遠隔医療とは医師と患者が距離を隔てた場所で、インターネットの通信技術を用いて診療を行うことを指す。近年、情報通信技術やその周辺機器類の発達に伴い、患者の治療をする行為に時間や場所の制約がなくなりつつある。遠隔医療が主流になれば、離島や危険を伴う地域でも治療が可能となり、医師や看護師不足の解消にもつながる。今後注目のテーマである。
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遠隔医療関連銘柄
セコム【東1/9735】
セキュリティや医療、環境、災害と幅広く事業を展開し、日本に欠かせない存在のセコム。遠隔医療に関しては1994年に「ホスピネット(遠隔画像診断支援サービス」をいち早く導入され、全国約280の施設で契約されている。セコムならではのセキュリティのノウハウがネットワークでも活用。1978年より東証一部上場。
ブイキューブ【東M/3681】
1998年に創業。主にビジュアルコミュニケーションツール(Web会議やビジネスチャット)の企画・開発・販売・運用を行う。Webを利用したセミナーや、オンラインセールスなど、ネットワークを使ったビジネスツールを提供。2013年12月に上場。2014年にエムキューブ株式会社では、医療分野におけるビジュアルコミュニケーションプラットフォームの合併契約を締結。
オプティム【東1/3694】
IoTプラットフォームを通じ、ネットワークを通じてセキュリティ対策や設定のできるサービスを提供。また、知識やノウハウ、情報を遠隔から共有できるリモートマネジメントサービスも構築。MRT株式会社と遠隔健康相談システム「ポケットドクター」を共同開発をし、注目を集めている。2000年に設立し、2015年10月に東証一部上場を果たした。
イメージワン【JQ/2667】
主に画像解析技術と情報通信技術を強みとする。医療分野に関しては遠隔画像診断支援などを通じてより質の高い診断・医療のサービスを提供している。2000年にジャスダックへ上場。
MRT【東M/6034】
2000年に設立されたMRTは、主に医療情報のプラットフォームを提供している企業だ。医師の人材紹介事業をはじめ、「Good Doctors」という医療・ヘルスケア関連メディアを提供。2016年4月には「ポケットドクター」というスマホでできる遠隔診療・健康相談のできる日本初の遠隔健康相談サービス(アプリ)の提供を開始。アプリを通じて医師と患者がより相談しやすい環境を構築している。2014年に東証マザーズ上場。
まとめ
日本の医療技術が日々発展をする中、遠隔医療が広まれば日本の医療技術はさらなる進化が期待できる。特に地域や病院によって医師不足や看護師不足が深刻ということもあり、遠隔医療が今後の日本の支えになるだろう。
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