大型株、中型株、小型株の3つのグループ
東証一部のおよそ1700銘柄を、時価総額の大きさと発行済み株式数、流動性の高さで東京証券取引所がランキングを作り、3つのグループに分けたものを大型株、中型株、小型株と呼びます。
上位100位の銘柄までが大型株、400位までの銘柄が中型株、それ以外が小型株です。
中小型株は流動性に乏しいため、ひとつの材料に株価が敏感に反応する傾向があります。
値動きの大きさが魅力で、短期の値幅取りを狙う個人投資家によって売買されている傾向にあります。
ただ、仕手集団といって、株価を吊り上げたり、暴落させたりして儲けを出す団体にも狙われ易いという特徴もあります。
暴騰しているからといって手をだすと痛い目にあう場合が多いですので、十分な注意が必要です。
東証1部の3つのグループの割合
大型株(東証一部の時価総額の60%を占めています) | |||
銘柄名 | 業種 | 株価 (2011/10/3終値) | 発行済み株式数 |
---|---|---|---|
大和ハウス | 建設 | 1012円 | 約 6億株 |
武田薬品 | 医薬品 | 3670円 | 約 8億株 |
日産自動車 | 自動車 | 686円 | 約 45億株 |
中型株(東証一部の時価総額の30%を占めています) | |||
銘柄名 | 業種 | 株価 (2011/10/3終値) | 発行済み株式数 |
日本水産 | 水産・農林 | 293円 | 約 2億7千万株 |
マツモトキヨシ | 小売業 | 1587円 | 約 5千万株 |
ワコール | 繊維製品 | 987円 | 約 1億4千万株 |
小型株(東証一部の時価総額の10%弱を占めています) | |||
銘柄名 | 業種 | 株価 (2011/10/3終値) | 発行済み株式数 |
レオパレス21 | 不動産 | 167円 | 約 1億7千万株 |
白洋舎 | サービス | 210円 | 約 4千万株 |
角川グループ | 通信 | 2722円 | 約 3千万株 |
(※グッドイシュー参照)
東証1部はこのような割合でわかれています。
東証1部はやはり大型株が多くを占めいています。
個人投資家は小型株がおすすめ
大型株は機関投資家などが取引することが多い銘柄ですので、個人で取引するのにおすすめなのは、小型株や中型株です。
理由は、値動きが比較的大きく、デイトレやスイングトレードなどにも向いています。
大型株は値動きがそれほど大きくないので、それなりの資金がないと大きな利益をあげるのが難しくなります。
まとめ
株の銘柄を見る際に、株価ももちろんですが、発行済み株式数などもみて、大型株なのか、中型株なのか、小型株なのかのを見極めて、自分に向いている、銘柄で取引をしましょう。
上記の図を見てもらってもかわるように、株価が低くても発行済み株数が多いと大型株の分類に入るので、その辺は間違えないようにしましょう。
この記事へのコメントはありません。