最初はだれでも株で儲けることは難しいものです。
経験や失敗を重ねそこからまなび、徐々に成長していって自分の投資スタイルを作り上げて成功できるようになります。
しかし、株をいくらながくやっても負け続ける人がいます。
逆にしっかりと勝てる人もいますよね。
この違いはどこにあるのでしょうか?
■■■ 目次 ■■■
株で失敗する人の特徴
- すぐに感情的になり冷静な判断力がなくなってしまう
- 自分の失敗を認められず人から学ぼうという謙虚な姿勢がない
- 強欲で一度に大きく稼ごうとしすぎる
- ほかの情報やアドバイスばかりに頼りすぎて自分で判断でいない
- 過ぎてしまった失敗をいつまでも気にして昔にとらわれすぎる
負け続けるひとの代表的な特徴はこのようなところでしょうか?
どんなことでもそうですが、成果を出している人には例外なくその原因があります。
ビジネスでもそうですし、スポーツ選手でもそうです。
結果を出している人にはある共通点があるのです。
その共通点で必ず言われるのが「マインドセット」です。
つまり、ものの考え方ですね。
失敗する人は、すぐにテクニックだけに目がいき、最も重要な自分自身の内面を成長させようとしない傾向にあります。
この記事で伝えたいのは、初心者にありがちなテクニックに走りすぎないような心構えを理解してもらえたらと思っています。
次からは先ほどの1から5までの損しやすい人が損をしないようにどういう心構えを持てばいいのか見ていきましょう。
すぐに感情的になり冷静な判断力がなくなってしまう人の心構え
株を始める人の多くは、儲けようと思って始めますよね。
当然のことです。
それゆえに、自分が買った株で「勝ちたい」という強い欲求が出てしまいます。
しかし、この強い欲求というのは、時にマイナスに働くことがあります。
勝ちたいという思いが強すぎると、マイナスになってしまったらその思いの強さがマイナスに働きます。
だからこそ、トレードをするときは、フラットな感情でやることが大事です。
矛盾しているかもしれませんが、「勝てなくていい」ぐらいの気持ちのほうが冷静さを保てます。
すぐに、感情的になる人は、「負けなければいいや」ぐらいの感覚でトレードをしてみてください。
自分の失敗を認められず人から学ぼうという謙虚な姿勢がない
どんなものごとにも、少なからず自分の責任は常にあります。
しかし、なかには、「自分には責任がない」という考え方の人がいます。
例えば、トレードで負けたのを不景気のせいにしたり、ニュースのせいにしたりと、自分ではコントロールできないことに責任を押し付けて「なぜ負けたのか」について考えようとしません。
こういうひとは、いつまでたっても成長できず、永遠に言い訳をし続け、負け続けるタイプの人です。
このタイプの人にとても大事なマインドセットをお伝えします。
「成功したら他人のおかげ、失敗はすべて自分のせい」
多くの人がこの逆です。
「成功したら自分のおかげ、失敗はすべて周りのせい」
これでは、成長できません。
成長こそがトレードで勝てるようになる唯一の選択肢です。
強欲で一度に大きく稼ごうとしすぎる
自分の予想が当たり、利益が出ているとします。
予想となる金額まで利益が出てるにもかかわらず、「もっと上がるんじゃないだろうか・・・」と思って、決済をためらっていると、気づいたら、株価が下がって、利益がなくなるなんていうひとがいます。
「あの時、決済してればよかった・・・」と後で嘆いたところで、もう手遅れです。
このように、いつも、「たら・れば」の多い人の特徴は、市場の動向やチャートの流れを無視して、「もっと勝ちたい」という欲を優先させてしまうことが原因です。
こういう人は、指値をして、自動で決済される仕組みを使うもの一つの方法です。
しかし、毎回指値に頼ると、「チャートの波がさらに上がるだろう」と予想した時にも決済されてしまいますね。
だからこそ、自分のルールを作ってそれを必ず守るということをするとよいでしょう。
自分だけの「投資ルールブック」というのを作って、それを必ず守れるように訓練するとよいと思います。
ほかの情報やアドバイスばかりに頼りすぎて自分で判断でいない
他人にアドバイスを求めることはとても良いことです。
思わぬ価値観や情報を得ることができることがあります。
しかし、中にはその情報をただただ鵜呑みにして取引をしてしまう人がいます。
こういう人は、常に「依存」していることがあたりまえになっているひとです。
株が上がるかどうかなどは、どんなプロでも100%わかることはありません。
未来がわかるのは神様ぐらいのものでしょうか?
プロはあくまでも確率が高いというだけで、間違うことも失敗することもあるのです。
だからこそ、プロの意見や情報などは、判断材料の一つとしてとらえることが大事です。
常に、株は自己責任です。
だれかのアドバイスを鵜呑みにした自分に責任があります。
その意識がとても大切です。
過ぎてしまった失敗をいつまでも気にして昔にとらわれすぎる
失敗したり損をしたりしたことが気にならない人など世の中には一人もいません。
大事なのは、それをいかに素早く切り替えられるかです。
そして、次の取り引きにその感情を引きずらないことです。
せっかく新しく取引しているのに、過去の失敗の感情が強いと、冷静な判断ができず、その取引でも損をしる可能性が高まります。
こういうひとは、あるていど、負けてもいい金額を最初に想定しておくといいでしょう。
株はトータルで勝つという考え方がとても大事です。
だから、目の前の負けに左右されるのではなく、もっと広い視野でトレードをするのです。
「明日があるさ」という考え方は、株のトレードをするうえで大事な価値観です。
過ぎたことは仕方がありません。
スパっと切り替えて次に進むようにしましょう。
まとめ
ここまで株でいつも負けている人の特徴を見てきましたが、これら5つのどれかに心当たりがあるひともいたのではないでしょうか?
ドキッとした人は、気を付けてください。
この5つは今すぐ完璧にはできないかもしれませんが、少しずつでも改善していくことが大切です。
ビジネスにはPDCA(Plan:計画を立てる、Do:実行する、Check:評価する、Action:改善する)というのがあります。
これは、株式投資にもあてはまる考え方です。
とくに、評価、改善というところを無視してしまいがちなので、ここを意識してスキルを高めていってもらえたらと思います。
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