生むことはありません。
ただ、株の初心者が勉強せず始めるにはおススメできる取引方法ではありません。
また、周囲が株式投資をやっているからとか、人に勧められたからという理由で株式投資をやっている人も長くは続かない人が多いです。そういった人は、自分で投資判断をしていないので、株価が下がった時にびっくりして狼狽売りをしてしまったりします。少し怖い経験をすると、やっぱり株なんて儲からないと投資自体をやめてしまったりと短絡的な行動に出てしまいがちです。
それゆえ、株式投資は勉強しないでも始めることができますが、そのまま勉強しないでいると長続きしにくく、利益を上げることもできません。株式投資で長期的に資産形成をしたいなら、やはり投資の勉強をする気持ちは必須です。
最初は身近なところからでOK!
確かに株価の動きは、海外の情勢や地政学的リスク、為替や企業業績など様々なものが関係しますが、いきなり全てを理解する必要もありません。
まずは、自分の身近なところから始めればOKです。主婦の人ならば、スーパーに行く機会も多いでしょうから、どんな企業から新商品が出ているのか、売れ行きはどうなのか気にしてみるところから始めましょう。
街の看板や電車の中の広告など、社会の雰囲気を感じるだけでも、今流行っているものやこれから流行りそうなものが見えてきたりします。今は気になることがあれば、ネットですぐに調べることも可能です。スマホで検索もできますよね。自分がよく買う商品をどこの企業が作っているのか調べてみると、意外な投資先の発見につながったりします。難しい勉強をしなくても、投資のヒントは身近なところに転がっているものですよ。
株を効率的に勉強する方法
投資の勉強といっても、いろんな情報源があるし、何からどうやって学べばいいのか?と疑問に思う人は多いことでしょう。忙しい現代人にとって、効率よく学ぶことも重要です。株を学ぶためのツールは多いのですが、代表的なものに絞って、効率的な学び方をご紹介したいと思います。
本を読む
まず、投資の勉強といえば、書籍からと考える人は多いですよね。実際に、今は初心者向けの株式投資本から、有名な投資家さんの本など様々な種類の本が出ています。出版不況と呼ばれていますが、経済誌や四季報などの売り上げも好調のようです。
注意しなければいけないのは、株式投資の始め方や口座開設の仕方などは急に変わることはありませんが、本は出版されるまでに時間がかかるため、情報がどうしても古くなりがちな点です。個人投資家による書籍だと、おすすめの株銘柄が推奨されていることもありますが、時間の経過によって、書籍の情報と食い違いがあったりするのが難点です。
それゆえ、まずは本の情報は少し古いものであることを前提に読むのがおすすめです。
初心者ならば、初心者のための入門書を一冊読んでおくと、実際に株を売買する方法など丁寧に説明してあるので便利です。
株初心者向けの本を紹介した、「【株初心者向け】プロ厳選の本8選~入門からチャート分析~」も参考にして下さい。
ネットで勉強する
より、最新の情報を知りたいということなら、ネットから情報収集するのが良いでしょう。今は様々な情報がネット上でやり取りされています。日本経済新聞の情報も、電子版で確認できるようになりました。大手情報機関のサイトは、まず押さえておくと信用性の高い情報に触れることができます。
ネット上には有象無象の情報が流れているので、中には信憑性の低いものもありますが、初心者は見知らぬ人の情報より、金融庁や日本取引所グループといった公的機関のサイトをチェックすると良いでしょう。銀行や証券会社では、初心者にも親しみやすいコラムなどを豊富に提供していますし、企業のIR動画なども視聴することができます。最初は、よく知っているところの情報を得るようにしましょう。
投資家側からの情報だけでなく、企業側の情報も収集するようにしましょう。
今は、企業サイトを見ると大抵、株主向けのページがあって株価や会社の方針などを確認することができます。社長からのメッセージやイベントの情報などもあるので、株価に影響しそうな情報もいち早くチェックできます。
セミナーに参加する
一見は百聞にしかずという言葉がある通り、本やネットからだけでは分からないこともあります。読んだりするよりも人から聞いた方がよく分かるという人もいるでしょう。そんな人は、セミナーに参加してみるのもおすすめです。
最近は各地でセミナーが開催されています。有料のものもありますが、初心者であれば資産形成や株式投資の始め方に関する無料のセミナーから参加して見ましょう。有料なものは、タメになるものもあるのですが、初心者のうちは学んだものを活かせないことも多いので、投資に慣れてきてから、有料のセミナーものぞいてみると良いでしょう。
効率よくセミナーで勉強するためには、セミナーをただ聞くだけでは足りません。話の間は講師の先生や金融機関の人に分からないことは聞けるようにしておきましょう。そして、講師の先生や参加者と積極的に会話をするつもりで臨みましょう。セミナーに参加しているということは、少なからずお金や投資に興味がある人々の集まりです。初心者同士なら、分からないことがあっても話しやすいでしょうから気軽に声をかけて情報交換をするのがオススメです。
セミナーについてさらに詳しく解説したこちらもぜひ参考にしてください。
「株のセミナーを受講して本当に成果はでるのか?」
まとめ
株式投資では、様々な情報を得ることで自分なりの判断が行うことができます。
それぞれの情報媒体にはメリット・デメリットがあるので、その特徴を押さえておくと効率よく学べます。
投資の勉強というと、金融の専門用語が分からないと難しいのでは?と思いがちですが、最初は難しく考える必要はありません。気になるものから学び始めれば良いですし、初心者にとっては参考になるものも多いはずです。
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