ローソク足には5つの種類がある。「大陽線」「大陰線」「小陽線」「小陰線」「十字線」の5つだ。この記事ではローソク足の種類と基本的なパターンについて解説する。
■■■ 目次 ■■■
十字線のシグナル
上記の場合は、始値と終値がほぼ同じ状態という意味である。
トンカチ
長い下ヒゲの十字線だ。下落相場が一段落したこと表す。相場の転換点を示す。
トウバ
長い上ヒゲだけの十字線だ。株価が高い時は、反転を示し、低い時は上昇の兆しを表す。
大陽線のシグナル
陽の丸坊主
始値が最安値で終値が最高値のかたちだ。買いの勢いが強いシグナルでさらに上昇が期待できる。
陽の大引け坊主
寄り付き後に安値となりその後上昇して、終値が最高値のかたちだ。さらなる上昇が期待できる。
陽の寄り付き坊主
始値から一度も下がることがなく上昇を続けて、終値が高値より安い場合だ。上昇相場で警戒感を表す。
大陰線のシグナル
陰の丸坊主
株価が下落しているとても弱気な相場をあらわす。上昇中に出ると、下降へ転落して下落中はさらに下落しやすい。
陰の大引け丸坊主
始値よりも少し上昇しているが、売りの勢いが強く、終値が大幅に下落した形だ。陰の丸坊主に次いで弱気な相場をあらわしている。
陰の寄付き坊主
始値から大幅に下落するが、終値が最安値から上昇して引ける形だ。弱気の相場だが、上昇する可能性がある。
小陽線のシグナル
下影陽線
株価が大幅に下がるがその後上昇し、終値が始値より高い時の形だ。将来の株価上昇を暗示する。
陽のカラカサ
下影陽線の変形だ。株価が低迷している底値のあたりであらわれる。そのあとに上昇する可能性が高い。
上影陽線
株価が大幅に上昇した場合だ。ただ、終値が始値よりやや高いところで引けるかたちだ。上昇相場がこのあとに調整に入ることが多くなる。
陽のコマ
気迷いの相場をあらわす。株価が今後上がるのか下がるのか探っている状態だ。次のローソク足が上昇か下落かが重要となる。
陽のトンカチ
株価が大きく上昇して、その後下がり、終値が始値よりも少し高く引けた状態だ。上昇相場のピークの時に出ると下落の兆しとなる。
小陰線のシグナル
下影陰線
株価が大幅に下がって、少し持ち直した形だ。底値周辺で出ると上昇のきっかけとみることができる。
陰のカラカサ
上昇相場であれば、下落へにいきやすく、下落相場であれば上昇しやすい。相場の転換点にあらわれやすいシグナルになっている。
上影陰線
株価が大きく上昇するが、最終的に始値よりも安く終値が引けた形だ。弱気の相場を意味しており、下落を暗示している。
陰のコマ
株価が今後、上がるのか下がるのかを探っている状態だ。気迷い相場をあらわす。次のローソク足が上昇か下落かによって変わってくる。
陰のトンカチ
株価が大きく上昇するが、終値が最終的に始値より安く引けた状態だ。下落相場の底値周辺で出ると上昇傾向にある。
まとめ
これらのローソク足の見方はあくまでも傾向なので、参考程度にしてもらいたい。必ずしもそうなるとはかぎらないので、ほかのテクニカル分析と合わせて判断するとよいだろう。
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