■■■ 目次 ■■■
原油ETFとは
ETFは、投資信託の種類の一つである。ファンドの値動きが原油価格に連動することを目指して運用されるETFを一般に、原油ETFと呼ぶ。原油ETFには、原油価格の値動きの2倍の値動きをするダブルブル型ETF(レバレッジ型ETF)、また逆の値動きをするベア型ETF(インバース型ETF)もある。
原油ETF比較
現在、原油価格連動型ETFは3種類ある。いずれのETFもWTI原油先物価格に連動した投資成果を目指しているのが特徴だ。これらの上場銘柄を比較して見ていきたいと思う。
NEXT FUNDS NOMURA原油インデックス連動型上場投信(1699)
信託報酬 | ベンチマーク | 出来高 | 分配金(配当) |
0.50% | NOMURA原油ロングインデックス | 4,902,610株 | なし |
NEXT FUNDS NOMURA原油インデックス連動型上場投信は、NOMURA原油ロングインデックスに連動する投資成果を目指すETFで、日本国内で組成され、2010年5月17日に東京証券取引所に上場した。
NOMURA 原油インデックスとは、原油価格の値動きに連動することを目的としているインデックスで世界の原油先物取引の中から、取引量が多く流動性が十分あるものを構成銘柄として採用し、原油価格の値動きに連動することを目的とするインデックスで、野村證券金融工学研究センターが算出している。
同ファンドは、このNOMURA原油インデックスへの連動を図るために原油先物取引を行ない、日本円換算した対象指数に連動する投資成果を目指している。
先物取引は買い建て額が純資産総額とほとんど同額になるように運用が行なわれており、余資については短期有価証券で運用され、これが分配の原資となっている。ベンチマークは米ドルベースで、日本円への換算は、原則として、対象指数の算出対象日の翌営業日の対顧客相場の仲値を用いて算出されている。
ETFS WTI原油上場投資信託(1690)
信託報酬 | ベンチマーク | 出来高 | 分配金(配当) |
0.49% | Bloomberg Energy Subindex(旧DJ-UBS WTI 原油商品指数) | 14,230株 | なし |
ETFS WTI原油上場投資信託はBloomberg Energy Subindex(旧DJ-UBS WTI 原油商品指数)に連動する成果を目指しているETFで、外国投資法人が発行する外国投資証券だ。
この、ETFは2006年の9月にロンドン証券取引所に上場されて、2010年3月19日に東京証券取引所に上場した。
Bloomberg Energy Subindexは、米国の取引所において取引されているエネルギー価格の動向を表す指数で、ブレント原油、灯油、天然ガス、無鉛ガソリン、WTI原油で構成されている。より広範な商品価格の動向を表すブルームバーグ・コモディティ・インデックスの構成指数の一つだ。
WTI原油価格連動型上場投信(1671)
信託報酬 | ベンチマーク | 出来高 | 分配金(配当) |
0.49% | Bloomberg Energy Subindex(旧DJ-UBS WTI 原油商品指数) | 14,230株 | なし |
WTI原油価格連動型上場投信は、基準価額がWTI原油先物直近限月清算値の円換算表示に連動することを目的としたETFで、国内で組成され、2009年8月3日に大阪証券取引所に上場した。
WTI原油価格連動型上場投信では資金を証拠金として差し入れWTI原油先物を買い建て、残りの資金は米国の財務省短期債券への投資や現金で保有する。
商品先物取引のレバレッジをかけた総額が純資産残高と概ね一致するように運用され、余資の運用からの利息収入がファンドの分配原資となる。
原油ETFブル型(レバレッジ型)・ベア型(インバース型)
最近は原油価格の下落で大きく値が動いている。そんな中さらに大きく利益を出したいという方は、原油ETFのブル型やベア型を活用するという方法もある。
NEXT NOTES日経・TOCOM原油ダブル・ブルETN(2038)
信託報酬 | ベンチマーク | 出来高 | 分配金(配当) |
0.8% | 日経・東商取原油レバレッジ指数 | 11,327,382株 | なし |
NEXT NOTES日経・TOCOM原油ベアETN(2039)
信託報酬 | ベンチマーク | 出来高 | 分配金(配当) |
0.8% | 日経・東商取原油レバレッジ指数 | 42,491株 | なし |
この2つの銘柄は短期トレード御用達のETFだ。ダブルブルは原油価格の値動きに対して、2倍のレバレッジがかかる。ベア型は逆の値動きを目指した投資ができる。
短期で大きな利益を狙う場合はこちらのETFも検討してみると良いだろう。
まとめ
原油安の今、かなり多くのやり取りがされているのがわかるだろう。特に原油ダブルブル型は出来高が1000万株を超えている。
これだけ、売買が積極的に行われているということになる。
ETFは、株と投信をあわせもった特徴を持っている。原油の値動きに連動するように作られているため、非常にわかりやすいというのも特徴の一つだ。
投資信託というと、どうしても長期保有で元本を守りながら運用していくイメージがあるが、ETFは積極的な短期売買で利益も狙うことができる商品だ。
昨年は、人気を集めたETFとして石油ETFがトップ10に3つも入っている。
1位は、NEXT NOTES日経・TOCOM原油ダブル・ブルETN(2038)。2位は、NEXT FUNDS NOMURA原油インデックス連動型上場投信(1699)。4位に、WTI原油価格連動型上場投信(1671)が入っている。
今年も原油安の問題はまだまだ続きそうなので、原油ETFの人気は継続しそうである。リスクも高い分、大きな利益を狙えるのも魅力だ。
そのような取引をしたい人は、ぜひ原油ETFにチャレンジしてもらいたい。
「他人に任せた資産管理はもう嫌だ!」自分でリスク管理をして資産を減らしたくない人はもうこの方法しかない。自分ですべてリスク管理ができて、90%以上の確率で資産を増やす方法があるとしたらあなたはその方法を利用したいと思わないだろうか?「そんな魔法のような投資法があるわけがない!」と思っているあなたに質問したい。「ではなぜ、どんな状況でも投資で勝ち続けてる一部の人が現実に存在しているのだろうか?」はっきり言わせてもらうと、あなたは「正しい投資法知らないだけなのだ」。もし、私の言葉に1ミリでも興味をもったなら次のリンクをクリックして詳細を確認してほしい。
この記事へのコメントはありません。