日本の株式市場に上場している企業は、3500社以上ある。その会社をすべて分析して株を買うことは難しい。だから、ある程度銘柄を絞り込む必要がある。その時に、今回説明するスクリーニングという考え方がとても参考になる。
スクリーニングとは
スクリーニングは自分の買う銘柄を絞り込む作業だ。そのやり方について一つの例をお見せするので、それを参考に自分にあったスクリーニングをしてもらえたらと思う。
買いサインとトレンドで絞る
まずは、MACDの買いサインの銘柄を探してみてほしい。買いサインが継続している銘柄を絞り込んで見る。ゴールデンクロスができている銘柄を探してみよう。しかしこれだけでは、あまり絞り込めないと思うので、それに合わせて、ボリンジャーバンドを加えて絞り込む。
ボリンジャーバンドを使う場合は、上昇トレンドのプラス2σを超えている銘柄を絞ってみよう。そうすると、かなりの数に絞れると思う。
このように、特定の条件に当てはまる銘柄だけに限定して絞り込むことで、かなり銘柄を選定することができる。
出来高で絞る
上記の条件に、出来高変化動向も加えてみよう。今回は、出来高が過去25日間を平均した、出来高の25日移動平均線を超えている銘柄を選定してみよう。
すると、さらに銘柄が絞れてるはずだ。
数値で絞る
ここにさらに成長性を加えるために、出来高の成長率が5%以上などのような数値の条件も加えてみると良いだろう。ROEなどは、とても重要な数値の一つである。この数値が8%以上であれば、良い数値といえるので、こちらを条件に加えても良いだろう。
スクリーニングおすすめアプリ
このように、自分が銘柄を選ぶ際の条件を決めて、絞り込むことをスクリーニングという。この時に、自分で、手作業で調べるのもいいが、それだと時間がかかる場合がある。
そういうときに、フィスコが提供している「「FISCO」というアプリがおすすめだ。スクリーニング機能がついているので、株価の騰落率や信用需給の変化率などを条件にすると銘柄を選ぶことができる。
AppStoreに行って、「FISCO」で検索するとダウンロードできるので、ぜひ利用してみてほしい。
まとめ
株取引をする上で、とても大事なのは、自分ルールを作ることである。ニュースやラジオ、他人の情報は、とても重要だが、「他の人がおすすめしているから買う」というのは、とても危険だ。他人と同じ行動をとっていたら、株で利益を上げることは難しい。
自分が利益を出せる視点やルールを作る必要がある。それには、ロジックが必要だ。その時に、このスクリーニングがとても役に立つ。
最初からいきなり結果は出せないかもしれないが、ちゃんとロジックに沿って、売買ができていれば、次に活かすことができる。
そのためにも、ぜひ、スクリーニングは実践して、売買の参考にしてもらいたいと思う。
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