フリーETFとは、売買手数料が無料のETFのことで、国内ではカブドットコム証券のみで取り扱っているサービスだ。資金を積立て行きたいという人にはおすすめなETFなのでそちらについて見ていきたいと思う。
フリーETFのメリット
ETFは一般のインデックス・ファンドに比べて信託報酬が割安である。それに、インデックス指数に連動させて株の取引のように売買できるのが魅力のひとつだ。インデックス・ファンドの場合は、株の売買のようにリアルタイムので売買はできないので、日経225やTOPIXなどの指数に連動させてなおかつ株取引のように売買したいという人はおすすめだ。
しかし、そうなると一般的なETFの場合株取引と同じように売買手数料がその都度かかってしまう点が一般のインデックス投信と違う点だ。つまりフリーETFはその売買手数料すらも無料にした最大の低コスト商品といえるだろう。
アクティブな投資などではなく積立感覚で投資したいという人は、少しでもコストが低いに越したことはない。そういう人にはおすすめの商品といえる。
フリーETFのデメリット
何事もそうだが、メリットがあればデメリットもある。ETF自体のデメリットは、金額ベースの買付ができない点や分配金・配当金の自動再投資ができない点などがあるが、フリーETFのデメリットは大きく2つだ。
- カブドットコム証券でしか販売していない
- 売買できる銘柄が13銘柄しかない
まず、カブドットコム証券以外で取引している人は、カブドットコム証券の口座開設が必要になる。国内株式クラスの投信は多めだが、Jリートや債権は1つしかない。
フリーETF13銘柄
銘柄 | コード | 信託報酬(税抜) | |
日本株式 クラス |
MAXIS トピックス・コア30上場投信 | 1344 | 0.19 % |
MAXIS日経225上場投信 | 1346 | 0.17 % | |
MAXIS トピックス上場投信 | 1348 | 0.078 % | |
MAXIS S&P東海上場投信 | 1553 | 0.50 % | |
MAXISトピックスリスクコントロール(5%) | 1567 | 0.24 % | |
MAXISトピックスリスクコントロール(10%) | 1574 | 0.24 % | |
MAXIS JPX日経インデックス400上場投信 | 1593 | 0.078 % | |
J-REIT | MAXIS Jリート上場投信 | 1597 | 0.25 % |
先進国株式 クラス |
MAXIS海外株式(MSCIコクサイ)上場投信 | 1550 | 0.25 % |
SPDR S&P 500 ETF | 1557 | 0.0945 % | |
国際のETF VIX短期先物指数 | 1552 | 0.36 % | |
国際のETF VIX中期先物指数 | 1561 | 0.36 % | |
債券 | ABF汎アジア債券インデックス・ファンド | 1349 | 0.20 % |
まとめ
フリーETFは低コストというメリットがあるが、選べる商品の種類は少ない。これからETFを始めてみたいという初心者の人がとりあえず低コストでやってみるにはいいかもしれない。
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