2008年のリーマン・ショック以降アメリカで急速に成長してきたビジネスであるフィンテック。ファイナンスとテクノロジーを組み合わせた造語で、その波が日本にも訪れようとしている。今後注目されるフィンテック関連銘柄の本命をまとめる。
フィンテック関連銘柄本命
フィンテックはIT技術を用いた新しい金融サービスやそのサービスを行う企業を言う。わかりやすい例とすれば、スマホを使ったクレジットカード決済や、クラウドでの自動家計簿などがあげられる。私も利用しているマネーフォワードがまさにフィンテックだ。他にも仮想通貨ビットコインやクラウドファウンディングなどもフィンテック関連銘柄としてあげられる。
今回はビックデータ解析や金融関連サービスへの結びつきの強いシステム開発などの主要銘柄の3つをご紹介する。
NTTデータ<東1/9613>
システム開発の最大手で、15年7月24日に金融機関向けにフィンテックの支援サービスを開始している。みずほ銀行が最初のクライアントになることを発表した。マイナンバー関連銘柄としても有力視されている銘柄で、そちらに関する連携も期待できる銘柄だ。
野村総合研究所<東1/4307>
世界の金融機関向けにシステム開発を行っている。その実績が評価されて著名なフィンテック企業ランキングでもトップ10に入っている銘柄だ。
クレディセゾン<東1/8253>
フィンテック分野のベンチャー企業に投資するセゾンベンチャーズを設立している。フィンテックの成長にあわせて報酬を得られる仕組みを作ったといえるだろう。
まとめ
フィンテックは幅広く見るとこれ以外でもたくさんあるが、今回は特に注目できる銘柄にしぼった3銘柄をご案内した。これらはあくまでも上場している主要銘柄だが、フィンテック関連で注目したいのはまだ上場していないベンチャー企業だ。マネーフォワードやfreeeなどは、そのなかでも際立っている企業だ。こことの絡みも見ながら現在上場している銘柄をチェックするといいだろう。
16年はフィンテック元年と言われている。今後も続々話題となるニュースが出てくるだろうから注視しておきたいところだ。
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