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株券が手元にある場合
持ち株制度で自分の勤めていた会社の株を購入していて、それを売買したい場合があります。
手元に株券がある場合、どうやって、それを売ればいいのでしょうか?
まずは、証券会社で自分の口座を開きます。
そこで、自分の持っている株券の売り注文を出すことで売ることができます。
ネット証券での売買
ネット証券で口座を作って、そこで株の売買をする場合はどうなるのでしょうか?
まず、ネット証券に口座を作ります。
これには、申し込んでからだいたい1週間~2週間ほどたつと、自宅に封筒が届き、ログイン情報が届いてログインできます。
こちらの書類は、「本人限定受取」なので、不在の場合は、郵便局に時間指定して再送してもらい、自分自身でその封筒を受け取るか、自分でその封筒が預けられている郵便局に取りに行くかの2種類になります。
自分で取りに行く場合は、身分証明書が必要になり、そのコピーを取られますので、必ず身分証明書は持っていきましょう。
口座ができたら、『注文・取引成立(約定)・受け渡し(決済)』によって株式の売買代金決済が完了します。
注意すべき点は、株を売却してもその場ですぐに現金が証券口座に振り込まれるわけではなく、4営業日後に振り込まれるということです。
営業日が連続していれば最短で三日後に現金が振り込まれますが、休日(土・日・祝祭日)を2日挟んでいる場合には最長で五日後に現金が振り込まれますのでその辺はご理解ください。
株の売買注文の成立には、『価格優先の原則・時間優先の原則』という二つの原則があります。
価格優先の原則では、売る時には最も安い値段が優先されて買う時には最も高い値段が優先されます。
売買注文の金額が同じ時には、早い時間に注文を出したほうが優先されます。
これを時間優先の原則といって、売り注文と買い注文の条件(値段)が上手く一致すれば株式売買が成立(約定)しますが、売り手と買い手が同意した値段を『約定値段(やくじょうねだん)』といいます。
まとめ
株の売買はインターネットの普及で簡単にリアルタイムで行うことができるようになりました。
ただ、口座へお金が振り込まれるまでに多少のタイムラグがありますので、そちらは注意してください。
現物取引の場合は、口座に入金されている資金でのみ銘柄を購入できますので、50万円の資金のうち、30万円をすでにほかの銘柄で購入している場合は、口座にある20万円分しか購入できません。
残りの例えば50万円分ほかの銘柄を買いたい場合、すでに買っている銘柄を売って、口座にお金が入ってから、新しい銘柄を購入できることになります。
FXをやっていたことがあるひとは、このへんが少し違うところですから、勘違いしないようにしましょう。
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