株初心者が負ける最大の理由は、間違った銘柄選びに原因がある。デイトレなどの短期で売買する場合は、テクニカル分析を行って、数分後に上がるか下がるか・・・、そんな判断が必要なので、銘柄の良し悪しはあまり関係ないかもしれない。
しかし、1ヶ月など少し長めに株価を保有して利益を確定するような取引が可能だという人であれば、良い銘柄を選べば高い確率で勝つことが可能だ。
買い方としては、将来その銘柄の好材料がさらに出るのか?それとも、出尽くしたのか?そんな見極めが必要になる。
とはいえ、初心者がいきなりそんな好材料などの情報を収集したり、判断したりというのは、なかなかできるものではない。だからといって、「なんとなく伸びそう」などという、「勘」頼みでは、トータルで勝てるわけがない。
だから、おすすめしたいのは、今後将来性の高い銘柄を確実に購入して、目先の上下に振り回されず、株価が上がったところでちゃんと利益を出すという基本的なことをする投資方法をおすすめしたい。
そのためには、2016年以降どのような関連銘柄が注目されるのかをしっかりと理解しておく必要がある。
最近では、自動運転車、ロボット関連、人工知能関連、ロケット関連、バイオ関連、IoT関連などは、特に注目されている関連銘柄だ。
そんなか、2016年にとても注目したい、関連銘柄がある。
それは、「有機EL関連銘柄」だ。
他の関連銘柄と違って、普通に生活しているとなかなか耳にしない言葉かも知れないが、この有機EL関連銘柄は、今後非常に伸びてくる関連銘柄として注目されている。
株初心者であれば、このように、伸びてくる銘柄を早い段階で買っておいて、その関連銘柄の、4半期決算時期の決算報告時に、業績が伸びて株価が上昇した時に売れば、高い確率で利益を出すことができる。
だから、伸びてくる関連銘柄を押さえておこう。今回は、その中の有機EL関連銘柄について、書いていきたいと思う。
有機EL関連銘柄が2016年以降伸びる理由
有機ELというのは、簡単に説明すると、超極薄の液晶画面や証明を作ることができる技術だと覚えてもらうと簡単だと思う。
有機ELを使えば、グニャッと曲がったテレビを作ったり、極薄で曲がった証明を作ったりすることが可能になる。
そんな、有機ELがなぜこれから注目されるかというと、2018年発売予定のiPhoneの新モデルにこの有機ELディスプレイが利用されるということが発表されたからだ。
現在、有機ELのメーカーは、韓国のサムスンと、LGの2社がほぼ市場を抑えている。
「じゃあ、日本の銘柄関係ないね」と思うかもしれないが、それは、ちょっと違う。Appleが採用する中小型ディスプレイは、サムスンが大手だが、サムスンは、スマホのGalaxyの差別化技術として有機ELを活かしてきている。
Appleは、スマホの競合先である、サムスンの依存度をあまり高めたくないはず。
となると、LGなのでは?と思うかもしれないが、LGはテレビ向けの大型有機ELでほぼ独占状態だが、LGの有機ELは白色の有機ELとカラーフィルタを組み合わせたもので、レッド、グリーン、ブルーの3原色を利用するものに比べて、発光効率で劣る。
Appleは、ハイエンド市場なので、カラーフィルタ方式は利用されないだろうと予想できる。
となると、日本の企業が有機ELを生産し、Appleの有機ELディスプレイを作ることになる可能性は、十分にありえるということだ。
日本で有機EL関連銘柄本命はどこ?
最も有力なのは、国営ファンドである、産業革新機構とジャパンディスプレイ、パナソニック、ソニーの出資で設立された、JOLEDが有力である。
この中で、主導していくのは、ジャパンディスプレイだろう。出資比率が産業革新機構についで2番めに多いからだ。産業革新機構は、ファンドなので、ジャパンディスプレイが主導していくと見られる。
ということで、有機EL関連銘柄大本命は、ジャパンディスプレイ(JDI)である。
ジャパンディスプレイ<6740>
ジャパンディスプレイの業績は、2014年3月の上場直後に業績見直しを引き下げて評判を落とした。しかし、2015年上期は営業利益が106億円と前年同期比の203億円の赤字から大幅に改善している。
上場初値が、公開価格の900円を大幅に下回り、769円でスタートした。14年10月は上場最安値の311円を記録している。
そして、2015年12月28日今日現在の株価は、331円と安値圏にある。
とはいえ、今後、Appleがジャパンディスプレイに有機ELの受注をするという発表がされれば、株価は高騰すること間違い無しだ。
それは、来年2016年に起こる可能性は高いと見ている。
単元株数は、100株。ということは、33,100円からこの銘柄を買うことができる。
株初心者で、まだあまり高額な株を買うのをためらっている人は、ぜひ、この銘柄をおすすめしたい。
もし仮にだが、99300円で300株を購入して、株価が100円上がったとしよう。それだけで3万円の利益だ。
というか、Appleが受注を日本メーカーにしたら、そんな程度の伸びではないだろうから、さらに、大きな利益を出す可能性も十分にある。
ぜひ、株初心者にはおすすめの銘柄として紹介しておきたい。
まとめ
株というのは、倒産でもしないかぎり、購入した分のお金がなくなるわけではない。わかってるかもしれないが、改めて伝えておきたい。
だから、先程の例で言った、99,300円で買って、もし、かりに株価が50円下がったとしても、15,000円がマイナスにはなるが、75,300円は回収できるのである。
だから、よほどリスキーな銘柄を買わなければ、それほどリスクの高いものではない。
ぜひ、株初心者の方でも積極的に有力な銘柄の売買を行って、投資に対して積極的になってもらいたいと思っている。
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