プチ株というのは、カブドットコム証券の単元未満株を購入できるサービスです。
このサービスの特徴とメリット・デメリットについて見ていきたいと思います。
■■■ 目次 ■■■
プチ株の特徴
プチ株 (カブドットコム証券) |
0:00~10:00 | 同日の後場の始値で約定 |
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10:01~23:00 | 翌営業日の前場の始値で約定 |
上記の取引時間となっています。
約定の時間も2種類となっていて、S株は3種類にわかれているので、そこに違いがあります。
売買手数料は105円(2万円まで、それ以上は1万円につき70円(0.7%))となっています。
プチ株のメリット
低資金から売買が可能
プチ株のメリットは何といっても、低資金から始められることです。
株というのは、単元株数という最低限購入しなくてはならない、株数が銘柄によって決まっています。
たいてい、100株か1000株からですので、ある程度まとまった資金がないと一般的には購入ができません。
しかし、このプチ株である、単元未満株を活用すると、1株から購入が可能になります。
株初心者の方で、最初は低額から売買したい人や、あまり資金がないけど、株をはじめてお金がたまってから本格的な株式投資をしたい人などにはとてもおすすめな取引手法になります。
夜間でも取引できる
サラリーマンなど日中どうしても売買ができないという人も多いかと思います。
そういう人でも、会社が終わってから取引をすることができます。
プチ株のデメリット
リアルタイムで売買ができない
デメリットはいくつかありますが、その中でも一番のデメリットは、リアルタイムの売買ができないということでしょう。
単元未満株の取引は、夜中の0時から朝の10時まで取引をしたものが、その日の後場の始値で約定します。
つまり、後で取引が確定するということです。
これによって、自分が思ったような取引にならないというケースがあります。
思ったより、高く買ったり、安く売ったりしてしまう場合があるということです。
しかし、逆に思ったより、高く売れたり、安く買えたりというプラスの場合もあります。
基本的に株主優待は受けられない
銘柄によっては受けられるものもありますが、多くの銘柄で、株主優待は受けられません。
株主総会に出席できない
一般の株主の場合、その会社のオーナーになるというイメージですから、株主総会に出席する権利が与えられます。
しかし、単元未満株を購入しても議決権を与えてもらうことができません。
ですから、株主総会への出席案内も来ません。
手数料が割高
ネット証券の標準的な手数料(0.1%程度)と比較すると割高な手数料水準となっています。コスト面では通常の株取引と比較すると弱いです。
まとめ
プチ株はともかく株の練習というのに向いているといえます。
まだ、まとまった資金がない人が将来的にお金を貯めて、取引できるようになるまでの間に練習として利用するのがよいでしょう。
本を読んだり、知識だけを入れるよりも、実践したほうが、圧倒的に上達しますから、あまり資金がないという人も、プチ株からはじめてみてはいかがでしょうか。
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