フィンテック関連銘柄本命の一覧

株式市場で金融「Finance」と情報技術「Technology」を融合した「フィンテック」が今とても注目されている。農業革命、産業革命、IT革命に次ぐ第4の波とも言われているフィンテック。そんなフィンテック関連銘柄本命をまとめていく。

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フィンテック関連銘柄を見る時の縦軸と横軸

フィンテック関連銘柄本命を見る上で縦と横の側面から見ていきたい。まずは縦軸だが、この縦軸は2つの側面をもっている。一つは、すでに上場していてフィンテック事業を展開しているフィンテック関連銘柄。そして、もう一つは、非上場の関連ベンチャーへ出資や業務提携という形でかかわっている上場銘柄。

次に横軸だが、これはフィンテックの5つのテーマで見るということ。フィンテック関連銘柄は主に

  • 「仮想通貨」
  • 「電子決済・決済代行」
  • 「クラウドファンディング」
  • 「フィンテック専用ファンド」
  • 「スマホ家計簿や会計ソフト」

が主なところだ。

フィンテック関連銘柄には今後銀行も積極的に参入してくる。日本の金融庁がフィンテックに積極的になっている。フィンテック関連銘柄は一時的なブームではなく、中長期的に伸びてくる銘柄である。

フィンテック関連銘柄を買う時のポイント

フィンテック関連銘柄の縦軸と横軸の部分で説明したように、一言で「フィンテック関連銘柄」と言っても、かなり幅広い分野であることがわかると思う。

そこで、自分がどの銘柄を買うのかを絞る上で、ある程度テーマ分けすることが大事だ。そうしなければ、結局どの銘柄も値上がりしそうに見えてきて、どれを買っていいかわからなくなる。

私が、銘柄を買う時のテーマ分けのやり方を紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

その1 大型株、中型株、小型株で分けする

フィンテック関連銘柄を見た時に、最初に大型株なのか中型株なのか小型株なのかで色分けする。

※時価総額が大きく流動性の高い100銘柄(「TOPIX 100」、「TOPIX Core30」、「Large70」の算出に使用する銘柄)を「大型株」、次の400銘柄(「TOPIX Mid400」)を「中型株」、残りの銘柄(「TOPIX Small」)を「小型株」として分類

このやり方は、もっともポピュラーな色分けの仕方で、株初心者であれば、まずこの辺から色分けすると良い。株初心者の個人投資家は、なるべく小型株を買うのをおすすめする。

大型株は、機関投資家が売買しているので、全く予想できないような値動きをすることがある。為替の変動も大きく受けやすい。しかも、購入金額も高めであるため、まずは小型株から攻めると良いだろう。

その2 テーマで分ける

おもなフィンテック関連銘柄のテーマを分けると次のようになる。「仮想通貨」「電子決済・決済代行」「クラウドファンディング」「フィンテック専用ファンド」「スマホ家計簿や会計ソフト」だ。

例えば、スマホ家計簿などであれば、「マネーフォワード」などが有名だが、自分で使ってみて使い勝手を感じることで、実際にその会社のサービスに触れることができる。自分で利用しているサービスに関連する銘柄であれば、愛着もわくし、買いやすいものだ。その会社のサービスがどんどん向上していけば、将来性を体感することもできる。

フィンテック関連銘柄本命をテーマごとに見る

フィンテック関連銘柄本命を先ほどの5つのテーマに分けてご紹介する。

仮想通貨 本命銘柄

セレス<3696>

「モッピー(moppy)」というポイントサイトを知っているだろうか。モッピーは知らなくても、「げん玉」は知っている人はいるかもしれない。モッピーはげん玉のようなポイントサイトのサービスだ。この、モッピーを運営しているのが、「セレス」である。

現在500万人の会員を抱えるポイントサイトである。その他にも「モバトク」「お財布.com」「モッピージョブ」などを運営している会社だ。特にスマホで利用しやすくなっているので、女性や主婦などに人気のサイトである。

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電子決済・決済代行 本命銘柄

ソースネクスト<4344>

セキュリティソフトで有名な銘柄なので知っている方も多いと思うが、この銘柄を本命視する理由は、私が注目しているマネーフォワードへ出資しているからだ。他の銘柄も出資しているが、あえて、この銘柄を本命視したのは、セキュリティ面でも期待できる点だ。2020年の東京オリンピックまでに、サイバーセキュリティ面の強化は国をあげて行われいる。そういう面でもソースネクストは注目できる銘柄といえる。それに合わせて、フィンテック関連銘柄として、私の注目しているマネーフォワードへ出資しているということが、さらに信用度を上げている。

ソースネクストの株価は、2015年9月あたりで、400円近くまで下がったが、その後上昇しており、現在は、600円前後を推移している。今後、マネーフォワード上場という話があると予想している。(いつになるかは不明)その時に関連銘柄として上昇することも踏まえて、本命視したい銘柄だ。

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クラウドファンディング 本命銘柄

マーケットエンタープライズ<3135>

クラウドファンディングは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことで、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語だ。2015年11月4日(水)に「ヤフオク!」と「電通ソーシャル・デザイン・エンジン」がリユースを通じて人の夢や未来を応援する新しいしくみのクラウドファンディングサービスである「reU funding(リユー ファンディング)」というサービスを提供している。

そのサービスにマーケットエンタープライズは、サービス連携の協力をしたことを2015年10月27日に公式発表している。現在、株価を下げているが、2016年にこのサービスの認知度が拡大すれば株価上昇もありえる。フィンテック関連銘柄のクラウドファンディング関連銘柄として抑えておきたい。

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フィンテック専用ファンド 本命銘柄

SBIホールディングス<8473>

SBIホールディングスは、2015年12月22日の日経新聞で、金融とIT(情報技術)を融合した「フィンテック」に関わるベンチャー企業に投資する新ファンドを立ち上げると報道された。SBIに加えて横浜銀行やソフトバンクなど 計20社が出資し、当初の規模は150億円と同種のファンドでは国内最大となる。フィンテックに携わる新興企業の成長を促すとともに、将来有望な技術の発掘をねらう。

SBIホールディングスは、マネーフォワードへの出資も行っている、フィンテック関連銘柄本命の一つである。

スマホ家計簿や会計ソフト 本命銘柄

クレディセゾン <8253>

2015年6月1日にフィンテック関連へ投資するための「セゾン・ベンチャーズ」を設立している。この銘柄もマネーフォワードへ出資をしているのがポイントだ。マネーフォワードは、つい先日も大幅な機能強化を行いアップデートしている。

マネーフォワードを利用するとわかると思うが、その機能の豊富さとすごさに驚かされる。そういう意味でもマネーフォワードに積極的に関わっている点で、フィンテック関連銘柄本命として上げておきたい。

まとめ

フィンテック関連銘柄本命をテーマ別に1つずつ上げてみた。しかし、この他にもフィンテック関連銘柄はかなりの数がある。ラクーン<3031>ロックオン<3690>さくらインターネット<3778>、インフォテリア<3853>は、2015年12月30日に物色されて株価が上昇した。決済サービスを手掛けるASJ<2351>、ビリングシス<3623>、メタップス<6172>なども注目銘柄といえる。

あえて挙げなかったが、NTTデータ <9613>、野村総合研究所 <4307>、ISID <4812>などはかなり早い時期からフィンテック関連銘柄としては大御所的な銘柄といえる。

全てあげたらきりがないので、自分的フィンテック関連銘柄本命をまとめさせてもらった。あくまでも、自分の投資スタイルなので、鵜呑みにせず、参考程度にしてもらいたいが、数ある銘柄から選ぶときは、どの視点で、どのように絞り込むかが重要になる。

2016年は、申年で、飛躍の年と言われている。過去申年の株価の勝率は、4勝1敗だ。この勝率であれば、今年の申年も勝てそうな気がする。

この記事の著者・監修

株ビギナードットネット編集部

生徒数5000名を超える、株式投資のスクール『株アカデミー』にて講師として普段は株トレードのやり方を教えています。その講師陣が編集部としてこの「株ビギナードットネット」運営しており、特に株の初心者・入門者に向けて、株の基礎知識や用語などをわかりやすく解説しています。
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