リスクは高くても毎月分配型で配当を受け取り大きな利回りで運用したいという人は、米国ハイイールド債も選択肢の一つだろう。しかし14年半ばから資金の流出が続いているということは知っておいてほしい。原油安が原因で米国ハイイールド債に投資している投信の純資産は大きく減っている状況だ。
しかし、原油安が下げ止まり落ち着いてくれば、ハイイールド債の高い利回りは魅力的である。
今回紹介する米国ハイイールド債を扱っている投信4商品は、15年12月の時点で純資産残高で上位4位に入った商品だ。それでは、各4本の特徴を見ていきたいと思う。
■■■ 目次 ■■■
フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド
平均格付けはシングルBだ。業種は金融が10.7%、通信10.6%、エネルギー9.2%となっている。米GMの金融子会社やシティグループなどが組み入れ上位に入っているのが特徴の投信である。昨年の年間リターンは4.4%とマイナスである。しかし、過去3年では利益を出しているので、長期視点は必要だろうが、今後の原油の動向次第で16年もマイナスになる可能性はありえる。
基準価額 | 4448円 |
騰落率(1年/3年) | ▲4.41%/42.5% |
運用会社 | フィデリティ投信 |
純資産 | 9111億円 |
信託報酬(税込み) | 1.7064% |
設定月 | 98年4月 |
過去の分配金:2015年2月より毎月70円。
PIMCO米国ハイイールド債券通貨選択型ファンド(ブラジル・レアルコース)
ダブルBが48%、シングルBが37.9%となっている。業種はメディアが8.6%、ヘルスケア機器サービスが6.8%、電気通信が5.3%である。昨年2回分配金を引き下げている。年のりたんはマイナス24.7%と大きめだ。過去3年間でもマイナスとなっている。
基準価額 | 2627円 |
騰落率(1年/3年) | ▲24.67%/▲1.06% |
運用会社 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント |
純資産 | 848億円 |
信託報酬(税込み) | 1.728% |
設定月 | 2010年2月 |
過去の分配金:15年2月から9月まで150円、10月以降100円。
GSハイ・イールド・ボンド・ファンド
ダブルBが47.1%、シングルBが28.5%を占めており、平均格付けはダブルBである。組み入れ上位は通信会社のスプリント、ドイツ・テレコムなどがある。15年の年間リターンはマイナスだが、3年間ではプラスとなっている。
基準価額 | 5352円 |
騰落率(1年/3年) | ▲5.92%/39.74% |
運用会社 | ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント |
純資産 | 1268億円 |
信託報酬(税込み) | 1.572% |
設定月 | 2004年9月 |
過去の分配金:15年は一律60円。
米国ハイイールド債券ファンド 豪ドルコース
主要投資対象の投信である「LA USハイイールドボンドファンド」の加重平均格付けはシングルBである。業種はメディア12.7%、素材10.7%、エネルギーが10.3%となっている。昨年のリターンはマイナスだ。こちらも3年間ではプラスとなっている。
基準価額 | 5624円 |
騰落率(1年/3年) | ▲11.81%/12.92% |
運用会社 | みずほ投信投資顧問 |
純資産 | 844億円 |
信託報酬(税込み) | 1..6454% |
設定月 | 2009年10月 |
過去の分配金:15年2月、3月は170円。4月以降130円。
まとめ
去年はどれもリターンはマイナスとなっている。ハイリスクハイリターンの投資商品なので原油安などの影響が出れば利益を出すのは難しい。毎月分配金型は人気も高いので、そちらに魅力を感じる人は熟考してみるといいだろう。
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