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1章:吉野家ホールディングスの株価概要
吉野家ホールディングスは、子どもから大人まで誰もが知っている国内有数の企業ではないでしょうか?
今回の記事では、牛丼でおなじみの吉野家ホールディングスの株価の変動要因を解説させていただき、またどのように変動してきたか、そして、吉野家ホールディングスの株価の今後の展望について、解説させていただきたいと思います。
株の初心者の方にとって、株の取引を始める際の最大の難関と言えるのが、
株の情報収集と、購入する株の将来の動向予想だと思います。
これから株式投資を始めようと考えている方、株式投資の勉強をしている方にとって、
有意義な情報を記載させて頂けますと幸いです。
1-1吉野家ホールディングスはどんな会社?
吉野家ホールディングスの株価の概要をお話しさせていただく前に、まずは吉野家ホールディングスがどのような企業なのかをおさらいしておきましょう。
サラリーマンから、主婦、学生に至るまで、幅広い年齢に渡って、吉野家を知らないという方はいらっしゃらないのではないのではないでしょうか?
株式会社吉野家ホールディングスは、1899年、当時、東京都中央区日本橋にあった、魚市場に設立された個人商店が原点となります。
1958年に、牛丼屋の起業家を目指し、資本金100万円で設立したのが、現在の株式会社吉野家ホーリディングスの前身となる、株式会社吉野家が設立されました。
その後、1977年にはアメリカ合衆国に牛肉の買い付けを目的としたUSA吉野家の設立を始め、国内外で事業範囲を広げ、2000年に、東京証券取引所第1部に上場、2001年には国内・海外を合わせ、1,000店舗を突破、その後も子会社を増やし、2016年にはグループ合計3,000店舗を突破している日本を代表する企業になりました。
以下、株式会社吉野家ホールディングスの略歴表になります。
1899年
当時、東京都中央区日本橋にあった魚市場に個人商店として吉野家が誕生。
1958年
父のあとを引き継いだ松田瑞穂が牛丼屋の企業化を目指し、資本金100万円で株式会社吉野家を設立(12月27日)。
1973年
米国・デンバーに牛肉の買い付けを目的としたUSA吉野家を設立。
1977年
米国にヨシノヤウエストINC.を設立。
1980年
会社更生手続きを申請。
1983年
更生計画認可。
セゾングループが資本参加、資本金5億円で再スタート。
1987年
当初計画より早く更生債権100億円を完全返済。
1988年
日本でダンキンドーナツを展開する株式会社ディー・アンド・シーと合併、社名を株式会社吉野家ディー・アンド・シーと変更。
1990年
店頭登録銘柄として社団法人日本証券協会より承認。
1993年
株式会社北海道吉野家を設立。
1996年
吉野家が国内出店500店舗を突破。
1997年
株式会社沖縄吉野家を設立。
1998年
ダンキンドーナツ事業から撤退。吉野家が全国出店完了。
2000年
東京証券取引所第1部に上場。
株式会社京樽を子会社化。
2001年
吉野家が国内・海外をあわせ、1,000店舗を突破。
2004年
米国産牛肉輸入禁止措置により、国内吉野家の「牛丼」を、一時販売休止。
吉野家国内1,000店舗突破。
2005年
株式会社九州吉野家を子会社化。
2006年
株式会社はなまるを子会社化。
米国産牛肉輸入再開により国内吉野家の「牛丼」復活。
2007年
吉野家ホールディングスグループの純粋持株会社として、社名を株式会社吉野家ホールディングスに変更。同時に新設分割会社として、株式会社吉野家を設立。
株式会社四国吉野家を設立。
2008年
株式会社どん(現・株式会社アークミール)を子会社化。
2009年
株式会社中日本吉野家を設立。
2010年
株式会社北日本吉野家を設立。
吉野家、はなまる上海万博に出店。
2012年
海外吉野家500店舗突破。
2013年
株式会社 西日本吉野家を設立。
2014年:ASEAN地区の展開を統括するアジアヨシノヤインターナショナルを設立。
2015年:
株式会社関西吉野家を設立。
中国地区の展開を統括する吉野家(中国)投資有限公司を設立。
京樽ミラノ万博に出店。
2016年:グループ合計3,000店舗を突破。
現在も、1899年の創業時と同じ、中央区日本橋に本社を構え、資本金は102億65百万円、東京証券取引市場第一部で取引されている銘柄となります。
吉野家ホールディングスの証券コードは【9861】
2017年9月8日の15:00時点で、1,841JPYとなっております。
1-2株式優待券内容(単元株数等絡めて)
吉野家ホールディングスの株式が人気な理由としては、やはり株式優待券の存在が大きいです。
株主優待とは、株式会社が一定数以上の自社の株式を権利確定日に保有していた株主に与える優待制度のことを指し、日本では3685社の上場企業のうち1307社が実施し、幅広く実施されている制度となっています。
ちなみに、株式上場する際に株主優待を設定しなくてはいけないという法的な義務は無く、各企業の判断に委ねられているため定めない企業も多くあります。ちなみに諸外国ではほとんど行われていない日本株式市場特有といってもいい制度なのです。
では早速、吉野家ホールディングスの株式を購入することで、貰えることができる株主優待の内容をご紹介させていただきます。
吉野家ホールディングスの株主優待の内容は下記になります。
・100株~999株の株主様:
2月末、8月末の半期毎に10枚の300円サービス券を進呈いたします。
・1,000株~1,999株の株主様:
2月末、8月末の半期毎に20枚の300円サービス券を進呈いたします。
・2,000株以上の株主様:
2月末、8月末の半期毎に40枚の300円サービス券を進呈いたします。
すなわち、吉野家の株を保有している投資家の方には、その保有株数に応じて店舗で使えるサービス券がもらうことができるのです。
このサービス券が利用できる店舗は、日本国内の株式会社吉野家、株式会社はなまる、株式会社アークミール、株式会社京樽、株式会社グリーンズ プラネットの店舗で、吉野家の牛丼はもちろん、その他のサービスを受ける際でも使用することができるのです。
株主優待は、キャピタルゲイン・インカムゲインにつぐ、株の投資利益となりますので、
吉野家ホールディングスの株式以外でも購入を検討する際には、是非調べてみることをお勧めいたします。
2章:吉野家HDの株価変動
吉野家HDの株価は、外食産業の株であることもあり、ある程度国内の情勢で上下することが少なくないです。
そのような吉野家HDの株価ですが、どのような景気で株価が変動するのでしょうか。
ここでは同業他社の株価と並んで確認していきたいと思います。
2-1上場からの推移
吉野家HDは2000年に一部上場した企業です。
そこから2017年までの間、ある程度大きな値動きを何度かしています。
ちなみに株価の最高値は2007年の2370円。
最安値は2008年の877円です。
この2008年の急激な下落は、サブプライムローンの破たんによるリーマンショックが非常に大きく関与していると考えられます。
国内が不景気になると、一般の人は外食を控え、節制に回ってしまうため、外食産業の株価は大きな影響を受けてしまうのです。
しかし、そこから今では盛り返してきているのは、やはり企業の地力の強さが伺える内容なのではないでしょうか。
しかし、これらは別に吉野家HDに限った話ではないとも言えます。
次は吉野家HDの同業他社を比較しつつ、その中で見える特徴を探っていきたいと思います。
2-2牛丼市場
牛丼業界といえば、少し前まで苛烈な値下げ競争を繰り広げていたのは記憶に新しいのではないでしょうか。
まず吉野家の同業他社であるところの「すき家」が値下げに踏み切り牛丼の価格を2009年に280円に設定しました。
これも先述したリーマンショックの影響で、不景気からか客足の遠ざかったことに対する対抗策とみて間違いないでしょう。
さらに、これと同時期に吉野家も値下げを慣行、牛丼と豆腐を入れた丼ものの「牛丼鍋」を280円で発売しています。
さらに少し遅れて2012年には松屋もこの値下げ競争に参戦。それに合わせて吉野家は牛丼並盛を380円から270円に期間限定ではあるが値下げをしています。
これらの事から分かるのは、牛丼業界は同業他社の動きに対して非常に敏感であるということが顕著に出ていることです。
ちなみに、ここ数年の吉野家の売上高を確認してみると、この2012年から2013年までの一年間で株価は下落しましたが、そこから2017年までの4年間は綺麗に右肩上がりの形で売上高は上昇しております。
しかし、吉野家の牛丼と同業他社の牛丼には決定的な差が存在します。
それは牛肉の原産国です。
同業他社の低価格攻勢に対して、既存店売り上げでは苦戦することもあるでしょうが、アメリカから輸入している吉野家は円高で仕入れコストの圧縮が見込めます。
また、数年前におきたBSE問題が起きた際は米国の牛肉への規制の緩和などが見込めた辺りから、吉野家の株価は大きく上がりました。
このことから吉野家の株価はアメリカの情勢も少なからず値動きに影響を与えていることがわかります。
2-3吉野家の株価変動条件
先述した通り、業界的な側面からも日本内のみならず、諸外国の影響を受けて株価は大きく変動します。
これは業界上仕方ないのですが、逆を返せば、外国での良いニュースがほぼ直接的に関与してくるといった言い方もできます。
あと忘れてはいけないのが、吉野家株の強みである株主優待券の存在です。
この優待券は年二回単元株以上を所持している株主に配られます。
そしてこの株主優待が配られた直後、吉野家の株価は下落するといった特徴があります。
これは何故かというと、株主優待券だけを狙って株を買う層が一定数いるため、最終的に株主優待を受け取る権利が発生した後は、その投資家たちが売ってしまうことで、株価が下がってしまうのです。
これは株主優待権の発生する年二回どうしても起こることですので、株価はこのタイミングで変動すると考えて間違いないかと思われます。
2-4吉野家株ってどんな特徴?
これらの特徴から吉野家株の特徴を挙げるのであれば
「国内の情勢の影響を受けやすい」
「国外の情勢の影響も受けやすい」
「株主優待の存在が株価に影響する」
「同業他社の動きに合わせて経営も変動する」
といったところからも、変動することが多い銘柄であることは想像に容易く、実際に変動は多い銘柄であると言えます。
このことからも、安定を求めて中長期的な投資をするのに向いた銘柄ではなく、短期的な取引を狙った株式投資か、株主優待を狙った株式投資を視野に入れた形での投資に向いている銘柄ではないかと考えることが出来ます。
逆を返せば、突発的な世界情勢での株価の変動は仕方ないとはいえ、株価が動くタイミングは非常に推し量りやすい銘柄である、ということも特徴の一つとして挙げられると思われます。
3章:吉野家ホールディングス株価の展望
現在、世界情勢を見てもリーマンショックから立ち直り、景気はここ数年回復傾向にあることが分かります。
そういったところから、今後の吉野家ホールディングスの株価は今後一体どのように動くのか。
次はそういったところの紹介をしていきたいと思います。
3-1世界情勢からみた吉野家株
はっきり言って吉野家株が世界情勢に影響を与えるということは、恐らくないと思われます。
しかし、吉野家が日本の飲食業界、特に同業他社へ与える影響力は非常に大きいものになっていることは先述した値下げ競争の時などの事を鑑みても間違いないかと思います。
つまり、吉野家の株価が動くときは同時に同業他社の株価も動くと考える事が出きますし、逆に同業他社の株価が動くときは同時に吉野家の株も動く。といったことが考えられます。
そして吉野家株が世界情勢に与える影響はなくても、世界情勢が吉野家株に与える影響は小さくないものになっています。
それは、牛肉産業に直接的ではなくとも、景気に直結する業界であるため、といった背景が存在しています。
3-2ポジティブ要因
ポジティブ要因としては、変動は大きいが、暴落することは稀であるという点に着目してみましょう。
株価が下がるタイミングの代表例としては、先述した株主優待が非常に分かりやすい事かと思います。
株の基本は安く買って高く売るところにあります。
なまじ吉野家株のように変動が多い株であれば中長期的な運用方法には少しリスクの高い銘柄になっているため、ある程度短期的な見方をするべきと考えられます。
そしてこれを逆手に取ることで、吉野家株が安いタイミングで買うことが出来るのです。
それは、株主優待の配布直後、値が下がったところで購入するといった戦略です。
株主優待を受け取る権利を株主が得た後、株価は一度下がりますが、また次の株主優待権が発生するまでに吉野家株は値が戻ることが多いです。
これを狙うことで「安く買って高く売る」という株の基本的な戦略が打ちやすい、ということは言えると思われます。
3-3ネガティブ要因
また、ネガティブな要因としては、世界情勢の影響を受けやすい。というところにあります。
たしかに2017年現在、リーマンショックから続く長い不景気からは回復をしてきました。
しかし、2017年秋現在、世界情勢はどう転ぶかわからない状況になっています。
直近で一番の懸念材料は北朝鮮の動きだと思われます。
北朝鮮がこのまま世界を敵に回して戦争を起こす。
といった可能性は過去類を見ないほど高まっています。
ここから戦争が起きた場合、隣国である日本の被る影響というのは現状計り知れないものになるかと思われます。
さらに相手国がアメリカだった場合は世界情勢も加味したうえでの変動が起こるといえるでしょう。
その場合の株価の値動きは、想像するに難いかと思われますが、少なくとも好転することはないかと思われます。
3-4競合他社の今後
競合他社についても、先述した事柄がある程度あてはあるものと思われます。
牛丼チェーンで今年の売上高を比較してみると、非常に興味深いことが分かります。
吉野家HDの場合、2017年八月の成績でいうと、前年同月比は0.2%のプラスとなりました。
しかし、今年一年で見るならば八月のプラスは3か月ぶりになってしまっています。
また、松屋フーズの場合は、前年同月比1.4%のプラスになっております。
そしてすき家を運営するゼンショーは前年同月比0.4%のマイナスに転じてしまっています。
ここでまず吉野家の状況を確認してみましょう。
昨年同月のデータをもとに営業成績を比較すると、一年前の客単価前年同月比は1.0%のマイナス、客数は12.2%のマイナス、売り上げを見てみるとなんと13.1%のマイナスになってしまいます。
今回月においては朝定食の新商品を発売し、先月もサラシア牛丼の全店舗での販売を始め、他にも健康意識を強めているといったことをしています。
結果として、これらの試みは大きな成果を上げるといったことにはならなかったのです。
吉野家における今月の客単価・客数・売上高の増加は、2年越しにみることで客数や売り上げに関しては捨て置けないほどネガティブな結果になってしまっています。
また、松屋は、グループの運営するとんかつ系の店に本腰を入れ始め、今回月では新商品を投入することで勢いを見せている。
結果として業績は少々の伸びを見せるにとどまっているが、それでも伸びていることに関しては間違いないと言えます。
最後にすき家です。
今回月は新しいメニューの投入などの大きな動きはありませんでしたが、結果としてみてみると、客単価のみ伸び、他の客数と売り上げに関してはマイナスを出してしまっています。
このような短期的なところだけに着目しても良くないのは間違いありませんが、こういった推移を見せているという実例です。
前年同月比だけでなく、前々年同月比で見ても、2度の値上げをしている吉野家だけではなく、3社ともに客単価の引き上げにより客数の減衰を補うことで売上を維持している様子が見て取れます。
そのなかで松屋はここ数ヶ月客数・客単価においてもプラスを示しており、今回月においてはすき家も良い結果を残しているといえます。
またあ、売上高の傾向としては、すき家の人員不足問題や吉野家の鍋系商品の影響でそれぞれある程度の上下はありますが、それ以外は大凡横ばいに推移しています。
少なくとも震災やリーマンショックのような大幅な上下はみられません。
しかし、吉野家に限っては、中期的に見たときにある程度月ごとでブレが生じており、お世辞にも安定しているといった結論には至れないことが分かります。
また吉野家の今年の施策として大きく見て取れるのが、高齢者向け介護施設を対象とした業務用商品の「吉野家のやさしいごはん」から始まる健康志向を押す姿勢です。
この「吉野家のやさしいごはん」に限れば、今後少子高齢化の進む日本において一定規模の市場獲得が期待でき、また、現代世代の牛丼の味を好んでいる人たちが高齢化した際、同じ味を求めることを考えると、今後の大きな需要も想像に容易いのです。
また、新商品にもこういった健康志向は見て取ることが出来ます。
先程紹介したサラシア牛丼を筆頭に、牛丼にあるステレオタイプなイメージである、「安かろう悪かろう」といったイメージや「ファストフードの延長」といったイメージを払拭し、健康的な食生活に牛丼を据えさせようとする意図は見受けられます。
これらの施策が上手くいくかは今後にかかってきますが、少なくとも短期的に一気に業績が伸びる要素ではなく、今後十年単位での業績の成長を見ての結論を出す必要がありますが、少なくともここから一気に業績が下がることは考えづらいと思われます。
震災以降顕著になっている消費者の消費性変化に伴う、廉価特化の外食産業が斜陽になりつつあるなか、各社とも価格面で安さを売りにする方針をやめ、時代の変化に対応しようとする傾向は見て取れます。
廉価特化の経営で客数が減り、従来と同じ客単価で推移してしまった場合、当然営業成績は苦しくなってきます。
であるならば、客数が一度減少しようとも、価格以外の要素で顧客を獲得する術を模索するのは非常に理にかなっていると考えられます。
客単価の引き上げで客数の減少をカバーできならば、従来の薄利多売といった営業方針と違い、客数が減った際の売上減退に対するリスクマネジメントも可能です。
さらに現場の店員への負担も軽減され、結果的にサービスの向上まで見込めるのではないでしょうか。
そして、その価格以外の要素が一定のリピーターに繋がれば、従来とは違う新規層の獲得も見込めると考えられるのです。
牛丼業界、特に吉野家はまだ施策を始めたばかりではありますが、今は従来の方針での営業を見直す転換期に差し掛かっているのではないでしょうか
勿論、結果がまだ数字として出てきていない吉野家の健康志向的な施策が上手くいくかはまだ分かりません。
しかし、恐らく上手くいかなければいかないで更に次の手段を講じてくると思われます。
また、すき家も数年前話題に上がった「ワンオペ問題」から立ちなっている兆しも見え、数字の上では悪くない形で推移していることが分かります。
また、最後に。
牛丼業界は世界の動きに対して非常に敏感に影響を受けます。
先日ニュースで伝えられた通り、冷凍牛肉の輸入量が関税緊急措置の発動基準量を超えました。
このことにより、来年2018年三月末までの措置で、現行の関税からさらに引き上げられた税率に引き上げられてしまいます。
冷凍牛肉は各社一定の在庫があるためにすぐ影響が生じるわけではありませんが、解除まであと半年ほどあります。
そのため、今後この影響を受けた各社が値上げに踏み込む可能性もある、ということが言えます。
まとめ
ここまで吉野家HDの株価の動きを簡単にでは解説させていただきました。
どうでしたでしょうか、少しでも皆様の投資がより良いものになる情報であったならば幸いです。
ここまで解説した吉野家の株価変動の特徴を簡単にまとめるならば
「世界情勢の影響を受けやすい」
「日本の状況の影響を受けやすい」
「株主優待が優秀であるがゆえに、その権利が確定した後、値段が下落する」
「同業他社の動きに対して非常に敏感な業界」
これらの事が挙げられるかと思われます。
これらをヒントに吉野家株で有用な運用ができるのではないでしょうか。
もちろん、これだけの説明で理解するのは私の力不足もあり難しい事と思います。
そんな時、株式について丁寧に教えてくれるセミナーは全国各地に存在しますし、ネットの教材や通信講座等、活用できるものは多くあります。
そういったものを活用して、是非皆さま、より良い株式投資が行ってください。
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