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はじめに
今や、主婦でもやるという株式投資。自分でもできるかな?と思っている人は少なくないでしょう。実際に、株式投資を行うのに特別な資格は必要ありません。日本に居住する20歳以上の成人であれば、職業や身分、性別を問わずに株式投資を始めることができます。
まずは、株を買うまでのプロセスを学び、投資への心構えをしっかりと持ちましょう。意外と簡単に、初心者でも株を購入できることが分かると思います。
最初に、株を買うために必要な物を用意しておきましょう。といっても、手続きを行うためにネット環境とパソコン、あとは身分証明書が用意するだけです。難しいことは一切ありません。
株を実際購入するためには、証券口座等で専用の口座を開設する必要があります。大手証券会社の店舗で口座開設する場合は、実際に店舗に行って手続きをしなければいけませんが、ネット証券であれば、基本的な手続きは全てネット上で行うことができます。
ネット証券であれば、インターネット経由で注文もしやすいですし、手数料も安いのが魅力です。条件を満たせば、売買の際にかかる売買手数料が無料のところもあります。それゆえ、株初心者はネット証券で口座開設するのがオススメです。
口座開設するネット証券は様々ありますが、楽天ポイントが貯まる楽天証券や口座開設数ナンバーワンのSBI証券などがあります。口座開設のキャンペーンもあり、口コミなどを見ながら自分が気に入ったネット証券で口座開設すると良いでしょう。
口座開設するネット証券が決まったら、ネット証券のサイトにアクセスしましょう。そこから口座開設のページへと遷移すれば、必要事項の入力など説明に従って行うだけで口座開設が簡単にできてしまいます。
重要なのは、本人確認の書類の提出が義務付けられており、身分証明書の提示が求められます。それゆえ、身分証明書は事前に手元に用意しておくと安心です。
身分証明書として認められるものは、ネット証券ごとに多少異なりますが、運転免許証やパスポートといった氏名や住所等が確認できて写真がついているものであればOKです。専業主婦だと持っていない人もいるかもしれませんが、現在はマイナンバーカードなどでも対応してくれるので、所定の身分証明書をコピーしておきましょう。
最近は、本人確認書類として提出する身分証明書を写真で撮影してネット上でアップロードするだけで大丈夫なところもありますが、書類は郵送するケースもあるので、こちらも口座開設するネット証券のやり方に従う必要があります。
本人確認書類の提出の後、証券会社の方で確認が取れたらいよいよ取引を開始することができます。ただし、確認には数日かかることがあるので、余裕を持って行いましょう。
後は資金を用意するだけ!
取引開始の前に、気をつけなければいけないのが資金のことです。初心者なので、まずは少額からの投資を開始するかと思いますが、株式投資では、株の値段だけでは取引できないことがあります。
たいていのネット証券は、口座を保有するだけなら無料でできますが、株の売買には、売買手数料がかかります。売買手数料は、購入したい株の値段によって異なり、株の値段が高ければ高いほど、手数料もかかるのが一般的です。
また、証券口座にお金を入金する場合は、提携する銀行から資金を入金する必要があります。銀行から振り込む形になるので、振込手数料は勘案しておいた方が良いでしょう。上記に名前をあげた楽天証券なら楽天銀行から、SBI証券なら住信SBIネット銀行から振り込むことで、指定回数無料で資金を銀行口座から証券口座に振り替えることもできます。
なお投資が初めてだと見失いがちですが、株価は常に変動しているので、多少の値上がりなどにも対処できるよう初期資金については少し多めに口座に入れておくことをオススメします。
株を購入する資金を口座に入金できたら、いよいよ投資開始です。しかし、初めてだと操作などを間違うこともあります。最初はゆっくりと売買をやって、少しずつ慣れていきましょう。
初心者にとって、最初に買う株はとても重要です。いきなり投資に大金をつぎ込むと、その大きさに普通に精神状態でいられなくなる人もいます。投資は余剰資金でやるのが鉄則です。それゆえ、最初から大型な株を買うのは控えた方が良いでしょう。
どのような株を購入するかは、その人によりますが、最初は損をしても気にならない株を買うのがオススメです。例えば、応援したい企業の株であれば、多少の値下がりがあったとしても気にならないはずです。
よく、自分がよく知らない企業の株は持たない方が良いと言いますが、専業主婦ならば普段自分が購入する商品や利用するスーパーなどの株を保有するのも一つの手です。自分が利用する企業であれば、自然と応援したくなるでしょう。
最近は、個人投資家のために株主優待を用意している企業も多いです。権利日まで株を保有することで、自社製品やクオカードなどの金券がもらえたりとお得だったりします。権利日まで保有することで配当金ももらえるので、ひとまず長期的に保有してもメリットがある株を購入するのが良いでしょう。
とにかく、自分で納得して購入することで、精神的な負担も少なく投資を続けられます。誰かが紹介していたからという理由で買ったりすると、下がった時に人のせいにしやすいので、自分で責任が取れるものを購入するのがオススメです。
購入する株を決めたら、いよいよ株を購入するための注文を行います。基本的に、ネット証券のサイトにログインし、購入したい株の企業のページなどから注文を出すことができます。
取引方法としては、現物取引と信用取引の二種類がありますが、信用取引は証拠金というお金を入れて、レバレッジをかけることで自分が持っているお金以上の資金によって投資する方法なので、初心者はひとまず、自分の持つ資金で購入する現物取引から行うのが良いでしょう。
信用取引はないお金を使って投資をすることになるので、利益も大きいですが損失も大きく、株価が暴落すると大きな損失で、最悪の場合投資から手を引かなければならないほどになるので注意が必要です。
現物取引をする場合は、「現物で取引する」を選択し、現物取引用の画面で注文します。この時、注文方法も指値注文と成行注文と呼ばれるものを選ばなければいけません。指値注文とは、買いたい値段を指定して買う方法です。成行注文は値段を指定しないで買う方法で、指値注文よりも注文が先に通るようになっています。
それゆえ、最初は成行注文で購入する人も多いですが、成行注文だと思わず高値で購入してしまう危険もあります。投資に慣れてきたら、自分で買う値段を決める指値注文の方が思わず高値づかみをすることがなくなるでしょう。
注文時には、欲しい株数を入力しますが、基本的に100株もしくは1000株が最低単元株と呼ばれるもので売買の基準になっています。購入するときはこの倍数で注文を出します。あとは注文方法を入力し、注文を出しておく期間などを入力して注文ボタンをクリックすれば注文が出せます。
指値注文の場合、注文した値段に到達しないと購入できない上、注文は先着順なので自分の注文の番が来るまで購入できません。最初はすぐに購入できなかったりと焦ることもあるかもしれませんが、注文を出した期間中は優先順位が上がっていくので、最初はすぐに注文が確定しなくても気にしないで取り組みましょう。いずれ購入できますし、購入ができれば通知が届きます。
ルールをしっかり決めておきましょう
実際に株を購入するのは、慣れてしまえば難しいものではありません。とはいえ、実際のお金を使って投資するのが怖いということなら、デモ画面を利用する方法もあります。架空の資金を使ってデモができるサービスで、一部のネット証券や専用サイトで行うことができます。本番の前に注文の操作などに慣れたい場合にも使えます。
それと株を買うと自分の保有株として常にマイページに株価が表示されるようになります。毎日めまぐるしく値段が変わるので気が気じゃなくなる人も多いかと思いますが、重要なのは、自分の投資ルールに乗っ取って株の売買ができるかどうかです。
購入時に応援したい株を買うといった、しっかりとした動機を持つのはもちろん、保有している間に株価は変動するので、いくらで売るのか、もしくは保有期間を決めるなどマイルールを持ちましょう。
投資に振り回されないためにもルールは徹底し、自分なりの投資を確立することで安定的な資産運用としての株式投資ができていくはずです。
資金を入れて、所定の手続きを行えば、意外と簡単に株は買えてしまいます。おまけに株式投資に関するハードルというのは年々下がってきています。口座開設の手続きは簡略化され続けており、スキマ時間を使って口座開設するのも容易です。株価のチェックなどは証券会社のアプリなどでも確認できますし、スマホからの売買注文ができるところも増えてきました。
投資に関する入門書や経済誌も豊富に揃っていますし、テレビや新聞などでも株式投資の特集が組まれたり、注目度も高まっているといえるでしょう。しかし、株式投資で重要なのは、日々めまぐるしく動く株価に対してきちんと向き合うことです。投資には向き不向きもあるので、初心者は余剰資金で自分の適性を知ることも必要といえるでしょう。
基本的なことを抑えておけば、初めてでも株を買うのは怖くありません。投資に遅いも早いもないので、気になったらまずはネット証券の口座開設から始めてみてはいかがでしょうか。
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