中国人の「爆買い」というのが2015年の流行語大賞になった。そのぐらい、今年は、中国人が日本に訪れた年でもある。2000万人の訪日客を突破し、2016年の経済成長の一つにインバウンドが入っており、政府は今年3000万人の訪日客を目標として掲げている。
2016年もインバウンド関連銘柄は注目できるがその中でも初心者が買いやすくおすすめな銘柄に絞って紹介したいと思う。
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インバウンド関連銘柄本命
ラオックス<8202>
国内最大級で15店舗、日本で免税店を展開するラオックス。中国本土などでも事業展開している。親会社の「蘇寧電器」がラオックスを支えてきた。2015年、中国人の「爆買い」が話題になったほど、免税店での購入が増え、それにともなって、ラオックスの売上も増加した。
しかし、出典コストが先行したことで、第3四半期の営業利益が思ったより伸びず、期待が高かった分、現在は、株価を下げている状況だ。
ここ一年の株価の推移だが、7月ごろをピークに株価を大幅に下げている。しかし、2016年、更にインバウンド関連銘柄が伸びる材料として、政府がインバウンドの規制緩和を強化している。いままでは、1万円以上を免税対象にしていたが、5000円以上に修正されている。
これによって、さらに、免税店に足を運ぶ中国人が増え、爆買いのステージ2となり得る可能性はある。
さらにプラス材料としては、最近の欧州はテロ騒ぎで、欧州への旅行者が激減している。その代わり、日本へ旅行するひとが増えているのである。これは、2016年はしばらく続くであろう。シリアの難民問題や、テロ問題を抱える欧州は、逆にアジア圏への旅行者増という形を作っている。
しかし、不安材料もないわけではない、昨年のチャイナショックで、中国経済が鈍化傾向にある。そうなれば、中国人の財布のヒモも固くなる可能性はある。中国経済の鈍化は、しばらく続くと専門家の多くが予想している。
あと、関係があるかどうかは、微妙だが、中国の一人っ子政策がなくなった。そうなると、子供にお金がかかるようになる。まあ、しかし、中国人の多くが、一人っ子政策を解除しても子供を産みたくないという人が多いらしいが、これが今後の中国経済にどのように影響してくるか注力したい。
まとめ
あえて、ラオックスのみとして紹介した。中国関連で、レナウンなどもインバウンド関連銘柄としてあげられるが、2015年4月に急騰してから、年末まで徐々に下がり続けた。東京都の江東区に本社を置く、アパレル関連企業である。中国の繊維会社大手、山東如意グループ(山東省)の連結子会社だ。
株価は120円前後を推移していて、単元株数は100なので、12,000円と超低価格で買える銘柄ではあるが、好材料がでないとなかなか上昇できる様子はない。
割安感で買っておいてもいいかもしれないが、判断はお任せする。
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