2027年には、東京都品川間をリニア中央新幹線が開通する予定だ。そして、2045年には、大阪まで伸る。リニアは、浮いた状態で走るので普通の新幹線とは違う。ちょっと、飛んでいるイメージだ。
最速500キロも出るリニアが完成すると、名古屋と大阪を最短40分で結ぶことができる。ただ、実質は、各駅に停車するので、75分ほどはかかる。いまの、新幹線「のぞみ」が1時間40分だから、それほど大きな違いはないのかもしれないが、リニアの便が増えることで、直通便ができて、40分で行き来ができたら、そうとう変わってくるだろう。
これが、日本中に張り巡らされる時代は、僕が生きている間には来ないだろうが、そんな日本の未来を想像すると、少しワクワクする。
リニアの建設は、現在は、名古屋駅と品川駅で進んでいるが、それ以外の箇所の工事はこれから開始される。最近のニュースでは、南アルプストンネル工事に伴い予想される大井川の流量減少対策として掘削する導水路トンネルの正式なルートを提示されている。着工から完成までおよそ4〜5年ということだ。
リニア関連銘柄としては、やはり主に建築業関連銘柄になる。
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JR東海【9022】
JR東海が手掛けるリニア建設。
大成建設【1801】
南アルプストンネルの建設に大成建設が工事契約を受けている。
銭高組【1811】
2015年の8月に土木工事の第1弾として、大成建設、佐藤工業(非上場)、銭高組の共同企業体(JV)と契約している。
大林組【1802】
2015年10月に品川駅の南工区の工事をJR東海と契約している。
熊谷組【1861】
準大手ゼネコン。土木は道路・鉄道分野、社会インフラ、老朽化対策などが重点分野だ。2015年10月にリニア品川駅・南工区の工事を共同企業体(JV)として契約している。
東亜建設工業【1885】
2015年10月にこちらも熊谷組と大林組と同じく、品川駅の南工区の工事をJR東海と契約している。
清水建設【1803】
2015年の9月に清水建設を中心とする名工建設、三井住友建設の共同企業体(JV)と契約している。
名工建設【1869】
上記同様に、2015年の9月に清水建設を中心とする名工建設、三井住友建設の共同企業体(JV)と契約している。
三井住友建設【1821】
上記同様に、2015年の9月に清水建設を中心とする名工建設、三井住友建設の共同企業体(JV)と契約している。
主に、これらの銘柄が該当する。今後もリニア関連銘柄の動向は注目しておきたい。
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