株式運用のコツって何?初心者必見、失敗しないコツ!

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はじめに

こんにちは!株ビギナードットネットの小野寺です!

なんとなく敷居の高いイメージのある「株」。うまく運用できれば大きな利益を期待できますが、損をしてしまうリスクもあります。株の運用にあたっては、最初から大儲けを狙わず、「失敗しない」くらいを目安にするのが成功のコツ。初期に失敗してしまっては、今後の株式運用に使える資金も減ってしまいます。今回の記事では、「失敗」に焦点を当て、株式投資における失敗と、投資におけるコツについてお伝えします。

1章:株式投資の失敗とは

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「コツコツドカン」のケース

株式に限らず、FXや仮想通貨についても使われる言葉に、「含み益」「含み損」という言葉があります。これは、持っている資産(ここでは株式)の持つ価値が上昇あるいは下落することで、換金した場合にプラスとなる状態(含み益)、またはマイナスとなる状態(含み損)のことです。自分が株を保有する企業が業績を上げ、株価が上昇した場合、直接お財布の中身は増えませんが、株の価値が上昇しているため、「含み益が出ている」ということになります。含み益が出ている状態で利益確定を行うことで、初めて現金としての自分の利益を手にすることができます。こうして含み益をコツコツ重ねて手持ちの資産を増やしていくことができれば理想ですが、中には含み損となる銘柄も発生してきます。含み損になっている銘柄を「いつか株価が回復するかも」と保有し続け、最終的に「もうこれ以上下がったらどうしようもない」というところで泣く泣くロスカット、ドカンと大きな損失を出してしまうケースもあります。この損失を他の銘柄で取り戻そうと、少し含み益が出るだけで利益確定してしまうと、その後株価がさらに上昇したときに泣きを見ることになり、結局損失を埋めることはできません。このようにコツコツかさねた利益をドカンと大損で無駄にしてしまうことを「コツコツドカン」といいます。株を運用する上で目指すべきは、「損失は最小に、利益は最大に」という動き方です。損をするのは悔しいですが、ある程度まで株価が下落したら、見切りをつけることも大切なのですね。

 

仕手株をつかんでしまうケース

今度は「仕手株」のお話です。株の動きを見ている方なら、今までほとんど売買がなく注目されていなかったような銘柄が突然高騰するケースを見たことがあるかもしれません。これは、特定の投資家が集団で株を買うことで株価を吊り上げ、それを見て株を買った人々によりさらに株価が高騰、一定の水準になったところで投資家集団は一斉に株を売却するという作戦です。これを「仕手株」といいます。この方法は非合法的に株価を操作していることになるため、やってはいけないことなのですが、事前に防ぐことは難しいため、株価は乱高下しながら上がっていくことになります。「すごい勢いで株価が上がっている。この勢いで上がるかもしれないから買っておこうかな」と買ってみたところ、その後数日はストップ安(値幅制限いっぱいまで株価が下がること)をつけて自由な売買ができず、やっと売買できる頃には最初の株価の半値以下…ということも。この場合、高値掴みをしてしまった株価が元に戻ることはまずないため、勉強代としてはやめにロスカットすることをおすすめします。

 

信用取引で追証ざんまいになってしまうケース

最後にご紹介するのは追証により資金がなくなってしまうケースです。まずは信用取引についてご説明します。信用取引とは、自分を信用してもらうことで、持っている資金以上に株式投資を行うことです。自分の資金や株式を担保することで証券会社に資金を借り、投資することになります。信用取引を行うと、持っている資金以上の取引を行うことができるため、最大で資金の3倍の取引を行うことができ、うまく運用することができると利益も3倍になります(もちろん失敗した場合の損失も3倍になってしまいます)。そのほかにも株価の下落時にも利益を出せたり(空売り)、株主優待をお得に手に入れられたりとメリットがありますが、気をつけなければいけないのが「信用を引き換えに借金している」ということ。信用取引で購入した株の価格が急激に下落した場合など、追加で保証金が必要になることがあります。これが追証(おいしょう:追加証拠金)です。これを期日までに入金できなければ信用取引で購入した株が強制的に決済されたり、それでも不足金が発生すれば必ず入金が必要になったりします。追証が必要になってもいずれ株価が回復するだろうと楽観して入金を行い、それが重なるうちに気付いたら莫大な金額を入金していた…ということが起こりえます。株式運用はあくまで趣味であり、老後の資金や教育のためのお金は絶対に回してはいけません(分かっていても入金してしまうのが株式運用の恐ろしいところです…)。

 

株式投資のコツ

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さて、ここまで株式運用における失敗の例を挙げてきましたが、このような失敗をしないためには、どのように立ち回ることが重要なのでしょうか?

本章では、「負けない」から「勝つ」までのコツについてご説明します。

□2-1:負けないためのコツ

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株式を運用する上で大切なのは「損をしないこと」。損をする=負けるですから、まずは「負けないこと」が大切になります。利益を出すのは負けていないことが前提になりますから、負けないためにはどうしたらよいのか考えてみましょう。ここで頭に入れておきたいのが、「株も商売のひとつである」ということ。株の世界に限らず、競馬やパチンコなどの世界にもギャンブルのみで生計を立てている方がいますが、「プロ」という肩書を持つ方々でも、永遠に勝ち続けているわけではありません。

ギャンブル以外の商売に目を向けてみても、商品の仕入れやサービスを行う労働力として、何かしらの損失は発生しているわけです。しかし、その損失よりも商品の販売やサービスへ支払われる対価が多いため、この差を利益として享受することができ、稼ぐことができます。株についても同じことが言えます。損失が出るのは株式運用をしている以上避けられないことであり、損失を上回る利益を出すことが負けないことにつながるのです。そうは言っても、それが簡単にできたら苦労しないですよね。換金できる金額が等しくても、それまでに負けている金額次第で、その金額が利益になるか損失になってしまうかが決まります。

避けられないリスクとはいえ、損失は最小限に抑えたいものです。そのためには、自分の中の軸をしっかり決めておくことが必要です。ちょっと下がったからといって焦って売ってしまえばただの損失です。自分の中に「まだ上がるかも」という気持ちがあれば、あせらず様子を見ることも必要になります。また、ひとつの銘柄に投資金額を集中せず、リスク分散をすることも重要です。短期的な株価に惑わされず、自分のスタイルで投資できるようになることが、負けない株式運用への第一歩かもしれません。

勝つためのコツ

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もちろん、「負けない」ことばかり重視していると、なかなか資金は増えません。株式運用で成功するためには、最大限の利益を得る必要があります。勝つためのコツとは、どのようなものなのでしょうか?まず覚えておきたいのは、株で大切なのはどの銘柄を買うか、ではなく売買のタイミングであるということ。もちろん銘柄選びも大切ですが、自分の判断が正しかったのかどうかを確かめ、上がりそうだったら保持し、間違っていたなと判断した時点で売る。単純な話ですが、「下がっているときに買い、上がったときに売る」というのが株での稼ぎ方ですので、最終的に重要になるのは売買のタイミングであると言えそうです。

また、長期的な視点を持つのも株式運用には大切です。勢いのある株は長期間保有することで細かい上下はありながらも最終的に4~8倍となることもあります。そして、これだ!と思う銘柄に出会っても、一度に全額投資してしまわないことも大切です。

最初は少額投資して株価の動きを見て、その後の動き方を決めることができます。負けない、さらに勝つためには、何よりも冷静さが求められます。長期用・短期用で口座を分けることも有効ですね。自分の中でルールを決めておけば、想定以上に負けることはありません。自分のコントロールできる範囲内で株式を運用することが、大損をしないことにつながるようです。

株は勉強が命

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ここまで述べてきたように、株式運用の要は「投資銘柄の選定」および「売買のタイミング」にあります。これらを間違わずに行うためには、知識が必要です。「株」とインターネットで検索してみると、現物取引、信用取引、ロスカット、チャートの分析など、知らない言葉がたくさん並んでいます。まずはこれらの言葉の意味を理解することが大切です。ビギナーズラックという言葉があるように、あまり勉強しなくても利益を出すことは可能かもしれませんが、あくまで「ビギナーズ」ラックですから、長期的に儲けるためには勉強が必要になります。株式運用で大切になるのは「会社の未来を予測する力」です。会社が発表する財務諸表などを分析し、企業の伸びしろを分析する手法を「ファンダメンタルズ分析」と言います。また、株価のチャートを見てその後の動きを分析する手法を「チャート分析」と言います。これらの分析手法については、書店や図書館にいくと書籍がたくさんありますので、自分に合ったものを何冊か読んでみることをおすすめします。株初心者がまずやるべきは投資額の設定と、目標額の設定です。1日1ページでも読み進めることで、少しずつでも前進できるはずです。通勤時間や職場での隙間時間を株の勉強に充てるのも良いですね。知識があるから勝てる、というわけではないのですが、リスクを減らすことは可能です。今度まとまった時間を見つけたら、ぜひ本屋さんに足を運んでみてください。

まとめ

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今回の記事では、株式運用における失敗例と、株を運用する上でのコツについてお伝えしました。いわゆる必勝法は存在しませんが、勉強することでリスクを減らすことができるのが株式の特徴です。「下がっているときに買い、上がったところで売る」ことを忘れず、楽しい株ライフを送りましょう!

この記事の著者・監修

株ビギナードットネット編集部

生徒数5000名を超える、株式投資のスクール『株アカデミー』にて講師として普段は株トレードのやり方を教えています。その講師陣が編集部としてこの「株ビギナードットネット」運営しており、特に株の初心者・入門者に向けて、株の基礎知識や用語などをわかりやすく解説しています。
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