株式注文には、成行注文という方法と、指値注文、逆指値注文という方法があります。
今回は、株式注文の指値注文にフォーカスして説明していきます。
■■■ 目次 ■■■
注文の種類と特徴
指値注文、逆指値注文、成行注文のそれぞれの特徴は以下の通りです。
注文方法 | 特徴 | メリット | デメリット |
指値注文 | 自分が購入(売却)したい価格で注文を入れる方法 | 希望した価格で株式を購入(売却)出来る | 希望価格にならないと購入(売却)出来ない |
逆指値注文 | 自分で決めた価格まで株価が下がったら(上がったら)株式を売却(購入)する方法 | 予想に反して損失を出しても一定の金額で抑えることが出来る | 希望価格にならないと売却(購入)出来ない |
成行注文 | 価格を指定せず現在の価格で購入(売却)する方法 | 注文してすぐに購入(売却)出来る | 予想外の株価で購入(売却)してしまうこともある |
指値注文はどのように使うの??
相場がある程度読める方が「この価格で買いたい」と強く希望する場合や、忙しくて株価のチェックが頻繁にできない場合に指値注文が有効です。
下値に買い指値を入れる
例えば、現在値150円の株が140円になったところで買い指値を入れることが出来ます。
これは、いったんは140円に下落しても最終的には上昇すると見込みがある場合に使えます。
現在値で買うよりも利益を出すことが出来ます。
上値に売り指値を入れる
例えば、140円で購入してすでに持っている株を、現在値150円より高い155円で売り指値を入れることが出来ます。
より利益を増やすことが出来ます。
株価が暴落したときにそなえ売りの逆指値を入れる
例えば、140円で購入して持っている株が現在値150円から急落した場合、130円で売り逆指値を入れておけば損失を10円で抑えることが出来ます。
指値注文の際に気を付けるべき点
指値注文や逆指値注文の注意点は、指値もしくは逆指値で入れた株価で購入もしくは売却が出来ない可能性もあることです。
例えば株価150円の株式で140円の指値注文を出したとします。
すんなり140円になれば取引は成立しますが、株価が140円にならず145円まで下がったのにその後160円に上昇した場合、取引は成立しません。
この場合、結果的には、成行注文の方が利益を出すことが出来た可能性があります。
実際に指値注文を使って株取引をしてみよう
証券会社の画面を例に、発注の流れと、決済の流れを、指値注文バージョンと、逆指値注文バージョンについて説明します。
指値注文の場合、希望する購入銘柄の希望購入価格を入力します。
指値注文をセットすることによって指値まで株価が落ちたら注文が執行される流れになります。
逆指値も同様です。
楽天証券の画面を参考に添付します。
まとめ
今回は、株式注文の指値について説明をしました。
指値や逆指値はうまく使いこなせば株式取引の大きな手助けになります。
是非このページを参考に指値や逆指値について理解頂ければ幸いです。
この記事へのコメントはありません。