デイトレードとは?初心者がデイトレを始める時に読むマニュアル

デイトレードを始めようと思っている初心者は、一日数回トレードをして利益を積み重ねられると思っているだろう。
でも、デイトレには絶対に必要な知識や考えがあるのだ。最後まで読んでもらうとそこには気づきがあり理由がある。デイトレを始める時に読むマニュアルを作成してみた。

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デイトレードとは?

デイトレード(以下、デイトレ)は、新規注文してから決済注文までを1日の中で完結させるトレードスタイルのことである。少なくても一定の含み益が出れば決済して確定し、逆に、少なくても一定の含み損が出たときはロスカットして一旦ポジションをクローズする手法である。

デイトレのメリットは?

デイトレのメリットは、一日の中で何回も利益を狙えることである。値動きが少ない相場であっても、その値動きを小まめに収益につなげることが可能である。
また、ポジションを翌日に持ち越さないため、米市場の相場変動のリスクを取らずに済むこともメリットとされている。

デイトレのデメリットは?

デイトレのデメリットは、一日の中で何回も取引を繰り返すため、日中の時間を取られてしまうこと、また取引の都度、スプレッドを含む各種売買手数料のコストが発生することが挙げられる。
特に、先物などレバレッジをかけたデイトレ取引を行う場合のリスクは、差し入れた証拠金の割に大きなリターンが狙える代わりに、証拠金が消失するほどの損失が膨らむことも起こり得る。

初心者がデイトレで稼ぐ方法

どのように利益を上げる?デイトレこそ資金管理の必要性

どのようにしたら利益が挙げられるのか。なるべく安く買って、なるべく高く売ることで利益が挙げられるが、そのためにはマーケットが気にしているニュースを読み取ることや値動きの大きな流れを把握することにより、利益を見込める銘柄やポジションを取るタイミングを探し出すことが出来るとされる。

利益を上げる方法にばかり気が行きがちだが、デイトレは一日に何回も取引をする為、損失が膨らむ可能性をはらむことから資金管理が極めて重要になるとされる。
損失ポジションが膨らむとき、最も避けねばならないのは、「冷静さを失い、本来であれば取引に注ぎ込むべきではない資金にまで手を伸ばし、追加証拠金を差し入れてしまうこと」である。競馬好きの人が生活費にまで手を付けてしまい、一文無しになるストーリーに似ているかもしれない。

特に、重要経済指標の発表や突発的なニュースの報道がされた瞬間、マーケットがそれらの新情報を価格に織り込もうと動意づくことがある。この短期間の価格の揺れを捉えて利益を狙う手法を得意としている投資家もいるが、昨今のクオンツ取引などに代表されるコンピューターによる自動売買システムの発達により、その収益機会は薄くなっているというのが一般的な解釈であり、コンピューターの売買速度は1000分の1秒以下とも言われ、人間の手動操作とは比べ物にならないスピードとされる。このような競争環境に身を置いていることを頭の片隅に置きつつ、自己の資金管理のルールを忠実に守ることが何より重要である。

マーケットを読み取るファンダメンタルズ分析

ファンダメンタル分析とは

ファンダメンタル」という言葉を聞いたことがあるだろうか? アナリストやアナウンサーが、経済や金融市場の話題の中で、「ファンダメンタル的には・・・」、「ファンダメンタルは改善して・・・」などという使い方をするのを耳にしたことがあると思う。
ファンダメンタルとは、国や企業などの経済状態などを表す指標のことで、「経済の基礎的条件」のことである。国や地域の場合、経済成長率、物価上昇率、財政収支などがこれに当たり、企業の場合は、売上高や利益といった業績や資産、負債などの財務状況がこれに当たる。

資本主義経済、市場経済の現代においては、株式や為替など様々な金融商品が投機の対象になっており、市場参加者は皆、次の瞬間、相場がどう動くかを予測し、利益を得ようと試行錯誤している。相場がどう動くかを予測する根拠はいろいろとあるが、その筆頭がファンダメンタルズである。今後の世界経済は上向くのか下向くのか、米国と欧州と日本の成長率や物価上昇率はどう変遷していくのか、国家財政はどうか等を注視して、それを基に経済がどう動くのかを予測することにより、金融商品の変動を予測する。

通貨政策

トランプ大統領就任後、ドル高政策を採るのではないかと騒がれている。金融市場は、基本的に将来を予測した思惑で動く側面が強く、実際、株式相場はトランプ大統領やFRBの動向を注視して動く状況が続いている。

景気

各国の景気の中でも、米国、とりわけ雇用情勢が最も重要と言われている。米国の金融政策は、雇用の安定を第一目的に置いており、雇用状態が悪くなれば金融緩和を、雇用状態が改善しバブル膨張の懸念が生まれる際には金融引き締めに動く。

貿易収支

日本の貿易黒字が増えれば円高、逆に貿易黒字が縮小、赤字に転換すれば円安になる傾向がある。

物価

一般的に、物価上昇は金利上昇要因であり、物価下降は金利下降要因である。雇用と並んで、物価の動向が、その国の金融政策の方針を左右し、その結果株式相場にも大きな影響を与える。

金利

基本的に両国の金利差が拡大すれば、金利水準の高い国の通貨が買われる傾向がある。

このように、いろいろな要因の組合せにより金融市場は変動しており、これを分析するのがファンダメンタル分析である。
ファンダメンタルズを勉強したからと言って取引の勝率が上がるわけではないが、過去の為替変動の理由の要因を理解したり、誰かに説明したりするときには便利である。何より、私たちの生活の基盤にある経済、市場がどのように動いているのかを知ることは、一生活者としても意味のあることではないだろうか。

流れを読み取るテクニカル分析

テクニカル分析」という言葉を耳にしたことがないだろうか?
株式のトレードをこれから行う方向けに、テクニカル分析について、できるだけわかりやすくご紹介する。

テクニカル分析とは

テクニカル分析とは、相場の先行きを予想するために、過去の値動きチャートを分析する手法である。
テクニカル分析のみを根拠として取引を行っているトレードの方も多くおり、テクニカル分析専門のアナリストも大勢いる。経済要因を分析するファンダメンタル分析と、双頭を成す代表的な分析手法である。株式相場も、個別銘柄を見ると銘柄によって、チャートの形に特徴が表れていることが珍しくない。

テクニカル分析の種類

テクニカル分析の種類は多岐にわたり、それぞれの特徴がある。値動きのトレンドを分析する「トレンド系」と、買われ過ぎや売られ過ぎを判断する「オシレーター系」、また歴史は繰り返されるとの認識から、価格の変動の波を見る「サイクル分析」、チャートのローソク足の動きを追い売買タイミングを図る「パターン分析」などの分析方法もある。

A) 価格の方向性がわかる「トレンド系」

トレンドとは、相場の動く方向性のことである。日本語で言えば、趨勢。金融市場は、細かい上下運動を繰り返しながら、一定方向に向かっていく特徴があるので、この流れを捉えようとする分析をすることをトレンド分析という。相場を予想する上で、重要なニュースや経済指標などを参考にするのも重要だが、チャートを使ってのトレンド分析を理解すれば、売買のポイントが見えるようになってくる。トレンド系は、値動きに方向感があるなかで順張りの投資をする際に用いる。移動平均線やトレンドライン、新値足、ポイント&フィギュアなどが代表的である。

移動平均線分析

移動平均線とは、一定期間の値動きの平均値をグラフにしたもので、その仕組みの単純さから多くのトレーダーに利用されるテクニカル分析の代表的な手法である。

チャートパターン分析

チャートの動きにはいろいろパターンがある。過去のいくつかのパターンから相場の法則性を見出したのが、パターン分析といわれるものである。このパターン分析を使ってトレンドを読む方法について、ここでいくつかご紹介する。

その他の主なトレンド系の分類
・一目均衡表
・ボリンジャーバンド
・パラポリック
・ポイント・アンド・フィギア
・ペンタゴンチャート

B) 買われ過ぎ・売られ過ぎがわかる「オシレーター系」

相場の方向性を探るための「トレンド系」と並ぶ代表的な手法が、オシレーター系の手法である。現在の価格水準が買われ過ぎなのか、それとも売られ過ぎなのかを判断するための分析手法として「オシレーター系」と呼ばれるチャートもある。ストキャスティクスやRSI、MACD、ボリンジャーバンドなどが有名だが、一般的に、オシレーター系は、一定の価格帯にとどまることを前提として考え方なので、相場が勢いよく動き始めているときよりも、揉み合い相場が続いているときのほうが有効に機能する。

ストキャスティクス

ある計算式に基づく指数の動向を注視し、売られ過ぎのときには買いシグナルとみなし、買われ過ぎのときには売りシグナルとみなす手法である。

その他の主なオシレーター系の分類
・RSI
・ストキャスティクス
・DMI
・MACD
・CCI

ファンダメンタル分析とテクニカル分析、結局どちらが良いの?

資本主義経済、市場経済の現代においては、株式や為替などあらゆる金融商品が投機の対象になっている。市場参加者は皆、次の瞬間、相場がどう動くかを予測し、利益を得ようと試行錯誤している。このようにして多くの人が相場分析の世界に足を踏み入れる。

それでは、ファンダメンタル分析テクニカル分析、結局どちらが有効なのか。

様々な議論や意見があるが、事実として、多くの人はその両方を取り入れている。一般的に言って、中短期的にはテクニカル、長期的にはファンダメンタルを重視する傾向がある。

個人的には、相場の勝率を高めることを目的とした場合、どちらもさほど直接的な効果はないと考える。
理由は簡単で、いずれも過去の経験則の分析に過ぎないからである。別の言い方をすれば、もし直接的に有効な分析手法があったとしても、その手法を皆が使い始めた時点でその優位性は消え去るからである。

ただし、決して分析を行う努力が無駄だと言いたいわけではない。長期的に見れば、ファンダメンタル分析によって経済要因と相場市場の関係を理解したり、テクニカル分析によって市場参加者の行動・心理を紐解いたりすることは、意味のあることだろう。

ベストな注文のタイミングとは?

日本に住む場合、デイトレに適している時間は日中と言われる。なぜなら、株式市場が開いているのが日中であり、また社会経済が稼働しているのが日中だからである。結果として、市場参加者が多く、また何かニュースが発生した際にはタイムリーに情報が入手できるなどの利点もあるため、効率の良い取引を行うことが可能となる。

また、利益確定のタイミングは、人それぞれの戦略によるとことが大きいが、予め値幅を決めておく手法が一般的である。セオリーとしては、「損切りは小さく、利食いは大きく」。

相場に向き合うことが難しい時間帯は、指値注文や逆指値注文の取引方法が有効である。

デイトレに最適な証券会社の選び方とは

それでは、デイトレを行うのに適当な証券会社は、どのようにして選べばよいのだろうか。一般的には、取引手数料が安いこと、ユーザーインターフェースが使いやすいことなどが基準となる。

デイトレは、一日の中で頻繁に取引を行うため、取引回数が必然的に多くなる傾向にある。取引の都度、一定の手数料を証券会社に支払わねばならないため、この手数料が高いか安いかという問題は、運用成績に小さくない影響を与える。

また、ユーザーインターフェースが使いやすいことも重要な要素である。数秒単位での売買により利益を狙うこともあるデイトレでは、俊敏性の高い取引実行が可能なインターフェースを用いるのと、そうでないのとでは大きな差につながりかねない。

ネット証券を選ぶべき理由

それでは具体的には、どのような証券会社を選ぶべきか。結論として、店頭対応を行うような総合証券会社ではなく、店舗を持たないネット証券を選ぶべきだろう。最大の理由は、手数料の安さである。店頭対応を行うような総合証券会社は、店舗を構えるための不動産コストや人的コストを負担しており、延いてはこれが手数料に反映されており、手数料は高水準になる。他方で、ネット証券の場合は不動産コストも人的コストも発生していないため手数料が相対的に安い。

また、店頭対応を行うような総合証券会社と、店舗を持たないネット証券では、注文スピードも異なる。ネットで注文すればコンマ数秒のタイムラグで約定となるが、店頭対応や電話対応での注文では、数十秒から数分のタイムラグを許容せねばならず、一瞬の判断で勝負をしたいデイトレには適さないことは自明である。

こちらの記事(株初心者におすすめ 証券口座開設のまとめ)に詳しくネット証券の事を書いているので、ぜひ参照してほしい。

手数料で選ぶべき

上述したように、手数料が安いネット証券を選ぶべきである。実際、手数料はどの程度違うのだろうか。
以下に、ネット証券会社と、総合証券会社の手数料の比較表を掲載するので、参照いただきたい。

手数料の金額に加えて、インターフェースの使いやすさや困った時のサポート体制など、ご自身が求める基準で選ばれることをお勧めする。尚、証券口座開設自体に手数料が発生することは無いので、気になる証券会社で並行して口座開設し実際に利用してみると、より自分に適した証券会社が見つかるかもしれない。

証券会社10万円50万円100万円
SBI証券139円272円487円
楽天証券139円272円487円
カブドットコム証券90円250円990円
マネックス証券100円450円1000円
松井証券-500円1000円
岡三オンライン証券99円350円600円
ライブスター証券80円180円340円
GMOクリック証券88円241円436円

証券会社 10万50万100万
野村證券ネット150円515円1029円
電話2808円4212円11967円
大和証券1000円1725円3450円
SMBC日興証券125円400円800円
東海東京証券1500円1500円3450円

4. デイトレ向きの銘柄を見つけるコツとは?

証券口座が開設できたら、いよいよ実際の取引である。個別銘柄を対象に取引を行う場合、銘柄を選ぶ必要がある。むやみやたらに銘柄を選ぶのは得策ではない。どのような基準で銘柄を選ぶべきか。

結論として、流動性が高い銘柄を選ぶべきである。流動性とは、市場での取引のしやすさである。一般的に、頻繁に取引が成立している銘柄は流動性が高いと表現する。デイトレでは、頻繁に取引を行うことにより利益を積み上げたいため、売買を行いたいと思ったタイミングで即座に取引が成立する、すなわち売る相手、買う相手が見つかることが重要となる。

デイトレに向き不向きな銘柄の特徴

逆に、デイトレに不向きな銘柄とは、流動性の低い銘柄、すなわち売る相手、買う相手と出合いにくい銘柄である。売買を行いたいと思ったタイミングがあっても、取引が成立せず、利益確定の機会を逸したり、損失確定の機会を逸して損失が意図せず拡大してしまう可能性をはらむ。

また、一日の中で値動きが少ない銘柄も避けるべきである。値動きが無ければ、利益ポジションになることも無い。

値動きの違い

実際に、値動きの大きい銘柄と、小さい銘柄のチャートを見てみよう。
まずは、値動きが小さい銘柄のチャートである。損失発生の可能性が低い代わりに、利益獲得の機会も少なく、デイトレには不向きな銘柄と言える。

デイトレ

一方、値動きが活発なチャート。値動きが大きく、利益獲得の機会が豊富にあることがわかる。

デイトレ2

流動性が高く、一日の中での値動きも大きい銘柄が、デイトレに適していると言える。

まとめ~補足

以上、デイトレの基本について見てきたが、改めて重要なポイントをまとめておく。
まず何より、デイトレはメンタルの要因が大きいこと。平常心を保ち、予め定めてポリシーに基づいて淡々と取引することが重要である。
取引を行うに当たっては、経済要因に根拠を見出すファンダメンタルズ分析、チャートの形状に根拠を見出すテクニカル分析などの手法がある。
注文のタイミングは、日本に住む場合、デイトレに適している時間は日中と言われる。なぜなら、株式市場が開いているのが日中であり、また社会経済が稼働しているのが日中だからである。
証券会社を選ぶにあたっては、取引手数料の安いネット証券がお勧めである。
また、デイトレに適した銘柄は、流動性が高く、一日の値動きが大きいことを基準に選定する。

リスクをみて資金管理を大切にする。

以上、デイトレの基本事項についてご紹介しましたが、いかがだろうか。
安く買って高く売る」という原則は変わらないが、トレードの頻度によって、また取引スタイルにかなりの差が出る。ご自身の性格や好みによって向き不向きがあるので、自分にあった取引方法を採用されることをお勧めする。
大きく勝ちたいと誰もが願うが、大きな利益を狙うことは大きな損失発生リスクを取ることでもある。コツコツと利益を積み重ねていても、一回の大負けで利益どころか手元資金を全て失うこともある。ぜひ、「負けないこと」を第一目標に掲げ、地に足着いた取引姿勢を取っていただきたい。


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