5Gは、第4世代携帯電話(4G)または4GLTEの上位に位置づけられる、次世代の移動通信システムのことである。現在、NTTドコモが2020年の運用を目指し5Gの研究開発を行っている段階だ。5Gが世の中にリリースされれば、たとえば人が密集した大都市エリアやイベント会場で、4K/8Kというような、超高解像度のストリーミングを快適に楽しめるようになるのだ。大都市エリアで携帯やPCなどの通信ネットワークの利用量がさらに増加する一方、私たちがネットワークを快適に利用できるようになることが期待されている。
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5G関連銘柄
ジグゾー【東M/3914】
2001年に設立し、2015年3月に東証マザーズ上場。主な事業内容は「A&Aサービス」といい、IoTビックデータをベースとした、インターネットシステムの自動マネジメントサービス事業を行っている。IoTとは、世の中に存在する様々な物体に通信機能を持たせる。インターネットに接続し相互に通信することによって、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行う。今後の通信業界の発展に欠かせないものとなっている。
理経【東2/8226】
1957年に設立して以来、世界中の有数メーカーとのネットワークを築きあげ、世界中の最先端技術や先進的な製品を中心に様々なソリューションを展開。このネットワークを元に、技術開発力や企画力、コンサルティングを行う。1988年12月に東証2部上場。
アルチザネットワークス【東2/6778】
主な事業内容は、通信インフラ構築に使用される通信計測機および通信インフラの保守を行う。運用管理を行うネットワーク・マネジメント・システムの開発や販売、各種通信機器の開発や販売を行っている。直近では2014年3月にパケットキャプチャシステム「etherExtractor」を開発・販売した。2001年に東証マザーズに上場後、2014年12月に東証二部へ市場変更している。
ヨコオ【東1/6800】
1951年に設立。主な事業は車載通信機器分野、無線通信機器分野、コネクタ分野、マイクロウェーブ通信機器分野、医療機器分野、社会インフラ用システム分野と多岐に渡る。1967年に台湾に進出して以来、香港やアメリカ、ロンドン、韓国と世界進出にも積極的だ。2015年にはメキシコにも進出している。2001年に東証1部上場を果たした。
サイバーコム【東2/3852】
主にソフトウェア開発事業を事業内容としている。近年では2014年に「Cyber GW」というひかり電話を直接接続できるソフトウェアゲートウェイや、「Cyber Phone」というソフトでオフィスの電話をスマートフォンで実現。その他にもコールセンターで利用できるソフトフォンなどを開発。2007年6月にジャスダックへ上場した後、2015年2月に東証2部へ市場変更を行っている。
まとめ
5Gは現在流通しているLTEの通信速度よりも100倍速くなるだろうと言われている。冒頭でも話したように、NTTドコモが研究を行っている中、2020年の東京オリンピックへ向けての実用化が期待されている。今後ますますITなどの通信分野が発展する中で、5Gの存在が欠かせないものとなる。
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