■■■ 目次 ■■■
1円株って何?
1円の株なんてあるの?と思う人もいるかもしれませんが、実際にあります。
上場している会社が、売り上げが悪かったり株価が下がりすぎると上場廃止の審査が入ります。
このような状況になると、「監理ポスト」に送られることになります。
ここに送られると株価が1円で取引されます。
上場廃止になるか、再上場できるかによって、明暗が大きくわかれます。
1円株は、もし仮に再上場になった場合、仮に30円になったとしても30倍です。
100円になったら100倍になるわけです。
1円のときに、1万株購入しても1万円なわけですから、もし再上場して100円になったら、それだけで100万円になり、99万円の利益となるわけです。
しかし、もし仮に上場廃止になった場合は、株券はただの紙切れになるわけですから、1万円が消えてなくなることになります。
ボロ株のマネーゲーム
廃止になっても1万円ぐらいで、うまくいけば100万円ならボロ株ありなんじゃない?と思う人もいるかもしれませんが、実はそんな単純ではありません。
例えば、1円で買って、2円になったら売ろうと思ったとします。
しかし、多くの人が同じことを考えてるわけですから、なかなか売りたくても売れないというケースも出てきます。
株というのは、売りたい人と買いたい人が納得したら契約になるわけですから、もし仮に約定できなければ、結局売れないということになります。
マネーゲーム的な側面が強いので、大きく儲けられるケースもまれにありますが、基本的にはかなりリスクが高いといえます。
まとめ
長期的な視点で見たら、このようなマネーゲーム的な投資はあまりおすすめできません。
しかも、売買の成立は、より大きな株数で取引している人のほうが優先となります。
ですから、そもそも、たったの100株などでは売買が余計しずらいというのがあります。
計算上では、うまくいけば大きなもうけを得られそうにも見えますが、その分、上場廃止のリスクや、約定が難しいというリスクもついてまわるので、これらの取引はやらないほうがいいかもしれません。
特に初心者は、損をするケースの確率のほうが高いので、まずは、安定した銘柄で利益を出せるようにしていくのがよいでしょう。
この記事へのコメントはありません。