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はじめに
こんにちは!株ビギナードットネットの小野寺です!
最近は、大学生のお財布事情も厳しくなっています。親の年収が厳しくなっている中、奨学金を借りたりアルバイトをしながら勉学に励む大学生も増えています。
しかし、せっかくの大学生活。サークル活動に勤しんだり、恋愛を楽しんだり旅行をしたりやりたいことはたくさんあるはず。ネックになるのはやっぱりお金ですよね。
社会人の副業として注目されている株式投資。大学生でもできるならやってみたいと思う人もいますよね。では、大学生でも株は買えるのかどうかまとめて見ました。
そもそも大学生でも株は買えるのか!?
まず、誰もが気になるのが、大学生で株は買えるのか?ということですよね。株式投資を行うためには、証券会社で取引に必要な口座を開設する必要があります。
口座開設の条件としては、日本国内に住んでいる満20歳以上の成人であれば口座開設ができることになっています。
つまり大学生だからできないということはなく、20歳以上の成人であれば基本的に株を購入することはできるというわけです。
1-1 実際は多少の条件はあるけれど「買える」
しかし、大学生の中にはまだ20歳に満たない人も多数います。では、20歳未満の大学生はどうすればいいのか?ということですが、株式の取引自体は20歳未満でもできます。
20歳未満=未成年ということなので、未成年口座と呼ばれる条件付きの口座を開設することになります。未成年口座を開設するためには、親権者の同意が必要なので、両親などに相談してみましょう。
親の同意が得られず講座が開設できないとなると20歳になるのを待つしかありません。現在、成人を18歳以上にする動きもあるので、18歳を成人とみなすようになれば、大学生ともなれば自分の意思で投資ができるようになるでしょう。
1-2 大学生が株式投資をする時の心構え
ただし、大学生が株式投資をするには注意が必要です。まだ社会に出たことがないので、そうした仕組みを知らずに株式投資をやり始めると大きな失敗をしがちです。
損を取り戻そうと躍起になってしまうと、さらに損失を拡大することにもなるので、大学生といえども投資をするなら勉強はしっかりするようにしましょう。
また、最近は家計が苦しく奨学金で大学に通う人が少なくありません。それゆえ奨学金を投資資金に活用する学生さんが増加しています。しかし、奨学金は勉強をするために借りているものです。
無利子で貸し出しを受けている人もいるでしょうから、借金という自覚はないかもしれません。もちろん免除申請などもできるのですが、申請が通らなければいずれ社会に出て返さなければいけないものです。その自覚を持ってお金の使い道を考えることも重要といえます。
それから、特に20歳未満の人は親の扶養家族であることを忘れてはいけません。扶養に入っていることで、両親の税金が免除されていることもあります。しかし、株式投資で利益が出ると、大学生でも税金を支払う義務が発生しますし、年間収入が130万円を超えると扶養から離れなければいけなくなるので注意が必要です。
1-3 口座開設をしてみよう
基本的なことが理解できれば、早速口座開設をしてみましょう。手数料などの点からいって初心者にはネット証券がオススメです。すぐに口座開設の手続きがネット上でできます。
必要となるのは、必須事項に記載する情報と本人確認書類のみです。少し前までは身分証のコピーを郵送するなど手間がかかりましたが、今は口座開設のページ上で写真をアップロードするだけで口座開設の審査を受けることができます。審査は数日で完了するので、審査に通過すればすぐにでも取引を開始することができます。
口座開設ができたら、投資資金を入金しましょう。銀行経由で資金を入金でき、提携を結んでいる銀行からなら手数料もかからずに即日で入金もできます。コンビニのATMなどからすぐに入金できるので、口座開設したその日から取引を開始することも可能です。
少額から買えるオススメ株や株の買い方
さて、大学生の株式投資となると、やはりアルバイトをして投資資金を稼ぐのが一般的かと思います。勉強する時間以外で稼げる金額は多くはないでしょうが、少額からでもできる投資は実はたくさんあります。
いきなり大金を突っ込んでも失敗する人の方が多いもの。まずは少しずつ資金を使って自分の合った投資を見つけることが重要です。今は、NISAやつみたてNISAと呼ばれる口座を開設することで、その枠内での売却益や配当金が非課税になる制度もあります。
NISA口座の開設は申し込みするだけで利用可能です。口座管理費用もかからないし、枠内を使いきれなくてもペナルティーもありません。こうした制度も賢く利用していきたいものですね。
2-1 10万円以下でいろんな企業の株が買える業種がある?
それでは、実際にアルバイト代程度で購入できる株はあるのか?ということですが、実際にあります。10万円もあれば買えるだけでなく、5万円ほどあれば実は有名な企業の株を買うことができるのです。
実はそれ、「銀行」系の株なんです。就職人気度ランキングでも上位に入ってくるいわゆるメガバンクですが、みずほ銀行の株ならばなんと2万円前後で単元未満株の100株を保有することができます。
三菱東京UFJ銀行やりそな銀行の株も100株で全て10万円以下!就職できなくても、株主には誰でもなれるってすごいことですよね。しかも、銀行系の株は軒並み配当金の額が高くて高配当銘柄としても有名です。保有しているだけで、年2回配当を受けることができます。
メガバンクならば、すぐに倒産するリスクも少ないので初心者でも安心して保有しやすい株といえます。
10万円未満で買える株は、証券会社の検索ツールを利用すればすぐに見つけることも可能です。自分が利用する企業の株価をチェックしてみるのも良いかもしれません。自分が利用しているとその企業のことを応援したくなるものですし、株式投資の基本は応援したい企業の株を買うことにあるので、最初の頃はいろんな銘柄を調べてみることをおすすめします。
2-2 ミニ株や投資信託という手もある
また、最低単元株は100株や1000株になりつつあり、大学生には購入が厳しい価格だったりします。しかし、今は100株買わなくてもミニ株(証券会社によって名称は異なります。)を購入するという手もあります。
ミニ株とは、その名の通り100株未満の株のことを言い、1株単位や10株単位で株を購入できるものです。最低単元株未満の株数なので、その分手数料が割高になりますが、手軽に株を購入することができます。
さらに、最近は投資信託を購入する人も増えてきています。SBI証券や楽天証券では、なんと投資信託を100円から買い付けできるようになっているのでお小遣いからでも始めることが可能です。
投資信託は様々な金融商品がペッケージとして組み込まれている金融商品で、プロが運用をしてくれるものです。購入したら運用自体はプロに任せることができます。手間がかからないので推奨している人も多いです。
投資信託には購入するときに手数料がかかったり、信託報酬と呼ばれる運用中の手数料がかかります。
プロに運用してもらうのでその点でコストがかかるのがデメリットです。
ただし、今はノーロードと呼ばれる購入手数料が無料の投資信託も豊富です。信託報酬も年々下がってきており、1%を切るものも多く低コストで運用することができます。国内に限らず、先進国や新興国の株式や債券が組み込まれた商品も多いので、少額から海外への分散投資ができます。
投資信託は、時間をかけて長期的に保有することで資産を少しずつ増やしていくことができます。設定をしておけば、月々決まった金額を積み立てていくことも可能です。大学生のうちから始めておけば、時間を味方にして資産を増やせるのでオススメです。
ただし、すぐに資産が増えるわけではないということと、換金してしまうと手数料が取られるので、必ず余剰資金でやる必要があります。すぐに必要とならない資金を確保してからやるのが良いでしょう。
2-3 アプリなどを活用する手もあり!
そして、最近は既存の証券会社で口座を開くといったことをしなくても、アプリで簡単に株式投資を始めることができます。スマホ1つで投資ができる上、少額からの投資に対応したサービスが続々と発表されています。
例えば、「One Tap BUY」というアプリでは、世界的に有名なアップルやグーグルといった企業に投資することができます。しかもアメリカの企業の株を1000円から購入することができます。
購入手数料が割高なのと、購入できる株が30種類程度といったデメリットもありますが、決済がすぐにできて株数に応じて配当金相当の金額も受け取れるので、手軽に少額投資をしたい大学生などには向いています。
他にも買い物で出たお釣りを投資に回せる「トラノコ」といったサービスもあります。トラノコでは、5円から投資ができ、1円単位で投資に資金を回すことができます。買ったつもりの金額を投資に回すこともできるサービスです。
投資先が3種類の投資信託から選ぶことができ、月額利用料と運用コストがかかりますが、証券会社で口座を開設してやるよりも面倒が少ないのが利点です。自分の投資スタンスに合わせて投資信託を選べる上、種類が限定されているので投資先に悩んでしまう人にもオススメです。
まとめ
株式投資を行うのはハードルが高いと感じる人も多いかもしれません。大学生ならなおさらです。しかし、株を買うことは社会を知ることにもつながっています。
投資のやり方は人それぞれだし、大学生のうちならいろんなチャレンジも可能です。もし損失を抱えたとしても、若いうちなら損失をとり返す時間もあるし、時間をかけて投資を学ぶことも可能です。
20歳以上なら制約もないので、資金が用意できればいつでも投資を始めることができます。まずはアルバイト代の一部で気軽に始めてみてはいかがでしょうか。
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