今話題のミニ株!おすすめ銘柄を絡めて徹底解説!

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株を始めたい、けれどお金をそれほど多く用意できない。

そういった方、多いのではないでしょうか。

 

たしかに株式投資を始めるためにはある程度まとまった資金が必要になります。

 

しかし、そういった問題を解決してくれる制度があります。

 

それが、「ミニ株」です。

 

では一体ミニ株とはなんなのでしょうか。

ここではこのミニ株をお勧めの銘柄等と共にご紹介していきたいと思います。

 

1章:ミニ株っていったい何?

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TV等で流れるニュースをみていると、1株数百円の株価で取り引きされている株が存在している事が分かります。

しかし、この株が実際その金額で購入できるかはまた別の話になってきてしまいます。

 

それはいったいなぜなのでしょうか。

 

ここではそういった株の基礎知識からご説明していきたいと思います。

 

 

ミニ株とは

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先述した通り、株式は1株数百円であっても、実際にその金額で購入できるわけではありません。

それは一体なぜでしょうか。

 

 

それは、株式の購入は、企業の決めた単元数で取引を行う必要があるためです。

 

単元数とは、その株を取引する際に決められている最小単位の数です。

 

つまり、単元数が100であれば100株単位での取引が必要になるのです。

 

たとえば、1株1000円で単元数が100株の企業の株を購入する場合、1,000×100で最低でも10万円からの取引になるということです。

 

このように取引できる1単位の株式に対する制度を「単元株制度」といいます。

 

 

そして、最低投資金額が高すぎて手が出ない。

 

そんな悩みを解決してくれるのが、この「ミニ株」です・

 

ミニ株は、その名の通り単元数以下から株式の取引が可能になる制度です。

 

ミニ株は証券会社が独自に提供しているサービスで、すべての証券会社で対応しているわけではありません。株式の配当については、その株式の数に応じて、配当金が公平に分配されます。また、株式の分割がおこなわれたときも同様です。保有している株式の数に応じて、分割により新しく発行される株式を取得することができます。

有名企業の株式で高額で取引されていたとしても、単元制度を利用していない企業の株式は、ミニ株の制度を利用することができません。また、保振(ほふり)制度に非同意の上場企業の株式は、ミニ株で売買することができません。この保振制度とは、売買した株式の株券自体の受け渡しをすることなく、株式に関する権利の移転を認める制度です。

 

 

 

その他、ミニ株の売買における特徴としては、売買の申し込みをおこなった日の翌日の「寄り付き」の価格で、買付と売却が行われる、という点をあげられます。「寄り付き」とは、その日の取引の最初に成立した売買のことをいいます。つまり、こちらの希望する金額になると自動的に売買が成立する「指値」による取引はできません。

 

また、売買の申し込みを受け付ける時間は、証券会社ごとに異なっています。この点は証券会社の公式サイトで受付時間を明示しています。ミニ株を何度か買付けることで、手持ちの株式が、単元株数として定めた一定の数(通常は、100株)に達したときには、通常の単元株として扱います。

この段階になると、はじめて株式の名義人が、その株式の買付をおこなうために売買資金を投入した投資家のものに変わります。ミニ株の段階では、もともと売買することができない数の株式ですから、名義人は、証券会社の名義となります。

 

 

ミニ株銘柄の探し方

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ミニ株では全ての銘柄がミニ株として買えるわけではありません。

通常の売買単位が1株の銘柄を購入することはできません。たとえばヤフー、NTT、NTTデータ、NTTドコモ、JR東日本、JR東海、JR西日本、JT、DDI、日本テレコム、メッツ、ラウンドワンなどです。

 

売買単位が1株の銘柄以外にも、例えば、ほふり非同意銘柄である株は買えません。名古屋木材、東京会館、歌舞伎座などです。そのほかにも、外国株、店頭銘柄、その他約700銘柄がミニ株対象外となっています。

 

ミニ株では買えない銘柄は、全体の30%弱ぐらいはあるので、もし売買したい銘柄が決まっていたらミニ株で買えるどうかを証券会社などのHPで確認してからミニ株口座を開きましょう。

 

ミニ株の始め方

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ミニ株は株式取引であるため、当然証券会社に証券口座を開設するところから始めます。

 

しかし、ミニ株を取り扱っている証券会社は限られていますので、手数料や取り扱う銘柄等を参照して口座の開設を行うとよいでしょう。

投資したい株が決まっていてミニ株を始めるときには、その株を取り扱っているかどうかを確認しましょう。

また少ない金額で気軽に売買できるミニ株ですが、何度も取引を繰り返していると、手数料が思わぬ金額となります。そこでミニ株を始めるときには、手数料をしっかり比較・確認しておきましょう。

 

ミニ株銘柄を扱う証券会社

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野村証券、大和証券、日興コーディアル証券、リテラクレア証券など、総合証券会社も銘柄を扱っていますが、ミニ株の取引を行う場合、手数料が割安なネット証券会社を使うことをお勧めします。

 

ネットの証券会社では、イートレード、マネックス証券、カブドットコム証券、SBI証券、新光証券などといった証券会社です。また証券会社によって、取引できる銘柄にも違いがあることも確認することを推奨します。

 

ミニ株は、証券会社にとってコストがかかるサービスですが、一方で個人投資家のミニ株に対するニーズは高く、ネット証券ではこのニーズに対応するためにミニ株をさらに利用しやすく改善した「単元未満株取引サービス」を展開しています。

ミニ株が単元株数の1/10単位から取引できるのに対し、単元未満株取引サービスでは単元株数にかかわらず1株単位から取引できます(野村証券のまめ株は1株単位から取引可能)。

厳密に言うと、単元未満株取引サービスはミニ株とは対照銘柄、取引ルール等が違うため全く別のサービスとなりますが、ここでは便宜上、単元未満株取引サービスもミニ株の一種として説明します。

 

この単元未満株取引サービスを行っているのは

SBI証券がS株という名前で1株単位から取引可能。投資対象銘柄は、国内市場に上場する全銘柄となっております。(一部売却のみ可能な銘柄あり)
00:00~10:30までの注文は、当日の後場始値で約定。
15:30~21:30までの注文は、翌営業日の前場始値で約定。
21:30~23:59までの注文は、翌営業日の後場始値で約定。

 

マネックス証券はワン株という名前で1株単位から取引可能です。
投資対象銘柄は、国内市場に上場する全銘柄となっております。(売買単位が1株の銘柄、ETF、REIT等を除く)
00:00~11:30までの注文は、当日の後場始値で約定。
15:30~23:59までの注文は、翌営業日の後場始値で約定。

 

カブドットコム証券ではプチ株という名前で1株単位から取引可能で、投資対象銘柄は、国内市場に上場する全銘柄(売買単位が1株の銘柄、ETF、REIT等を除く)になっております。
00:01~10:00までの注文は、当日の後場始値で約定。
10:01~23:00までの注文は、翌営業日の前場始値で約定。
23:01~24:00までの注文は、翌営業日の後場始値で約定。

 

 

これらの証券会社で取引を行う場合は、手数料等かかりますので、それらも踏まえて比較することが大事になります。

株を低資金でも取引する方法

2章:ミニ株銘柄を扱うメリット・デメリット

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ミニ株など、少額資産での投資は近年多くなっており、初心者の方が投資を始める際、まずここから。といった形で始める人が増えています。

しかし、この投資法のメリットやデメリットを把握せずに挑戦するのは非常に危険といえます。

 

ここではそういったメリットやデメリットをご紹介していきたいと思います。

 

 

ミニ株銘柄のメリット

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“株主優待”

 

株主優待とは、株式を保有している企業から商品券や、粗品、自社製品や自社サービスの優待券等を受け取れるサービスです。

 

株を保有しているだけでもらえるお手軽感と、企業によっては非常に高額な商品をもらえるので、投資家が株の銘柄を選ぶ際に一つの指標になっております。

 

しかし、この株主優待、もらうためには保有する株数や所持期間等も決まっています。

 

特に多いのは、単元数所持している株主にのみ配布するケースが多いです。

 

しかし、企業によっては、株数に関わらず株主優待を受け取れるケースも多くはないですが、確かに存在します。

 

詳しい銘柄は後述しますが、それらの銘柄を、ミニ株制度を用いて購入することで、お得に株主優待を受けることが出来ます。

 

そういったところも非常にミニ株を用いた取引のメリットとして大きいものだと考えられます。

 

 

“低リスク”

 

ミニ株投資をやる上で非常に大きい点は、リスクが普通の株取引より小さくなる。

というところにあります。

 

株価は常に変動するものです。そして基本的には株は安く買って高く売ることで利益を出す方法がメインです。

 

なので、一つの銘柄を多く持つことは、値上がりを起こした場合、非常に多くの利益を出すことが出来る反面、値下がりを起こした場合の損失も比例して大きくなるのです。

 

 

ミニ株での投資であれば、単元数以下での投資になるので、その分リスクは非常に小さくなるかと思います。

 

勿論それに伴って大きな利益を一気に出すのは非常に困難になりますが、株の初心者の方であれば先ずこういったところから始めていくのも良いかと思われます。

 

“積み立て風投資”

 

株式投資において、非常に高額な株というものは存在します。

 

例えばディズニーランドを経営している「オリエンタルランド」の株価は1株8000円前後です。そしてこれは有名ですが、オリエンタルランドの株主優待はディズニーランドの1Dayパスポートです。

しかし、この株主優待を受けるためには、単元数である100株が必要です。

つまり株主優待を受けるためには単純に80万円前後かかるのです。

しかし、80万円一気に買うのは少し資金的に厳しい……

そんな場合、ミニ株を使い、少しずつ購入することで、積み立て風の投資が可能になります。

 

 

もちろん、できない銘柄もありますので、買う前にしっかり調べることは大事です。

 

株式投資資金は最低限いくらぐらい資金があればできるのか?

 

 

ミニ株銘柄のデメリット

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ミニ株にはもちろんメリットだけではなくデメリットも存在します。

 

 

まず、ミニ株は、指値注文ができず、注文は成行だけとなります。つまり、ミニ株の売買は注文を出した翌日の開始値で取引されるため、金額の指定などが出来ない仕組みになっているのです。そのため、損をする可能性も、逆に思いがけなく利益が出る可能性もありますので、そういった注意が必要となります。

 

またミニ株は1日1回の売買が可能ですが、通常の取引とは別で、手数料がかかるので注意しないと利益が少なくなる可能性があります。配当金を目当てに始めたミニ株なのに、手数料で損をしないよう気をつけないといけません。

 

そして、ミニ株などは、株主権に一部制限があるため、株主としての議決権は与えられません。株主の議決権は1単元ごとに与えられるのですが、ミニ株はそれより少ない株への投資になるため、株主に議決権が与えられないのです。もちろん投資した株の配当金や株式分割の割り当ては受けられますが、単元数が必要な株主優待などのサービスは受けられなくなっています。

 

また、ミニ株を取り扱っている証券会社は限られています。そのうえ、ミニ株の対象外の銘柄もあるため、自分が購入したい銘柄があるか、口座を開こうとする証券会社で扱いがあるかの確認が必要となります。

 

これらのミニ株の注意点だけを見ると、デメリットが多いように感じますが、ミニ株ならではのメリットも沢山あります。その中でもミニ株最大のメリットは、単元株数では手の届かないような銘柄でも売買可能で、少額ずついろいろな銘柄への分散投資ができることです。それらの株への投資ですが、積み立て感覚で行っている人も多くいるようです。

 

 

 

3章:ミニ株で購入可能な銘柄紹介

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ここまでの説明で大体のミニ株についてご理解いただけたかと思います。

 

さて、ここからはミニ株で購入可能な銘柄でもお勧めのものや、それらの確認の仕方など、説明を進めたいと思います。

 

ミニ株で購入可能な銘柄

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先程説明した通り、全ての銘柄でミニ株による購入が出来るわけではありません。

通常の売買単位が1株の場合や、ほふり非同意銘柄等ではミニ株での購入はできません。

ほふり制度とは、簡単に説明すると、実際に株券のやり取りをしなくても済む便利な制度です。

 

 

それらを鑑みると、大体3割程度の株式銘柄は、ミニ株での購入が出来ません。

 

そして基本的に高額な株を購入するための方法がミニ株での取引です。

 

で、あるため、初心者の方は、優良大型株を狙うのが定石になると思います。

 

トヨタや三菱、花王などの日本を代表する企業の株を買うことで確かに安定した運用ができる事とは思います。

 

しかし、単純に大企業だからと株式の購入してしまうと、失敗してしまう可能性が十分あります。

 

たとえばシャープの減資発表による株価の下落や、東芝の経営不振による株価の下落等はニュースで見たことがあるかと思われます。

 

こういったことからも、単純に大企業だからと購入するのではなく、しっかりと企業の業績等をチェックしていく姿勢は、少額の投資とはえ非常に重要になるかと思われます。

 

そのうえで、大企業の株を購入するのは非常に賢い選択、リスクの少ない投資といえると思われます。

 

ミニ株おすすめ銘柄

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ある程度ミニ株を説明させていただきました。

 

その上である程度種類を分けておすすめの銘柄をここではご紹介したいと思います。

 

 

 

“株主優待をもらえる銘柄”

 

先程も説明した通り、株主優待の多くは、企業の株数を1単元以上持つことでもらえます。

しかし、数は多くありませんが、単元数に縛られず、全株主に株主優待を送っている企業というのは確かに存在します。

 

そういった企業の代表的なものをここではご紹介させていただこうと思います。

 

 

「リコー」

 

リコーはオフィスなどで使われているプリンターなどを製造する国内でも大手のメーカーです。

この企業の製品は国内のみならず、世界中で販売されています。

 

また、カメラ等の事業でも名をはせており、PENTAXのブランド名でデジタルカメラの販売を行っています。

 

 

この企業の株主優待は、3月と9月の年二回、全株主に対してカメラ等自社製品の特別価格での販売。というものがあります。

 

先述した通り、大企業の安定した株価を狙っての投資と、1株からもらえる株主優待の両方を兼ね備えた非常に優良な企業といえると思います。

勿論、株価は常に一定とは言えないので、常に情報を確認し続ける必要はありますが、それをするだけの価値は十分あると思われます。

 

また、単元株まで買い続けることで、カレンダーや、カメラセミナーの招待券、ラグビーの観戦券等ももらうことが出来るので、中長期の投資にも向いていると思われます。

 

 

 

「東建コーポレーション」

 

東建コーポレーションは、綜合建設や不動産管理業務などを行う企業で、建築業を軸にグループを拡大し、マンスリー事業やシニア向けのリゾート事業等、多様な業務を始めています。

 

この企業は1株からではなく10株からではありますが、年に一回株主優待をもらえます。

それはゴルフツアーの開幕戦のペア入場券や、自社が運営している温泉施設の宿泊割引券、ハートマークショップというインテリア等の通販サイトで使える3,000円分の優待割引券といったものになっています。

 

ゴルフの好きな方であれば非常に魅力的な優待なのは間違いないですが、そうでなくても温泉施設の割引であれば非常に有用ですし、通販サイトで使える3,000円分の割引券であれば非常に直接利回りが高いので、優待狙いでも非常にねらい目といえるのではないでしょうか。

 

勿論超一流の企業というほどの規模ではないですが、それでも非常に安定している銘柄といえるので、これも長所の一つだと考えられます。

 

さらに、継続的に購入することで、単元数を所持することが出来れば優待は更に豪華になります。

 

100株の単元数を所持することで年に一回、「魚沼産コシヒカリ5kg」「ミネラルウォーター500ml×48本」「芋焼酎500ml×8本」のうちからいずれか一つを選んで受け取れます。

 

こういったことからも、この企業の株も中長期的な投資を狙っての購入もできる非常にお得な株といえると思います。

 

 

 

「ファミリー」

 

この企業は、アウディ・フォルクスワーゲン・ポルシェ・ジャガー等の高級外車の輸入車正規ディーラーを展開しています。

また、他にも「太陽光発電」「賃貸マンションの経営」などの事業も行っております。

 

 

この企業の株主優待は全株主への優待になっております。

その内容は「自社取り扱い車両の株主優待販売」です。

高級外車の品ぞろえは正規ディーラーだけあるので、非常に豊富ですので、これから外車を購入しようと考えている方には非常にミニ株での購入が有用な優待のある銘柄と思われます。

 

 

 

「サカイ引越センター」

サカイ引越センターは、引っ越し運送や、貨物の一時保管等、引っ越しに対するトータルのサービスを行っている会社です。また、引っ越し業務だけではなく、ハウスクリーニングなどの業務も行っています。

 

この企業の株主優待は、全株主に対して「引っ越し代金30%割引優待券」を配布しています。

これも非常に汎用性の高い優待と考えられますので、ミニ株での購入に適した銘柄と考えられるのではないでしょうか。

 

 

“有料大型株”

 

初心者がミニ株で取引をする場合、着目すべきは安定した値動きをする銘柄がお勧めといえます。

ここでは、そういった安定感のある銘柄を紹介したいと思います。

 

 

「不二家」

 

不二家は「ミルキー」「カントリーマアム」「ポップキャンディ」等のお菓子などを主軸に事業展開している大手です。

また、不二家は他社に先駆けてのフランチャイズチェーン方式を導入していて、現在では関係各社をふくめ、非常に強力な販売網を持っています。

 

この企業の株価はここ数年非常に安定した推移を見せているため、中長期的な投資をすることで有用な投資になりえる銘柄です。

 

さらに株主優待も1単元必要ではありますが、1単元持つことで「チェーン店で使える3,000円相当の優待券」がもらえます。

なので、この優待を狙ってミニ株での中長期的な投資を狙うこともできる、非常にミニ株での投資が有用な銘柄といえます。

 

ケーキの老舗、不二家の今後の株価徹底予想!

 

「木曽路」

 

木曽路は、しゃぶしゃぶの最大手で、関東圏と関西圏を中心に展開している企業です。

 

この銘柄も非常に安定した株価を保っている銘柄になっていますので、中長期的な株式投資を狙える銘柄になっています。

 

さらに、株主優待も100株から受け取れます。

内容は、年二回「木曽路系列店で使える1,600円分の食事券」です。

 

こういったことからもミニ株での中長期的な投資を狙える銘柄と更にいえるものになっていると思われます。

 

そして次はミニ株で運用するのであれば絶対に覚えておいたほうが良い「NISA」という制度についてご説明したいと思います。

 

 

NISAとは

 

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NISA(ニーサ)とは、イギリス発祥の「ISA(個人貯蓄口座)」の制度を参考にして作成された日本の制度で、「株や投資信託などの運用益や配当金を一定額非課税にする制度」です。 通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。しかし、NISAは、「NISA口座」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品(株や投資信託)から得られる利益が非課税になるという制度です。

 

NISAの概要

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NISA口座では、「毎年120万円まで」の非課税投資枠が設定され、投資金額120万円分までの株式投資や投資信託にかかる値上がり益や配当金(分配金)が非課税となります。(NISA口座の非課税投資額の上限は、2015年まで100万円でしたが、2016年から120万円に拡大されています。)

 

NISAは、2014年から始まり、2023年までの10年間、毎年新たに120万円の非課税枠が追加されます。非課税の期間は、それぞれ最大5年間となっており、途中で売った場合は、非課税枠を使ったとみなされ、再利用をすることができません。さらに、非課税枠を使っての投資総額は合計600万円までとなっており、それ以上の金額は非課税の対象とはなりません。

金融庁HP(http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/overview/index.html)より

 

ここまでNISAの概要について説明しました。通常のNISAだけでなく、ジュニアNISA、つみたてNISAという制度もあるため、以下に簡単に説明いたします。

・ジュニアNISA

ジュニアNISAは、いわば子ども用のNISAです。中長期にわたる投資のための制度であり、子どもや孫の将来に向けた資産形成を主な目的としてジュニアNISAが設けられました。

通常のNISAとジュニアNISAの異なるところは、大きく分けて以下の3点です。

(1)非課税枠が80万円までとなっていること、

(2)口座開設の年齢制限(0歳~19歳まで)が設けらてていること、

(3)口座開設者が18歳になるまで払い出し制限が設けられていること

 

・つみたてNISA

つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度で、2018年1月から開始されます。つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています。

つみたてNISAと通常のNISAとの違いは、以下のようになっています。

(1)非課税投資枠が毎年最大40万円までであること

(2)非課税期間が最長20年間であること

(3)投資対象商品が長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託に制限されていること

 

NISA口座の開設方法

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NISAを利用するためには、銀行や証券会社などにNISA口座を開設する必要があります。

 

NISAを取り扱っている金融機関(2016年3月時点)

金融庁HPより(http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/start/index.html)

 

実際にNISAを利用できるかどうか、どのような金融商品を取り扱っているかは個々の金融機関によって異なります。事前に金融機関のホームページや窓口などで確認することをおすすめします。

 

NISA口座開設の流れ

金融庁HPより(http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/start/index.html)

 

NISAは、2014年1月から制度が始まったので、いつでもNISA口座を作ることができます。NISA口座を開設する際には、マイナンバー確認書類、住民票、本人確認書類などが必要になることも念頭におくと良いでしょう。

 

NISAで取引できる金融商品は、株式投資信託、国内・海外上場株式、国内・海外ETF、ETN(上場投資証券)、国内・海外REIT、新株予約権付社債(ワラント債)です。これらの商品をNISA口座で保有すれば、5年間は売却益、配当、普通分配金等にかかる税金が非課税となります。

金融庁HP(http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/knowledge/index.html)

 

注)実際に購入することのできる金融商品は金融機関によって異なりますので、詳しくはNISA口座を開設する金融機関にお問い合わせください。

 

ネット証券では、NISA口座に限って買付手数料を無料もしくは低価格に設定しているところもあります。そのような特典を比較して、NISA口座の開設先を選定してみてもよいかもしれません。

 

NISAのメリット

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NISAの最大のメリットは、NISA口座で購入した金融商品(株式や投資信託など)の配当金、譲渡益等が非課税になる点にあります。少額から投資が可能で、5年間、NISA口座で年間120万円の範囲内で購入した金融商品から得た利益(配当金、譲渡益等)に税金がかかりません。非課税期間が終了した後は、保有している金融商品を翌年の非課税投資枠に移す(ロールオーバーする)ことができます。なお、ロールオーバー可能な金額に上限はなく、時価が120万円を超過している場合も、そのすべてを翌年の非課税投資枠に移すことができます。

 

現在、NISAは2023年までの制度とされていますので、金融商品の購入を行うことができるのは2023年までです。2023年中に購入した金融商品についても5年間(2027年まで)非課税で保有することができます。

金融庁HP(http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/knowledge/index.html)より

 

ポイントとなるのは、NISAの非課税期間は5年間である、ということです。例えば、毎年120万円ずつNISA口座で投資を続けていくと、5年目には合計で600万円(120万円×5年)の投資をしたことになります。この時、最初の年に投資した分については、5年目を迎えることになるので、非課税期間の最後の年にあたります。つまり、毎年投資した分の非課税期間はそれぞれ5年経つと順に終了していくことから、NISAで非課税で同時に保有できる金融商品は、最大で600万円までとなります。

 

NISAのデメリット

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NISAを利用する上で気を付けなければいけないことがあります。以下に注意点をまとめますので参考にしてください。

 

(1)NISA口座は1人1口座しか開設できません。 ただし開設する金融機関は1年単位で変更可能です。

金融庁HP(http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/knowledge/index.html)より

 

(2)新規での投資が対象です。現在保有している株式や投資信託をNISA口座に移すことはできません。

金融庁HP(http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/knowledge/index.html)より

 

(3)NISAで取引した損益は、他の口座(一般口座や特定口座)と損益通算ができません。また、損失を翌年以降に繰り越しすることもできません。

金融庁HP(http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/knowledge/index.html)より

 

(4)NISAの非課税期間内に保有資産が値下がりし、その後、他の口座(一般口座や特定口座)に移し、値上がりした場合、当初の購入価格と売却価格からみると、損失が出ている状況にもかかわらず、課税対象となります。

 

(5)1年の非課税投資枠の未使用分は、翌年以降に繰り越せません。

金融庁HP(http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/point/index.html)より

 

NISAのメリットを生かす投資法

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ここまでNISAの制度等について解説してきました。NISAは、少額投資を対象にした制度であることから、ミニ株(単元未満株取引)との相性が良い制度と言えます。そこで、NISAを活用しらミニ株での投資についてご説明します。

 

ミニ株は、数千円と少ない額からの投資によりリスク分散することができ、配当金や株主優待も得られる人気の投資方法です。NISAと組み合わせることでさらにお得に運用できるようになります。

 

ミニ株は単に少ない単位で買えるというだけなので、何株買っても、またミニ株を複数種類買うこともできます。NISAでも、NISAで運用する銘柄数に縛りはないので何種類でも購入可能です。また、ミニ株を利用すれば分散投資ができますから、いくつかの業種に分散して株を投資することで、全ての株が下落するというリスクを減らすことができます。しかも、少額の保有なので、その株が値下がりしてしまったとしても影響が少なく安心です。

 

さらに、NISAでミニ株を活用する利点として、時間分散の投資を行えることも挙げられます。ミニ株は少額で購入ができるために、1銘柄を複数回に分けて買っていくことが可能です。時間分散をした投資をすることで、購入コストを平均化することが実現できます。次にミニ株を活用する利点に複数の銘柄の分散投資が可能になることが挙げられます。通常の単位株ではNISA口座では非課税投資枠に制限があることから、多くても2銘柄程度までしか投資ができないです。しかし、ミニ株ならば、少額での購入が可能であることから5銘柄以上の分散投資が行えるようになってきます。これもリスク分散の手法のひとつと考えられます。

 

ここでミニ株を購入する例をご紹介します。

例えば、

A社株(1000円/株、1株から購入可)

B社株(2000円/株、1株から購入可)

C社株(3000円/株、1株から購入可)

 

があったとして、A10株、B50株、C10株(計140,000円)という買い方もできますし、

ミニ株じゃないD株と一緒に運用することもできます。あとからAを買い足したくなったら1株単位で買い足すこともできます。NISAの利用枠が年間120万円なので、余裕を持って最初は控えめに購入し、数ヶ月してから良さそうなものを買い足すということもできます。

 

そして、これらミニ株等をNISA口座で購入すれば、値上がり益、配当金を非課税にすることができます。例えば、2016年に120万円分のE株に投資したとします。5年後、めでたく株価が2倍になって、資産は240万円になりました。儲けを計算すると120万円です。税金の計算を考えると、普通であれば、120万円の20%(=24万円)が税金となりますが、NISA口座で取引をすると、非課税なので税金はゼロとなります。この場合はNISAを使ったことで、24万円も得するのです。ミニ株は、少額での投資であるため、NISAとの相性が良いことがお分かりいただけたと思います。

 

ただ、NISA口座を利用して株取引を行う場合は、5年程度の中長期での投資を考えるべきでしょう。株を購入して、5年間は置いておくつもりで、配当金や株主優待券を楽しみながら長期の運用で利益を生むことが肝要です。

 

ネット証券では、NISA口座に限って買付手数料を無料もしくは低価格に設定しているところもあります。初心者の株取引にはNISAを使ったミニ株取引は、とても心強い取引方法です。リスクを減らせるので、長期投資運用の手始めにはとても有効な組み合わせとも言えます。

 

 

 

 

まとめ

 

 

ミニ株とは何か、どのような投資方法をすればよいのか、どういった銘柄を買えばいいのか。

といったものを説明させていただきました。

ミニ株は手数料などを加味しての長期投資を行うなどしないと大きな利益を出すのが難しい投資方法になっております。

そして、少額から始められるミニ株を皮切りに株式投資を始めて、ゆくゆくは通常の株取引を行うのも非常に有用だと思われます。

 

勿論これだけではまだ説明しきれていない点もあるかと思います。

 

実際初心者の方が適当な知識だけを付けて株式投資を始めるのは非常に危険です。

ミニ株は少額投資であるため、利益も損失も小さくなりがちです。

しかし、それでも損失が出る可能性は往々にして存在します。

 

そういった失敗を起こさないためにも、しっかりとした知識を持って臨むべきと思われます

 

近年は株式投資のセミナー等も行われております。

なので、そういった専門家に話を聞ける場があるのであれば、活用すべきだと考えられます。

 

情報や知識などを学ぶことを横着してしまうと、折角利益を出せる機会をみすみす逃してしまいます。

 

そういったことのないよう、できる限りの努力を続けてより良い投資ができるようお祈りしています。

 

【完全保存版】株で思ったように利益が出せない人が確認すべき事

この記事の著者・監修

株ビギナードットネット編集部

生徒数5000名を超える、株式投資のスクール『株アカデミー』にて講師として普段は株トレードのやり方を教えています。その講師陣が編集部としてこの「株ビギナードットネット」運営しており、特に株の初心者・入門者に向けて、株の基礎知識や用語などをわかりやすく解説しています。
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