株式投資を始めたいけれど、さまざまな不安を抱えている株初心者の方に、株式投資を行なうための基礎知識や勉強のポイントなど7ステップにまとめました。
■■■ 目次 ■■■
はじめに
「株式投資」と聞くと、とても難解なもので、特殊な知識を持った一部の専門家のみの世界なのではないかと錯覚してしまう方もいますがそうではありません。
株式投資の仕組みについて正しい理解があれば、どなたでも株式投資を始めることができます。
ただし、知識のないまま株式投資を行なってしまうと予想もつかない大損をしてしまう可能性があります。
利益を出すために株式投資を行うのに損失を出してしまったら株式投資を行う意味がありません。
株式投資で利益を出すためにはある程度の知識は必要です。
株式投資を行うにあたって最低限知っておくべきこと、勉強すべきポイント、勉強の仕方などについて7ステップにまとめました。
ステップ1:株式市場の仕組みを知ろう
キャピタルゲインとインカムゲイン
まず、「キャピタルゲイン」について解説します。
キャピタルゲインとは、株式の売買の差額で利益を得ることです。
具体的には、株価が安いときに買って、株価が高いときに売る。その売買の差額が利益となるという仕組みです。
次に、「インカムゲイン」について触れておきましょう。
インカムゲインとは、株を保有することによって得られる配当金や株主優待のことをさします。
株式投資のリスク~メリットとデメリット~
つぎに、株式投資のメリット・デメリットを理解しましょう。
株式投資のメリットは、値上がり益や配当金がもらえるなどといった、お金を増やすことにあります。
現在の銀行の預金金利は、1年ものの定期預金の金利が0.01%です。
キャピタルゲインは大きく利益を狙うことが可能ですし、インカムゲインも銀行の金利に比べればメリットは大きいです。
ただし、メリットがあれば、当然デメリットもあります。
投資した株式の価格は、毎日変動します。
買ってすぐに期待通り大きく株価が上昇した場合は、売却することで大きな利益を得ることができますが、その逆のケースも当然ありえます。
株式を買ってすぐに暴落する可能性もあるのです。
また、思いの外投資した企業の業績が悪化した場合には、株価の下落だけでなく配当金も減らされる、あるいはなくなるということも起こり得ます。
このように、株式投資とは不確実性(リスク)が高いものですが、
・銘柄を分散して投資する。
・一時期に集中して投資せず、タイミングをずらして投資する。
・初心者のうちは信用取引はなるべくやらない。
などの点に気をつければ、大損してしまうリスクはある程度軽減することが可能です。
株式投資の仕組みについての詳細はこちらをご覧ください。
ステップ2:基本的な専門用語を知っておこう
株式投資を行うには、まず株式投資の基本的な専門用語について勉強をする必要があります。
銘柄や指値、成行など様々な専門用語がありますが、以下のサイトに分かりやすくまとまっているのでまずは一度目を通してみましょう。
ステップ3:口座を開設してみよう
株式投資の専門用語を勉強したら次に証券会社に口座を開設しましょう。
もちろん今の段階では実際に株式投資は行いません。
証券口座を開設すると、マーケットの情報などの経済情報を仕入れることが出来ます。
この情報は、証券口座を開設すれば証券口座に入金や取引をしなくても得ることが出来ることが多いのです。
証券会社によって提供される情報は違うので複数の証券会社に口座を開設することをオススメします。
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こちらも参考にしてください。
ステップ4:負けないための資金管理を学ぼう
株式投資で勝つために最も大切なことは資金管理です。
資金管理をしっかり行うことが株式投資においては非常に重要になります。
余裕資金とは、数年間使う予定のない資金のことをいいます。
余裕資金で株式投資を行えば、相場が多少下がっても慌てずにすみます。
また、使う予定のある資金で株式投資を行ってしまうと、損失が出ていても解約をしなくてはいけなくなってしまいます。
下記サイトに株式投資で負けないための資金管理について良くまとまっているので参考にしてください。
ステップ5:株価の動きをチェックしよう
世界情勢などニュースと連動して株価は動きます。
記憶に新しいところでは、トランプショックやイギリスのEU離脱などです。
また、為替の変動や、企業の決算発表でも株価は変動します。
★おすすめニュースサイト★
日本経済新聞
ヤフーファイナンス
トレーダーズ・ウェブ
ステップ6:分析をしてみよう
チャートの見方を覚えよう
株式投資を行う際は、株価の動きを分析する必要があります。
株式分析の際に重要なのが株価チャートの分析です。
「株価チャート」とは、簡単に言えば株価のグラフのことを指します。
この株価チャートを分析することが出来るようになると、株価の動きを予想することが出来るようになります。
株価チャートを分析するには、株価チャートの「ローソク足(あし)」「出来高(できだか)の棒グラフ」「移動平均線」の3つをしっかり理解することが重要です。
ローソク足(ローソク足の基本的な見方)
移動平均線(チャート分析の基本!株の移動平均線とは)
出来高(株用語、出来高とは?)
最低限知っておきたい株価指標
株式投資で利益を出すためには、株価指標についてもしっかり理解しておく必要があります。
しかし、一概に株価指標といっても様々な種類があります。
株価は、より多くの人が「高い」と感じられたら売られ、「安い」と感じられたら下げ止まり、あるいは買われます。
割安・割高の判断基準として、PER、PBR、ROEの3つについては、最低でもその定義だけは覚えておきましょう。
会社四季報を使ってファンダメンタル分析をしてみよう
株式投資で利益を出すためには、チャートなどのテクニカル分析だけではなくファンダメンタルズ分析も重要になります。
会社四季報のような冊子は、世界でもこれしかありません。
ファンダメンタル分析には重要なツールの一つになります。
会社四季報は1936(昭和11)年からの歴史があり個別企業の過去を経緯を調べる事が出来ます。
しかし、会社四季報にも注意点があります。
それは、四季報紙面はあくまで記者が書いた記事のため、投資家はそれをわかった上で判断するべきということです。
会社四季報の、誌面は大きく12項目に分かれています。
①業種
②社名・事業内容・本社住所・仕入先・販売先
③業績記事・材料記事
④業績数字
⑤配当
⑥全号比矢印・会社比マーク
⑦株主
⑧役員・連結会社
⑨財務
⑩資本異動・株価・時価総額順位・比較会社
⑪株価チャート
⑫株価指標
ステップ7:デモトレードをやってみよう
株式投資を実際に行う前にデモトレードを行う事をオススメします。
デモトレードとは、架空のお金を使って実際のシステムとほぼ同じ環境で株式投資のトレードをすることです。
まとめ
今回は、株式投資の勉強方法についてまとめました。
株式投資はお金をしっかり殖やす有効な方法になります。
今回紹介したステップを踏んで株式投資の知識を付けていっていただければと思います。
株式投資の勉強の気付きや身に付けたことは、ノートにまとめるのがいいでしょう。
いわゆる投資日記です。
投資日記をつけることによって後から客観的に分析することも出来ます。
また、株式投資の勉強を続けていくとどうしてもテンションが落ちることもあると思います。
テンションが落ちてしまった時は、投資映画をみてテンションを取り戻すのもおすすめです。
株式投資に興味が出てきたら書籍や投資会社のセミナーに行って更に知識を深めていけば株式投資で勝てる確率はさらに上がっていきます。
この記事がきっかけになり利益の出せる投資ライフを送っていただけることを切に願っております。
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