みなさんが知りたいのは、長期保有でどうやって勝つことが出来るのかということだと思います。
この記事を読もうと思った多くの方は、株式投資の長期保有で勝つための手法を知りたいのでしょう。
株式投資の長期保有で利益を上げる方法は、主に2つあります。
配当や株式優待をもらう方法と、値上がり益を狙う方法になります。
配当や株式優待を狙う方法も値上がり益を狙う方法もどちらも株式投資初心者に向いています。
株式投資の長期投資で利益を取るために、よく言われる手法は、長期的に業績が良さそうな銘柄を選ぶことだといわれています。
しかし長期的に業績が良い会社を選ぶやり方は、初心者には相当難しい方法になります。
そういった会社を選ぶには、新聞の経済欄や四季報を理解する力が必須になるからです。
■■■ 目次 ■■■
長期保有のメリットとデメリット
この章では、長期保有のメリット、デメリットについて説明します。
また、長期保有以外の投資方法についても簡単に説明しましょう。
投資のやり方には、長期保有、スイング、短期の3つがある
長期保有
代表的な株式投資の方法の1つ目は、長期保有です。
長い期間株式を保有し、配当金や株主優待を受け取りながら株式の上昇を狙っていく手法になります。
短期間で利益を狙うことは出来ませんが一番勝率の高い手法になります。
スイングトレード
代表的な株式投資の方法の2つ目は、スイングトレードです。
スイングトレードとは、数日から数週間程度の値動きを利用して、利益を狙う株式手法になります。
基本的には値上がり益狙いの投資手法になります。
しかし、配当や株主優待を受けられる権利落ちの直前に株を買って配当や株主優待狙いのスイングトレードも存在します。
短期投資
代表的な株式投資の方法の3つ目は、短期投資です。
短期投資の代表的な投資手法はデイトレードです。
取引を1日で完結させていく取引手法になります。
1日で取引が完結するので結果がすぐ出て面白いと思います。
しかし、大きく損失を出す可能性もある取引手法になります。
長期保有には、配当・株主優待のメリットも
長期保有の最大のメリットは、配当や株主優待を受け取れることです。
配当とは、会社が得た利益の一部を株主に還元することをいいます。
配当は年に1~2回出ることが一般的です。
また日本の平均的な配当率は年2%前後になっています。
株主優待とは、株を保有している人に、配当とは別に品物やサービスを提供する制度のことをいいます。
株式を長期保有することにより配当金や株主優待を何度も受け取ることができることが株式投資の長期保有の最大のメリットになります。
長期保有は直ぐに利益がでないデメリットも
株式投資の長期保有のデメリットは、すぐに利益が出ないことです。
長期と言っている位なので当たり前と言えば当たり前ですが、長期保有の投資手法ではすぐに利益を手にすることが出来ません。
一方、短期売買やスイングトレードは短期で利益を得ることができる可能性があります。
株式投資の初心者の場合でも、1日で利益を出したいなど短期で勝負したい人にとって長期保有は向いていません。
長期投資の王様ウォーレン・バフェット
こちらでは、株式投資の長期保有の王様であるウォーレン・バフェットの投資手法について簡単に説明します。
バフェットの投資手法はまさに長期投資です。
バフェットは、株式投資の極意を、
と述べています。
株式投資初心者が長期保有で利益を出すために買うべき銘柄について次の章で説明をします。
初心者が値上がり益を得るための銘柄の選び方
この章では、株式投資の初心者が長期保有で値上がり益を得るための銘柄の選び方について説明します。
長期保有を行う、株式投資の初心者が買うべき銘柄はずばり大型株です。
東証一部市場では、約100銘柄が大型株に指定されています。
長期投資で値上がり益を得るためには、大型株がおすすめです。
一方、長期投資でおすすめ出来ないのは、新興株や、テーマ株などです。
長期投資はある程度の期間放っておくことになるので、あまりにも値動きの激しい新興国株やテーマ株はおすすめ出来ないのです。
また、長期投資では、ファンダメンタルズ分析だけでなくテクニカル分析も取り入れることがコツになります。
長期投資では、ファンダメンタルズ分析が基本になりますが、株式投資初心者には難しい面もあります。
企業や業界分析が好きなアナリスト思考の方はもちろん、そうでない方も長期投資で勝つためには簡単なテクニカル分析も取り入れることがコツになります。
大型株とは
この章では、大型株の目安について説明します。
大型株は、東証一部に上場されている上位100銘柄が目安になります。
流動性の低い銘柄を購入してしまうと売りたいときに売れない事態が起こってしまうことがあります。
大型株においてはそのようなことは基本的にありません。
また、大型株は、高配当だったり株主優待が豪華などの特典もあります。
しかし、大型株であればすべての銘柄が、長期保有に向いているとは限りません。
例えば、企業努力以外の要因で業績が大きく変動する銘柄は長期保有に向きません。
長期保有する銘柄の割安はどうやって見極める?
この章では、長期保有する銘柄を買うタイミングについて説明します。
株式を割安の時に買うことは株式投資で勝つために非常に重要なことになります。
では、株式割安の時に買うにはどうすればいいのでしょうか?
それは、チャートを見ることです。
株式のチャートと聞くと、最初は難しいと感じるかもしれません。
しかし、簡単なチャートの見方で割安株を見つけることが出来ます。
株式投資の初心者は、チャートがなぜ当たるのか、理屈が分からないかもしれません。
しかし、チャートはある一定の法則をもって動くことが多いのです。
チャートを使って割安株を見分けよう
この章では、チャートを使った割安株の見つけ方について簡単に説明します。
チャートを使った具体的な手法は、RSIというテクニカル指標を使ってみることをおすすめします。
RSIとは、テクニカルチャートのひとつで、「Relative Strength Index」略語になります。
RSIの中でも月単位の株価の動きを示す月足のRSIがおすすめです。
月足のRSIの使い方は単純です。
RSIが30%以下になった時に買う、これだけです。
長期のチャートを見てみると、大型株の多くはRSIの線に沿って株価が上がったり下がったりしていないでしょうか?
明日、株価が上がるか下がるかを予測することはとても難しいが、大きな流れで考えれば今、割安なのかそうではないのかについては意外と分かると思います。
それでは実際のチャートを見てみましょう。
日本を代表する大型銘柄である上記3社ですが、どの会社も大きな流れで見ると流れを読むのにRSIが役に立っています。
是非月足のRSIを株式投資の長期投資に役立ててください。
初心者の陥りやすいポイントは資金配分
この章では、株式投資初心者が陥りやすいポイントについて説明をします。
株式投資の初心者が陥りやすいポイントはずばり資金配分です。
資金配分のポイントは、銘柄を分散することではなく、1銘柄を時間分散して買うことです。
最初は自己資金の1/10程度で買ってみて、下がったら買い増しできるようにする事が重要です。
下がった時に備えて最初は、少額資金で株式を購入することは当たり前のことのように思われるかもしれません。
しかし、株式投資の初心者は、意外とこのことに気づかずに投資をしていることが多いのです。
例えば、資金の100%をつかって投資をすると、当たれば大きく利益を出すことが出来ます。
しかし、下落した場合の損失も大きくなってしまいます。
株式投資は決してギャンブルではありませんが、知らず知らずのうちに当たるか外れるかのギャンブルになってしまっていることは往々にしてあるのです。
株式投資に回すことの出来る資金の10分の1で株式投資を始めると、上昇した場合の儲けは少ないですが、株価が下落した場合は、残りの資金で買い増しできるので、挽回しやすくなるのです。
株式投資に回すことの出来る資金を100%使う時に比べて、負ける確率は確実に減ってくるのです。
また、よく銘柄を分散しなさいといわれますが、銘柄を分散しても、全部外れる事もあるので、銘柄を分散してリスクヘッジするよりも銘柄を少なく、資金を分散したほうがリスクヘッジになる事を覚えておきましょう。
長期投資をするならこのネット証券会社を選べ!
この章では、株式投資の長期投資を行う際におすすめのネット証券について紹介します。
GMOクリック証券
株式投資の長期保有でおすすめのネット証券の1社目は、GMOクリック証券です。
GMOクリック証券の最大の特徴は、GMOグループの株主優待で日本株の取引手数料が全額キャッシュバックされることです。
長期投資なので頻繁に売買することはありませんが少しでも手数料が安いことに越したことはありません。
実質無料で日本株を購入出来ることは大きなメリットになります。
楽天証券
株式投資の長期保有でおすすめのネット証券の2社目は、楽天証券です。
楽天証券をおすすめする理由は貸株が出来ることです。
貸株とは証券会社に株を貸している間利息をもらうサービスになります。
長期投資では当然ですが株式の長期保有が前提になるので貸株のメリットは非常に大きくなります。
また、楽天証券は、口座を持っているだけで日経新聞などを閲覧できる日経テレコムといったサービスを無料で利用することも出来ます。
まとめ
今回は、株式投資の長期投資について説明をしました。
株式投資の長期投資は短期投資と違ってすぐに結果が出ないのであまり面白くないかもしれません。
しかし、配当金や株主優待を受け取りながら株価の上昇を待つ取引手法になりますので勝率は、他の投資手法に比べて一番高いはずです。
是非この記事を参考に株式投資の長期投資で利益を出していただければ幸いです。
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